2月28日(土)に公開される映画「くちびるに歌を」で主演を務める女優の新垣結衣さんのインタビューをお届けする。
本作は、長崎県・五島列島の中学校を舞台に、臨時教員・柏木ユリ(新垣結衣)が合唱部の顧問となり、生徒たちが誰にも言えない悩みを抱える柏木の心を動かしていく物語。
■台本を読んでみていかがでしたか?
新垣結衣:台本を読んだ時は王道の青春映画なのかなって思っていたのですが、できあがった映画を観た時に、“ただの青春映画ではない”と思いました。大人の方に対して響くところがあったり、年齢を問わず、いろんなことを思い出させてくれる映画だなと純粋に思いました。
■ピアニストで臨時教員役という設定ですが演じていかがでしたか?
新垣結衣:教師役ということに関してはプレッシャーは無かったんですけど、ピアノを演奏することに対してはプレッシャーを感じました。自主練も行うようにしたり、やるからにはできる限りのことはしたんですが、本番になると指が動かなくなったりしました。
■生徒たちの演技を見ていかがでしたか?
新垣結衣:合唱部を演じた生徒たちが、本当に伸び伸びしていて、まっすぐで、(私の15歳の頃より)ガムシャラだったなとか、生徒たちを見てて羨ましいなと思ってました。生徒たちからも教えられることがありました。
■撮影の合間の生徒たちとのエピソードを教えてください
新垣結衣:地元の方たちがバーベキュー大会を開いてくださって、そこに食材を持って来てくださって、そこでコミュニケーションを取って生徒たちと話してました。学校内が本当に暑くて、柏木は涼しい顔をしてないといけないからなるべく動かないみたいな・・・。時間に余裕がある時は生徒たちに声をかけたりして、それを生徒たちは喜んでくれていたみたいです。
■学生時代の合唱の思い出を教えてください
新垣結衣:校内の合唱コンクールで、「カノン」を歌いました。ちょっと難しいんですよ。ほかのクラスは振りを付けたりして楽しそうな曲を歌っていたんですけど、「私たちの曲は難しいね!」みたいな感じで話していた記憶があります。
■音楽の先生との思い出や恩師との思い出はありますか?
新垣結衣:小学校の時の音楽の先生の顔しか思い出せないんですけど、音楽の先生は基本的にハキハキしてるなと思うんですけど、とても柏木の役作りには参考にはならなかったです。正反対の性格だったので・・・。(思い出のある恩師は)高校3年生の時の担任で、女性の英語の先生なんですけど、結構ガミガミ言う厳しい先生で、(お仕事で)徐々に忙しくなってあまり学校に行けず、卒業できるかできないかという状況のときに、(学校の放課後に)課題をしていたら、普段ガミガミキャラなのに、すごい屈託の無い笑顔で“新垣!”と言って入ってくるとすごいホッとして、そこにいてくれるだけで嬉しかった思い出があります。
■ピアノを弾くシーンがありますがいかがでしたか?
新垣結衣:ピアノには憧れがずっとあったので、映像の中でピアノを弾いてるのを観られて嬉しいです。1曲全部弾けるわけではなく、撮影に使う部分に絞って練習をしていたので、いつか丸々弾けるようにはなりたいと思ってます。
■新垣結衣さんの15歳の頃の思い出を教えてください
新垣結衣:中学一年生からお仕事を始めて、週末東京に通っていて、一応部活にも入って女子バスケ部のマネージャーをやっていて、中学時代は学校というものをそれなりに時間を過ごして、人並みに悩んだり楽しんだりしながら過ごしてました。
■桑原サトル役の下田翔大さんは大人しい感じの役どころでしたがいかがでしたか?
新垣結衣:下田君は小学校6年生ですごい無邪気で、無防備というか、グイグイ話しかけてくる子だったので、(学校の宿題を)グズグズしてると“早くやっちゃえ!”とか言わせてもらってました。
■仲村ナズナ役の恒松祐里さんとかどんなことを喋りましたか?
新垣結衣:ナズナ(恒松祐里)は部長役だし、普段から結構みんなを引っ張っていくのが好きな子らしくて、この作品にすごく真正面から向き合っていたから、ナズナとは距離感はしっかり普段からあった気がします。でも、最後の方のバーベキュー大会の時には結構喋りました。夏休みの宿題でいろいろ悩んでいたので、“どうにかなるよ!”と言いました(笑)。
■桐谷健太さんとの共演はいかがでしたか?
新垣結衣:大人の役者さんたちは飛び飛びで撮影が入っていて、桐谷さんが島に来てくれると新鮮な気持ちになって気分転換になりました。この映画の中で一番気楽に観れるキャラクターで、桐谷さんの良さがすごい出てるなと思いました。
■車を運転されるシーンがありましたが、あのおんぼろ車を最初に見た時の感想やエピソードを教えてください
新垣結衣:美術さんすごいなと思いました。あそこまで作りあげているので、見れば見るほど細かいし、それに柏木を乗せようというセンスが素晴らしいなと思いました。あの車に乗ってるシーンを撮る時はワクワクしました。
■この映画を観て、春に合唱部に入る学生もいらっしゃると思いますが、その学生たちに向けてメッセージをお願いします
新垣結衣:歌うことは声も出すけど、気持ちも出したり、とにかく“出す”という作業は人間必要なことだと思うので、すごく気持ちがいいと思うのでおススメです。合唱部に入ったからにはとことん出して楽しんで、気持ちの良い合唱部ライフを送って欲しいなと思います。私も生徒たちを見てて入りたくなったから私の分も楽しんで欲しい。
映画「くちびるに歌を」は2月28日(土) 全国ロードショー♪
映画「くちびるに歌を」
舞台は、長崎県・五島列島の中学校。ある日、天才ピアニストだったと噂される臨時教員の柏木先生が、東京からやってくる。合唱部の顧問となった柏木先生は、コンクール出場を目指す部員に、“15年後の自分”へ手紙を書く課題を出す。そこには、15歳の彼らが抱える、誰にも言えない悩みと秘密が綴られていて・・・
キャスト:
新垣結衣
木村文乃、桐谷健太
恒松祐里、下田翔大、葵わかな、柴田杏花、山口まゆ、佐野勇斗、室井響
渡辺大知、眞島秀和、前川清、木本武宏、石田ひかり(特別出演)
木村多江、小木茂光、角替和枝、井川比佐志
監督:三木孝浩『陽だまりの彼女』『ホットロード』 原作:中田永一(「くちびるに歌を」小学館刊)
主題歌:アンジェラ・アキ「手紙 ~拝啓 十五の君へ~」(EPICレコードジャパン)
音楽:松谷卓 脚本:持地佑季子 登米裕一
製作:『くちびるに歌を』製作委員会(アスミック・エース、ポニーキャニオン、小学館、電通、レプロエンタテインメント、巖本金属、KDDI、GYAO!)
配給:アスミック・エース
©2015 『くちびるに歌を』製作委員会 ©2011 中田永一/小学館
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