三森すずこ主演の舞台『擾乱』が開幕 蒼井翔太、Raychell、伊藤彩沙らアニメ版の声優も出演、

ニュース 声優 女優 舞台・ミュージカル
舞台「擾乱」キャスト
舞台「擾乱」キャスト

声優の三森すずこさんが主演する舞台『擾乱THEPRINCESSOFSNOWANDBLOOD~陽いづる雪月花編~』が28日に開幕。東京・明治座にて11月7日まで公演を行う。大千秋楽の模様は配信も行われることが決まった。

メディアミックス作品『擾乱THEPRINCESSOFSNOWANDBLOOD』は、徳川家が権力を握り続けた史実とは異なる歴史をたどった日本を舞台に、政府直属の処刑人組織「鵺」と政権打倒を掲げる反体制派組織との争いを描く。舞台版ではアニメの前日譚が明かされる。

雪村咲羽役の三森すずこをはじめ、蒼井翔太、Raychell、伊藤彩沙、小林親弘がアニメ版と同じ役柄で出演する。出演はほかに、富田麻帆、相羽あいな、岩田陽葵(Wキャスト)、小原莉子(Wキャスト)、根岸愛、そして、凰稀かなめ らが顔をそろえる。

生の舞台ならではの臨場感、プロジェクションマッピングや回り舞台を駆使した迫力もさることながら、役者の身のこなしから感じられるキャラクターの存在感、セリフの間合いからも感じられる感情など、アニメとはまた違った魅力が詰まっている。

『擾乱THEPRINCESSOFSNOWANDBLOOD』公式ホームページ https://joran.jp/

あらすじ(資料より)

時は明治64年秋。舞台は徳川慶喜が絶対権力を維持し続けている日本。街は明治時代の文化の色を残しつつも、科学技術と陰陽道の発展が進み近未来的な雰囲気を醸し出していた。しかし、きらびやかな街の裏には、慶喜暗殺すなわち体制の崩壊を目論んでいる輩、反体制派組織“クチナワ”が影を潜めていた。その駆除を任されたのは、政府の闇の処刑人組織“鵺”。鵺に所属する雪村咲羽(三森すずこ)は同居人の浅陽(伊藤彩沙)と共に、表向きは露草古書店の店主として日々を過ごしているが、実は幼い頃、クチナワの首領・蛇埜目(じゃのめ)に家族を殺害され、家族の仇を討つことを目的に生きていた。

ある日、雪村、月城真琴(蒼井翔太)、花風エレーナ(Raychell)は、鵺の統治者である葛原仁(小林親弘)から呼びだしを受ける。最近街では墓地から遺体が盗まれる事件が多発しており、それが不老不死の研究を進める蛇埜目の仕業だと踏んだ葛原は、遺体消失事件についての調査を月城に命じた。一方で昨晩、徳川慶喜の孫娘・徳川暁子(富田麻帆)が誘拐されたという。現場に残された遺留品が、宗教組織“青龍会”のものであると判明し、雪村と花風はお互いに敵対しながらも徳川暁子奪還のため青龍会へと潜入することとなった。

2人は青龍会の入会希望者として拠点の廃船へと足を踏み入れるが、外観とは打って変わって青龍会の雰囲気は明るく、雪村と花風は狐につままれたような気持ちであった。教祖である青龍(凰稀かなめ)が現れるやいなや、信者たちに次々と救いの言葉を述べてゆく。青龍は雪村を指さし、家族を殺された過去を言い当てるが、話を断固として認めない雪村は、修行部屋へと幽閉されてしまう。そこで雪村は、「かつて死んだはずの青龍が生き返った」という奇妙な話を耳にする。

時同じくして、東亰城内。月城は、徳川慶喜に刃を向けた裏切り者の男を捕らえた。話を聞くと、彼は青龍会の信者であり、徳川慶喜暗殺計画を企てていたという。

果たして遺体消失事件の真相はいかに。
そして青龍会の目的とは一体――。