【SUPER☆GiRLS インタビュー2】リーダー 阿部夢梨が卒業「夢梨さんは教科書に載ってもいい存在」(!?)

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SUPER☆GiRLS (左から)柏 綾菜、竹内ななみ、阿部夢梨、門林有羽、羽渕花恋
SUPER☆GiRLS (左から)柏 綾菜、竹内ななみ、阿部夢梨、門林有羽、羽渕花恋

これまでGirls Newsのインタビューに何度も登場してくれたSUPER☆GiRLSのリーダー・阿部夢梨さん。そんな彼女へ、愛する後輩たちとともに最後のインタビュー。卒業を間近に控えた今の思い、そして後輩たちが夢梨さんへの思いを語った。

★ニューシングル『Heart Diamond』について詳しく語ったインタビュー前半

--柏さん、羽渕さんら6期メンバーがSUPER☆GiRLSに加入して1年弱。二人の成長を先輩から見て感じますか?

阿部夢梨「そうですね。加入してまだ1年経っていない中で、たくさんの楽曲を覚えてくれて一生懸命ついてこようという姿を見て、こっちも刺激を受けています」

--新曲だけでなく、ライブ前には覚える既存曲もたくさんありますしね。

阿部「そうなんですよ」

柏綾菜「自分的には最近やっと馴染めてきたのかなという気がします。ライブをしていても自分のことで精一杯だったのが、周りを見られるようになって。ほかのメンバーさんはどんな表情をしているんだろうと、ライブ中に見られるようになったり、そういう点では慣れてきたかなと思います」

--柏さんは昔の夢梨さんのライブを見て勉強してたとよく話していますね。

阿部「勉強になるのかしら(笑)」

羽渕花恋「私はお披露目のライブのときはとにかく不安で、間違えないかどうかだけ考えていて、あんまり前を見れていなかった気がしたんですけど、今は前を見れて、緊張も以前よりはしなくなって、馴染んでこれたんじゃないかなと思います」

--ところで6期メンバーって、先輩たちには今でも敬語づかいですか?

羽渕「でも、ときどきタメ口になってしまうこともあります。私は」

「私は敬語ですけど、先輩たちが親しみやすく話しかけてくださるので、自然と会話に入れるようになりました」

--でも「夢梨ちゃん」とは言えない?

「おおお(手を振って否定)。でもおうちでお母さんと話すときは“ちゃん”になってます」

阿部「そうなのね(笑)」

--一ファンが好きな芸能人の話をする状態で(笑)。羽渕さんは「ちゃん」付けで先輩を呼んだり?

竹内ななみ「してきますよ。『ななみちゃーん』って」

--もうすでに(笑)。

竹内「はい、呼ばれます」

-竹内さんは関西出身ですが、あまり関西弁が出ないですよね。先輩の関西出身の坂林佳奈さんとか結構コテコテだったりするけど(笑)。

竹内「“あまり出ないね”って言われます。敬語だと出なくて、でも楽屋で同期や後輩と話してるときは関西弁が出ます。ラフな空気になると、コテコテになります(笑)」

--でも、あんまりコテコテ感がない(笑)。

竹内「ないですよね。地元に帰るとめっちゃ関西弁出ますし、なんかスイッチが切り替わります」

--同期の田中想さんも関西出身ですよね。じゃあ、二人で一緒にいるときは?

竹内「もうずっと関西弁です。標準語が喋れなくなります(笑)。どこからが関西弁?って」

--笑。さて、夢梨さんのラストライブも近づいてきました。内容はもう……。

阿部「はい、決まっています。スパガの13周年の歴史も阿部夢梨の歴史も全部詰め込ませていただいている2公演になっていますので、どっちも全然違う内容になっていますし、ぜひ来ていただけたら嬉しいなと思います」

門林有羽「周年ライブは今までのスパガを感じつつ、これからのスパガを期待していただけるようなセットリストになっていて、2部は阿部夢梨さんの今までの歩みというか、それが表現されているようなセットリストになっているので、観に来てくださる方もエモい気持ちになってもらえると思うし、最後にぴったりの内容だと思うので、一緒にピンク色の世界を作っていただけると嬉しいなと思います」

--柏さんは一緒に出てて、泣いちゃうかも?

「うーん、泣かないように、しっかり見れるように、目に焼き付けられるように、楽しめるようにしたいなと思います!」

竹内「本当に現体制のみんなで立てる最後のステージとなるので、ちょっと感傷的になる部分もあるんですけど、それも含めて、誰が観ても“本当に素晴らしいライブだったな”と言ってもらえるようなステージにしたいなと思います」

--6期の二人にとっては、デビューステージ以来の節目のライブとなりますね。

羽渕「ドキドキ、ワクワクしています。初めてやる曲もあるので。このステージで成長できるように頑張ります!」

--前回のインタビューでは、夢梨さんは卒業後にやりたいことはまだはっきり決まっていないとのことでしたが、だんだん見えてきましたか?

阿部「いろんな方から聞かれるんですけど、ほんっとに決まってなくて、“またまた〜”って言われるんですけど(笑)。ほかの卒業メンバーだと『まだ決まってないんですよ』と言いながら水面下で動いてたりしたと思うんですけど(笑)」

(一同・笑)

阿部「私に関しては何もなくて、ただただ普通の女子大学生になります」

--前回のインタビューでも「ソロアイドルにはならない」とは言ってました。

阿部「ああ、絶対にならないですね」

--アイドルはやりきった?

阿部「はい、もう絶対にやらないです」

--ソロアイドルどころか芸能活動自体も?

阿部「はい、考えてないです」

--今後これを極めていきたいみたいなものってある?

阿部「えー、料理を極めたいですね(笑)」

--大学で栄養学みたいなものを専攻しているとかではなく?

阿部「はい、普通にプライベートで料理を楽しみたいです。料理している時間が好きだし、自分の好きな時間をたっぷり過ごして、もうやりきったなと思ったら、またやりたいことが出てくるのかなと思うので、とりあえず目の前のやりたいなと思ったことをやりたいなと思います」

--話を聞いてるとガチで決まってないみたいですね。

阿部「本当に! 逆にスタッフさんに『何したらいいですか?』って聞いてるくらい、何にもないんですよ」

--水面下でもないみたい。

阿部「そうなんですよ。アイドルプロデュースのお誘いの話とかもないし(笑)。来ても、するつもりもないんですけど(笑)」

--これからのスパガ、後輩メンバーに期待することは?

阿部「とにかくメンバーみんなに楽しんで活動してもらって、その姿を見て、応援してもらって、SUPER☆GiRLSの長い歴史も大切にしながら一歩一歩歩んで行ってもらえればと思います」

--前リーダーの渡邉幸愛さんは常々武道館公演の夢を語っていて、最後に後輩たちに託すと話していましたが、夢梨さん的には、後輩たちに具体的に託したいことなどはありますか?

阿部「それはもう残るメンバーで決めることで、私はあんまり押しつけたくないというか……。ファンの方たちにも“これこれやってください”と言われるのがあんまり好きじゃなくて、とにかく自分たちのやりたいことをみなさんに見せていくスタイルが私がはすごく好き。周りにあまり縛られたくない。ただただメンバーには楽しんで活動してほしいです」

--改めて夢梨さんってどんなリーダーだった?

門林「アイドルというものを背中で示してくれた人だなと。私が入ってきて見てきたスパガは、ほぼ夢梨さんがセンターのSUPER☆GiRLSで、“アイドルとはこういうものだよ”ということを背中で教えてくださった気がしています。リーダーになられてからも、すべてのことをソツなくこなされていて……。側から見れば簡単そうに見えるんですけど、いざやってみるとすっごく難しくて、今までやってきてくださったことってすごく重いものだったんだなって改めて思いました。それを一切顔に出されなくて、すごくプロのアイドルだなって思ったので、私もそういうアイドルになれたらいいなと思います。先輩としても頼り甲斐がありますし、ステージを見ていても私も幸せな気持ちになれる、完璧なアイドルだと思いました」

阿部「ありがとうございます(笑)」

門林「好きでした!(笑)」

竹内「夢梨さんって内面をあまり人に見せないというか、ただただ純粋に“アイドル”という職業と真剣に向き合っておられて……。ちゃんとするところはちゃんとする、グループとしてこのままじゃいけないと思ったときにリーダーとして怒れる。喝を入れるじゃないですけど、そういうことってなかなか簡単なことじゃないし、本当に尊敬できる、すごい方だなと思って、私もこのままじゃいられないなと思わされました。アイドルとして尊敬できる方だなと思います」

--夢梨さんは、たとえば悩みや弱い部分などを人前で見せることはない?

阿部「ないですね。そもそも私は何かあっても人に相談することはしないです」

--いつもは黙って背中で後輩たちを引っ張るスタンスだから、先日のライブで共演したわーすたメンバーみたいな“お姉さん”たちといると安心感がふと出てきたのかも。

阿部「そうかもしれないですね、本当にそうで(笑)」

--後輩たちが背中を見てついてきてくれるという感覚は?

阿部「そうなってたかは自分ではわからないです」

門林「なってました」

阿部「自分では“ついてきてほしい”とも思ったことはないです」

門林「ついていきたくなる背中でした」

阿部、門林 (笑)

羽渕「夢梨さんはプロ意識が高くてライブ中でも絶対疲れた顔を見せなくて、それは当たり前かもしれないですけど。あとファンの方へのファンサもすごくて、キラキラなアイドルだなと思ったのと、自分のことだけじゃなくてグループ全体のことも考えてくださってたので、私も見習って、自分のことだけじゃなくて、もっといいグループにできるように頑張りたいなと思います」

--最後に柏さん、熱い思いを。

「はい。夢梨さんはアイドルの教科書みたいな存在。いろんな人に知ってほしい! だから小学校の教科書に載っちゃっていいんじゃないかというくらい」

阿部「それは言いすぎだろ(笑)」

「ライブ中とかも、『リボン』のリリイベのときかな、真ん中でパフォーマンスされているんですけど、端のメンバーのほうまで全部見えてるんじゃないかなというくらい、『位置がちょっと違ってたから確認しておいてね』などアドバイスしてくださったり、ほんとに目がいっぱいある!?」

阿部「ちょっとキモイよね(笑)」

(一同笑)

「……じゃなくて(笑)、ほんとに視野が広くて、360度全部見えてて、お客さんのことも自分だと目の前の人ばかり見てしまいがちなんですよ。でも夢梨さんは遠目のお客さんだったり、カメラを見つけたらアピールしたりだとか、端にいるときもカメラを見る姿が可愛くて、真ん中にいる夢梨さんも端にいる夢梨さんを見てても幸せになれる、映像を見てても幸せになれるというのはすごいです。まさに教科書です!」

阿部「ありがとうございます(笑)」

--最後に改めてファンの人へメッセージをお願いします。

阿部「本当に7年半たくさんの方に支えていただいたおかげで、SUPER☆GiRLSを卒業することが間もなくできそうです。本当に楽しい思い出ばかりで、素敵なアイドル人生だったなと思います。この『Heart Diamond』を聴いて、“あ、阿部夢梨って子いたな”“好きだったな、あのころ”って思い出してもらえたらうれしいなと思います。ずっと忘れないでくさい、ありがとうございました!」

SUPER☆GiRLS
2010年に行われた『avex アイドルオーディション 2010』のファイナリストを中心に結成。同年にアルバム『超絶少女』でメジャーデビューした。以降、メンバーチェンジを繰り返しながら進化を続ける。今年1月に6期メンバー5人が加入。リーダー・阿部夢梨が今年末をもってグループから卒業。2024年より新体制がスタートする。

阿部夢梨(あべ ゆめり)※リーダー 2002年7月29日生まれ、石川県出身。2016年、3期メンバーとして加入。

門林有羽(かどばやし ゆう)1998年10月28日生まれ、大阪府出身。2018年、4期メンバーとして加入。

竹内ななみ(たけうち ななみ)2004年10月2日生まれ、兵庫県出身。2021年5期メンバーとして加入。

柏 綾菜(かしわ あやな)2005年7月20日生まれ、埼玉県出身。2023年6期メンバーとして加入。

羽渕花恋(はぶち かれん)2009年2月28日生まれ、千葉県出身。2023年6期メンバーとして加入。

シングル『Heart Diamond』は12月20日発売。阿部夢梨さんのラスト出演となるワンマンライブ『SUPER☆GiRLS Debut 13th Anniversary ~♡君とスパガのHeart Diamond♡~」
『SUPER☆GiRLS 阿部夢梨卒業ライブ ~これからもずーっと、大好きです♡~』は12月29日、東京・品川インターシティホールで開催。

SUPER☆GiRLS ( スパガ ) / Heart Diamond Music Video

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