【SUPER☆GiRLS インタビュー 1】リーダー 阿部夢梨のラストシングル『Heart Diamond』リリース “キラッキラ、だけどアイドルの儚さも感じさせる楽曲”

アイドルユニット/グループ ニュース
SUPER☆GiRLS (左から)柏 綾菜、竹内ななみ、阿部夢梨、門林有羽、羽渕花恋
SUPER☆GiRLS (左から)柏 綾菜、竹内ななみ、阿部夢梨、門林有羽、羽渕花恋

今年いっぱいで卒業を控えているアイドルグループ・SUPER☆GiRLSのリーダー・阿部夢梨さん。そんな彼女が参加するラストシングルにして、グループ30枚目となる『Heart Diamond』が20日に発売される。この新曲について、また夢梨さんには卒業目前の率直な思いも語ってもらった。

--先月、AKIBAカルチャーズ劇場にて行われた「阿部夢梨プロデュース公演 ♡iDOL Street memory up♡」を観させていただいたのですが、とてもいいライブでした。“阿部夢梨のiDOL Street〜スパガ人生”をギュッと詰め込んだ感じで。

阿部夢梨「ありがとうございます!」

--あれがラストライブといっても納得できたくらい、充実の内容でした。

阿部「そうですね。勢い的には本当にそれくらいあった気がします」

--夢梨さんがスパガに加入する前からファンとしてステージを観ていたという柏さんにとっては念願かなって……。

柏綾菜「はい、あの頃観ていた楽曲を、最後に夢梨さんとステージで一緒にパフォーマンスできて嬉しかったです!」

--こういう総決算的な催しも行われ、だんだん卒業が近づいてきたなという実感がありますか?

阿部「そうですね。“これが最後……”というものがいろいろ増えてきて……。実感しております」

--半年前のインタビューでは「まだ実感がない」というお話でしたが、さすにこの時期になると……。

阿部「まあまあ……。でも実感ってなんでしょうね、という感じなんですけど(笑)、あっという間に過ぎいくなという感じです」

--先日は最後のレコーディングも終わったという報告も見ました。今までとは違った感覚もありましたか?

阿部「いや、正直そんなに実感なく終わったんですけど、素敵なお花をいただいて、そこでやっと実感しました」

--いろんな現場でお花をもらうことも?

阿部「そうですね。ありがたいことに。それで実感がわくという感じです」

--門林さんは一期下の後輩になりますが、今まで夢梨さんに任せてたり、頼ってたりしていた部分もあるかと思いますが、いよいよ自分たちが引っ張っていかなければという覚悟もわいてきているのかもしれません。

門林有羽「そうですね。のうのうと後輩をやってきた人生だったので(笑)、夢梨さんの卒業が決まったあたりから、ライブ制作にも一緒に関わらせてもらったりだとかSUPER☆GiRLS全体のことに関わる時間が増えて、プライベートな時間でもスパガのことが頭にあったりするようになって、そろそろ本当にしっかりしないといけないなという自覚が芽生えてきました」

--竹内さんは受験のために一時活動を休止されていて、今回が復帰後、GirlsNewsでは初インタビューとなります。

竹内ななみ「はい、3月の頭くらいに戻ってきました。活動休止前と比べると、パフォーマンスはもちろんなんですけど、後輩ができたからか、自分の中でも区切りがついていて、以前よりも喋れるようになっているなとか、パフォーマンスのときもつい俯きがちになってしまっていたのが、前を向いてできるようになったりだとか、この夏を通してより自分自身成長を実感できました」

--先日のライブを見ていても、以前と比べても表情がイキイキしていた気がします。柏さんは大好きな夢梨さんとの活動は残りわずかとなりましたね。

「私もまだ全然実感がなかったのですが、最近夢梨さんの“最後の……”という行事が多くなってきているので、やっとちょびちょび実感してきているところです。後悔しないように“アイドル・夢梨さん”を、ステージだけでなく、楽屋とかで話されている姿も目に焼き付けておきたいと思います」

--さっきも話しましたが、この間のライブ(阿部夢梨プロデュース公演)では念願かなって昔の曲を一緒に歌うことができました。

「もうすごかったです。後ろから夢梨さんを見ていて。あの頃は(客席にいて)前からしか見れなかったんですけど、“後ろから見ていられる自分がいるんだ!”という……」

--ライブ中に、自分を客観的に見ている自分もいて(笑)。

「はい、ちょっと変な感じでした(笑)。アイドルしている自分もいるし、オタクしている自分もいて(笑)。

--じゃあ、あの頃の自分に……、

「教えてあげたいです。“今こうなってるよ!”って」

--GirlsNews初登場の羽渕さんは最年少メンバーなんですね? 唯一の中学生で。

羽渕花恋「はい、最年少の中学3年生です」

--新加入してもうすぐ1年。活動の楽しさがわかるようになってきましたか?

羽渕「最初は自分のパフォーマンスのことだけで精一杯、新しいことを覚えることだけで精一杯だったんですけど、今はライブもしっかり楽しめて、振りもちゃんと覚えられて、楽しいなと感じています」

--そして夢梨さんにとって最後のシングルとなる『Heart Diamond』が20日に発売されます。

阿部「卒業シングルということでの制作だったので、ずっとお世話になっているLitzさんにお願いして、ファンのみなさんへの私たちの想いを書いてくださいとオーダーしたところ、こういう歌詞をいただきました」

--夢梨さんからに限らず、グループとしての思いを?

阿部「はい。本当にさすがLitzさんだなと思いましたし、このような素敵な楽曲を最後に卒業できることが嬉しいなと思います」

門林「この曲は王道のキラキラ楽曲だなと感じていて、同時に令和なアイドルソングだなと思いました。歌詞もとにかくいいなって思っていて、“儚い空には僕らで虹を架けたんだ”とか“悲しみの雨には大きな傘をさしたんだ”とか……。平凡な日常を色鮮やかなものにしたいな、みなさんがちょっとしんどいとき、悲しいときには支えになりたいなと思いますし、逆にみなさんから与えてもらうことももちろんあって、それを表したような、私たちとファンの方をつなぐような一曲だなと思います」

竹内「私もこの楽曲を初めて聴いたとき、本当にスパガにぴったりだなと思って! 王道アイドルソングの雰囲気があって、何より歌詞がとにかく私は好きで、楽曲を通してファンの方との関わり合いを感じられるところだったり、歴史あるスパガだからこそ歌える内容もつまっていると思うので、“この歌詞いいな”と思いながら歌っています。メロディやダンスだけでなく、ぜひ歌詞にも注目して聴いていただきたい一曲だなと思います!」

--爽やかな曲調だけど、歌詞はエモーショナルで……。

竹内「強い意志が見える」

--夢梨さんの卒業ソンングとしてぴったりですね。

「題名からしてキラッキラしてるなと思って、あと、どの世代、10代20代30代40代……もっと上の方も、自分の経験に置き換えて聴ける、誰に対しても刺さる曲なんじゃないかなと思います。また、アイドルソングの儚い感じがあって! 私の好きなアイドルというのは儚いアイドル、キラッキラしているアイドルなので、まさにそれだなと思いました。イントロから大好きです!」

--キラキラ輝いていて、これがいつまでも続いたらいいなと思うけれど……、

「でも消えちゃうときもあるから、いいんだよ、という……」

--だから、この今の輝きを目に焼き付けたい……。

「そうです!」

羽渕「私はまずメロディを聴いたときに爽やかな曲だなと思ったんですけど、歌詞も読めば読むほど胸に刺さるものがあって、とても素敵な歌詞だなと感じています」

--先日夢梨さんが最後にレコーディングしたというのはカップリングの『すすすすすすすき』?

阿部「はい」

--今までのスパガにはなかったような、不思議な感じの曲ですね。

阿部「そうなんですよ、とてもね(笑)」

--これがスパガ曲?というような。

阿部「今までにない楽曲でびっくりしましたけど、これはこれで可愛くて、(作詞作曲の)鈴木まなかさんの楽曲が好きなので、嬉しかったです」

--ちょっと(鈴木氏が主に楽曲を手掛ける)わーすたの曲を彷彿とさせる……。

阿部「そうですね」

門林「『☆マカロニマカロン☆』(2020年)とか初めて聴いたときは結構衝撃だったんですけど、今回それを超えてくる衝撃でした。これからこの曲がどう育っていくのが楽しみです」

竹内「私も『Heart Diamond』が儚さだったりキラキラでメッセージ性の高い楽曲だと思うんですけど、それとはうって変わって可愛い、後ろでも“ポヨンポヨン”という音が鳴っていたりだとか、すごく可愛らしいのどかな日常みたいなものが描かれたている楽曲だなと思いました。レコーディングのときも『Heart Diamond』のときとは声色を変えるというか、ちょっと抜けてるアホっぽい感じの声とか(笑)、ちょっとぶりっ子したりとか、そういうところにこだわってレコーディングをしました」

「この曲はお兄ちゃんがいる妹の立場で歌っているのかなと思うんですけど、私にはお兄ちゃんがいないので、どんな気持ちなんだろうと思って。曲の中でお兄ちゃんがいる自分になれるというか、新しい感覚で歌えるのがおもしろいなと思いました」

--柏さんは妹感ありますよね。お兄ちゃんがいそうな……。

「でも実際は私は姉です。双子の姉で……」

--同じ顔の妹さんが?

「うーん、ちょっと違いますけど、でもなんかお兄ちゃんがいたらこういう感じなんだろうなと思いました」

--妹感といえば羽渕さんも。どんな印象でしたか?

羽渕「今までのスパガになかった曲なんですけど、こういう曲を歌ってみたいなと思っていたので、すごく嬉しくなりました」

--以前から、聴くのもこういう曲が好きだった?

羽渕「SNSでバズっているキャッチーな曲が大好きなんです。この曲もSNSでバズりそうな曲だと思いました」

--この曲はこれから披露になると思いますが(取材は11月上旬)、パフォーマンスの準備はバッチリですか?

羽渕「まだバッチリじゃないですけど、間違えないように可愛く歌えるように頑張りたいと思います!」

(卒業する夢梨さんへメンバーたちが思いを語るインタビュー後半に続く)

SUPER☆GiRLS
2010年に行われた『avex アイドルオーディション 2010』のファイナリストを中心に結成。同年にアルバム『超絶少女』でメジャーデビューした。以降、メンバーチェンジを繰り返しながら進化を続ける。今年1月に6期メンバー5人が加入。リーダー・阿部夢梨が今年末をもってグループから卒業。2024年より新体制がスタートする。

阿部夢梨(あべ ゆめり)※リーダー 2002年7月29日生まれ、石川県出身。2016年3期メンバーとして加入。

門林有羽(かどばやし ゆう)1998年10月28日生まれ、大阪府出身。2018年、4期メンバーとして加入。

竹内ななみ(たけうち ななみ)2004年10月2日生まれ、兵庫県出身。2021年5期メンバーとして加入。

柏 綾菜(かしわ あやな)2005年7月20日生まれ、埼玉県出身。2023年6期メンバーとして加入。

羽渕花恋(はぶち かれん)2009年2月28日生まれ、千葉県出身。2023年6期メンバーとして加入。

シングル『Heart Diamond』は12月20日発売。阿部夢梨さんのラスト出演となるワンマンライブ『SUPER☆GiRLS Debut 13th Anniversary ~♡君とスパガのHeart Diamond♡~」
『SUPER☆GiRLS 阿部夢梨卒業ライブ ~これからもずーっと、大好きです♡~』は12月29日、東京・品川インターシティホールで開催。

SUPER☆GiRLS ( スパガ ) / Heart Diamond Music Video

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