【Jams Collectionインタビュー】7人新体制第一弾シングルをリリース「このグループを守って前に進めていけるように…」

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Jams Collection  (左から)保科凜、一宮彩夏、神楽胡音
Jams Collection (左から)保科凜、一宮彩夏、神楽胡音

アイドルグループ・Jams Collectionが新メンバー2人を加え7人体制に。その第一弾シングルとして22日に『誰かのヒーローになれたなら』をリリースする。新体制になっての思い、そして、このニューシングルについて、オリジナルメンバーである神楽胡音さん、一宮彩夏さん、保科凜さんに聞いた。

--新体制初のシングルのリリース、今の思いは?

一宮彩夏「新体制になったということもあるんですけど、今回のシングルは、リーダーの坂東遥が卒業するタイミングでもあるので、7人体制としてラストのシングルということで、これまでの楽曲の中でも特に大切で、思い入れがあります」

神楽胡音「この7人体制最初で最後なので、リリースイベントだったり、この活動期間の一瞬一瞬を大切にしていきたいと思っています」

保科凜「前回のシングルと1stミニアルバムを出させていただいたのがこの時期で、ほぼ一年越しで2ndシングルを出させていただくということで、あのころとメンバーは変わっているんですけど、前回よりも多くの方に届けられたらいいなという思いです」

一宮「これまでのJamsの曲同様、今回もメッセージ性が強い曲になっているんですけど、新体制になって、いろいろあったこと全部を含めて、私たちにも向けられている歌詞になっているなってすごく思います」

保科「“僕らがいるこの世界を守りたい”という歌詞がすごく好きで、そこはほぼオリジナルメンバーだけで歌っているんですよ。その“世界”というのは聴く人によっていろいろな捉え方があると思うんですけど、私にとってはJamsそのもので、Jams Collectionは紆余曲折いろいろあったんですけど、このJams Collectionというものを守って、前に進めていけるように頑張りたいという意志が込められていると感じて、思いを込めて歌っています」

--この新体制になるまでの期間で、もしかしたら最悪Jams Collectionが終わってしまうことも考えた?

保科「そういう危機もありました」

神楽「振付にも意味があり、Jamsの今の状況に踏まえて作っていただいているので、曲だけでも素晴らしいんですけど、ミュージックビデオだったりライブパフォーマンスもじっくり観ていただきたいです」

--ミュージックビデオはすでに公開されていますね。

保科「卒業する坂東遥が中心に作られていて、あと二人の新メンバーが入って、これからどういうJamsになっていくのか、そんな意味が込められている内容になっているので、すごく意味のある深いミュージックビデオになっているんじゃないかと思います」

--単に、可愛い、カッコいいだけじゃない?

保科「そうですね、いろんな気持ちになれるMVじゃないかなと思います」

--新体制の手応えはいかがですか?

一宮「1月のTOKYO DOME CITY HALLでのワンマンライブで、初めて7人体制のお披露目ということで、新しいポジションを覚えたり短い期間で頑張ってやってきたので、実際にステージに立って、いいものにできたんじゃないかなという実感はありました。でもまだ、そこからがスタートだったので、これからもっともっと良くなるように、新しいJamsを作っていけたらいいなと思います」

--新曲だけでなく、既存の曲も7人でフォーメーションを改めて作り直すということで大変なのかも。

一宮「一回5人体制になって、今回また7人で」

--9人→5人→7人、そして坂東さん卒業後は6人で初の偶数体制となります。

神楽「センターを作ることができなくなり、バランスのいい形態が難しくなってくるので、また覚え直すという感じになると思います」

--新メンバー二人はアイドル活動経験者?

神楽「そうです」

保科「振り覚えがすごく早くて」

一宮「練習期間が1ヶ月もなかったのに、それで17曲も覚えられるのはすごい!」

--さて、カップリング曲についてもうかがいます。まず3タイプ発売されるシングルに共通で収録されるカップリング曲『スキスキリフレイン』について。

一宮「Jamsってここまで“甘甘系”な曲がなくて、今回歌詞もそうなんですけど、“スキ”っていうフレーズがすごくたくさんでてきたり、曲中にセリフもあったりだとか、新鮮な印象なんじゃないかなと思います」

神楽「セリフもあったり、こういうラブリーな感じの曲ってレコーディングも難しいなと思ったし、やっぱり声だけで表情や曲の情景を伝えるのはすごく難しいなと思いました」

--個人的にはラブリーな曲というのは?

神楽「可愛い曲というのは気持ちを入れないと難しい! どちらかといえばかっこいい系の曲のほうが得意なので。そっちはテンションを上げればいけるんですけど、可愛い曲ってオトメな気持ちにならないといけないので、やっぱり難しいです」

--そういう感情は自分の中では?

神楽「呼び起こして頑張っています(笑)」

--神楽さんはわりとツンデレなキャラ?

一宮「あ、ツンデレです(笑)」

--ファンの人から見たら最初ちょっと怖いのかなと。

神楽「それはよく言われます(笑)」

--でもこうしてじっくり話していると、笑顔も見れたり……。一宮さんは初対面から親しみやすさ全開ですけど(笑)。

一宮「よく言われます(笑)」

--メンバーそれぞれキャラクターのバリエーションが豊富?

一宮「そうですね」

保科「あんまりキャラクターのかぶりはないですね。それぞれ個性があって」

--もう一曲のカップリング曲は3タイプそれぞれ別の曲が収録されています。

一宮「Type-Aに収録の『Ready→NOW!』は、昨年夏の大阪でのワンマンライブで初披露した曲でファンの人からもめちゃめちゃ人気。とっても元気になれる曲になっています。歌詞が前向きな内容でとても良いです!」

--Jams的に王道曲なのかも。勢いがあって、前向きな。

一宮「そうですね。盛り上がれる曲になっています」

保科「アップテンポで振りも真似しやすいと思います」

神楽「初めて横移動があったり、ステージを広く使ってファンの人たちと一緒に楽しめる曲になっています」

--これからライブがもっと自由になってきたら、さらに楽しめる一曲になるのかも。

保科「そうですね! 私がおススメするのはType-C収録の『あらしの夜に』。これも昨年夏の大阪公演で初披露した曲なんですけど、本当にエモくて、ライブの終盤やラストに歌うのにぴったりの曲。みんなで集まって抱きつく振付もあって、すごくエモい!」

一宮「仲間って感じで!」

保科「そう、“どんなにつらいことがあっても一緒だから、これからも頑張っていこうね”と、お客さんのほうに手を伸ばす振りもあって、これをやったら毎回泣きそうになる」

一宮「わかる! 私も泣きそうになる」

保科「坂東遥が本人の生誕祭で卒業することを発表したんですけど、その最後にこの曲をやって、そのときずっと堪えてきた涙が止まらなくなりました。TDCでのワンマンライブのアンコールでやったときもみんな涙で…。いろいろ思い出したりする曲です。爽やかだけどエモくって、心に響く曲です」

--今後もワンマンライブの終盤での定番曲になるのかも、

保科「そうですね。わりと対バンライブではやらない。これからも大切にしていきたい曲です」

一宮「今回CDに入るのがめちゃめちゃ嬉しいです」

--そしてもう一曲がType-B収録の『Let me down』。

神楽「Jamsの中で一番って言っていいかわからないんですけど、なかなかハードな振付だし、移動も多い」

保科「ロックだよね」

神楽「そうロック。ガツガツしたところもあるし、サビとかも髪を振り乱して踊る感じなので」

一宮「速いよね、曲調が」

神楽「速い、そしてラップパートもあります。これもまた歌詞がよくて、『あらしの夜に』のようなエモい感じの曲とは違って、“絶対離さないでほしい”という意志の強さを感じる、また雰囲気の違うメッセージソングだと思います」

一宮「5人体制になったときに一番刺さった曲です」

神楽「そう、(オリジナルメンバー)5人の曲というイメージがある。5人になって初めてもらったのがこの曲。“5人でツアー回ります”となったときに、この曲を引っ提げてのツアーだったんです」

一宮「終わりじゃない、バラバラになっても……」

神楽「5人体制になったときの私たちを表しているような曲で」

一宮「そう。だから歌詞にも注目して、聴いていただけたらと思います」

--表題曲だけでなくカップリング曲も含めて全体的に……、

保科「リスタートというのが今回のシングル全体の大きなテーマで」

--ところで表題曲は、“自分たちが聴く人たちにとってのヒーローになれたら”というものだと思いますが。逆の自分たちがこの世界に入る前に、ヒーロー、ヒロイン的な存在になった人はいますか?

一宮「モーニング娘。さんの佐藤優樹ちゃんがすごく好きで、私に“アイドルになりたい”という夢を持たせてくれたり、ステージのパフォーマンスからすごくいろんなものをもらったので、私も観てくれる人に元気を与えられる存在になれたらいいなと思います」

保科「私はアイドルさんだと乃木坂46さんと欅坂46(現・櫻坂46)さん。ヒーローという意味でいったら、乃木坂46さんの『命は美しい』という楽曲で、すごく救われました。歌を聴いて“もう少し頑張ろう”という楽曲を歌えるようになりたいです」

神楽「私はこの活動を始める前は、アイドルのコピーダンスの活動をしていていたので、アイドルさんがどういう活動をしているとか観たりしてきて。特にこの人が……ということではないんですけど、そういうアイドルさんがいることで、私の今に繋がっているので、アイドルさんは偉大だなって思います」

--さて2023年始まったばかりですが、最後に今年のJams Collectionはどんなふうにしていきたい?

一宮「私はどんなときもどんな形になったとしても、そのときそのときでファンのみなさんといっぱい思い出を作りたいし、最高の形で観てもらいたいので、より一層気を引き締めて頑張りたいと思います。10月22日に幕張メッセの国際展示場ホールでワンマンライブが決定しているので、自分たちのパフォーマンス力を上げることはもちろん、もっともっとたくさんの人にJamsを知ってもらえるように知名度を上げることにも頑張りたいと思います」

保科「幕張メッセという大きな目標があって、発表されたときも、“イェーイ!”とかじゃなくて唖然としちゃって、反応できなくて……」

--幕張メッセといえば、それこそ坂道グループクラスがやるイメージ?

保科「そうなんですよ。私も幕張メッセのステージを観たり、握手会にも行っていたので、そんなところで私たちがやるの!?という驚きで。それに向けて力をつけないといけなくて、ワンマンライブを経験して自分の課題も見えたので、一つ一つのことを大切にステップアップしていけたらいいなと思っています」

神楽「Jamsにいろんな変化があった中でファンの方々に支えていただいたと思うので、これからも、幕張メッセやその先もJamsが進んでいくところについていきたいと思ってもらえるようにならないといけないなと思いますし、新しくなったJamsの姿で、アイドルシーンを引っ張っていけたらいいなと思います!」

Jams Collection
2021年に結成。2022年2月、アルバム『JamMode』でメジャーデビュー。10月22日(日)に千葉・幕張メッセ国際展示場ホールにてワンマンライブを開催。

神楽胡音(かぐら こと)●2002年8月13日生まれ、埼玉県出身。特技=短距離走、趣味=SNSの通知消し

一宮彩夏(いちみや さやか)●1999年7月29日生まれ、山口県出身。特技=モノマネ、フライ返し 趣味=スポーツクライミング、カフェ巡り、アイドル鑑賞

保科凜(ほしな りん)●2001年3月9日生まれ、東京都出身。特技=書道、スキー、ガリガリくんの早食い 趣味=人間観察、電子機器を触ること、プリパラ

JamsCollection「誰かのヒーローになれたなら」MUSIC VIDEO

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