【Juice=Juiceインタビュー 】リーダー金澤朋子卒業 横浜アリーナ公演が「ひかりTV」で独占生配信「カメラ目線のときは“自分のことを見てくれてる”と思い込んで観てもらえれば!」
ハロー!プロジェクトの10人組アイドルグループ・Juice=Juiceが24日、グループ初の横浜アリーナ単独公演にして、リーダー・金澤朋子の卒業公演『Juice=Juice Concert 2021 ~FAMILIA~ 金澤朋子ファイナル』を開催する。
今回、メンバーを代表して、金澤朋子、段原瑠々、そして新メンバーの有澤一華が登場。ライブを直前に控えた今の思いや意気込みを語ってもらった。
--まずライブに向けての意気込みをお願いします。
金澤朋子「Juice=Juiceとして単独ライブを開催することは本当に久しぶりで、しかも新メンバーが加入しての10人体制では最初で最後になる公演。それがJuice=Juice初の横浜アリーナ公演ということで、メンバー全員緊張感がすごくありますし、気合いもすごく入っています。
私個人としてはやっぱりJuice=Juiceとしてラストステージという意味合いも含まれた公演で、今までとは違う緊張感や思い入れがあるので、その思い入れが見ている方に届くように、しっかりパフォーマンスしていきたいなと思います」
段原瑠々「今回横浜アリーナのステージに立てることがすごく嬉しいなと思っていて、これで最後になる10人体制の姿をしっかりお届けできるように、“これが今のJuice=Juiceだよ” というのを見てもらいたいのと、やっぱり金澤さんが卒業されるということはJuice=Juiceにとって大きなことだと思うので、楽しみながらも、金澤さんの姿を目に焼き付けるように、ステージに立っていたいなと思います」
有澤一華「私にとって、Juice=Juiceのメンバーとしてライブをするのが初めてで、そして金澤さんと一緒にライブができるのが最初で最後ということで、その光景を目に焼き付けながら、その記憶を頭に残して、そのあとも日々努力していきたいと思います」
--グループに3人の新メンバーが入ってどんな化学反応がありましたか?
金澤「ユニゾンのボーカルの厚みが、人数が増えてる分増してて、その厚みが単純に “増した” というだけではなく、やっぱり一人一人の声質が結構違ったりするので、ユニゾンで歌ったときの声色というか、声の表情が変わってきたなという印象が強くあります。特にイヤモニターをつけてのリハーサルをやると、よりそれを強く感じるなと思います」
有澤「そのイヤモニターを私はつけたことがなくて(笑)、どんな感じなのか、どういうふうに聴こえるのかもわからないです。やることすべてが初めて、毎日が初めてのことばかりという感じです。毎日がついていくのに必死です」
--有澤さんはライブではどういうところを見てもらいたい?
有澤「私は動きが大きいので、それをパフォーマンスでも活かせたらいいなと思います。たくさんのお客さんに、遠くからでも私だってわかっていただけるようなパフォーマンスができたらいいなと思います」
--金澤さんはコロナ禍でファンとあまり会えない中での卒業、やはり名残惜しさみたいなものはありますか?
金澤「コロナ禍で公演の回数が減り、Juice=Juiceファミリー(ファン)の方に直接会える機会がなかなかなくて寂しいなという気持ちもたくさんあったんですけど、コロナ禍だからこその新しい形でのイベントもたくさん開催できました。オンラインでのお話し会だったり、対面イベントでもアクリル板を使ったり、感染対策を万全にした形でのイベントをたくさんやってこれたので、そういう場所でコミュニケーションをとるツールが絶えなかったというのはすごくありがたく思っています。
卒業前にも個別イベントをさせていただいて、みなさんに挨拶できていい思い出になりましたが、海外の方だったり直接私と会えないまま卒業を迎え、残念な思いをされているファンの方もいらっしゃると思うので、そういう方には寂しい気持ちをさせてしまって申し訳ないという気持ちでいっぱいです。
ただこの横浜アリーナの公演を通して、自分が今できる最大限のパフォーマンスをして、みなさんへ感謝の気持ちをパフォーマンスでお届けできたらと思います。期待して待っていてほしいなと思います!」
段原「金澤さんの卒業の実感があるかと言われるとそうではなくて、公演がもう間近に迫っているのが信じられない気持ちのほうが大きいです。だけど金澤さんが残してくださったものを大切に、また金澤さんはすごく背中で語る方というか、本当にカッコいい背中を見せられてきて、そんな金澤さんを見るたびに “私もがんばろう” とか “もっとしっかりしなければ” と思うこともたくさんあったので、卒業されてからも私自身、その思いを胸に刻んでいたいと思うし、その姿を最後まで近くで見せていただいたこともありがたいことだなと思います。ますは全力で楽しみながらライブ頑張りたいなと思います」
有澤「私は金澤さんといえば “熱い人” だと思っています。また、いつも困っているときに、周りにはわからないように手を差しのべてくださり、本当に何度も何度も助けていただきました。そんな金澤さんがいなくなるのはとても寂しいのですが、優しくて熱い金澤さんを最後のライブまで見ていたいと思います」
--新メンバー3人にかける期待は?
段原「入ってきてくれたときから、今までのJuice=Juiceにはない雰囲気を持っている3人だなという感じで、松永里愛ちゃんと工藤由愛ちゃんが入ってきたときも、すごく年下の妹が入ってきた感じだったんですけど、今回そういう感じがもっと強くて、3人でワチャワチャしている感じが新しいなと思って。Juice=Juiceは大人っぽい楽曲が多いので、そんな中でいいスパイスになるなと思いますし、今後のグループで大事になってくる存在だと思います」
金澤「3人が加入してきてくれたことで、初心を取り戻せさせてくれたというか、さっきも話してたように、やることが初めてのことばかりなので、常に目をキラキラと輝かせていて、たとえば撮影のときに、一つ一つの衣装で自撮りをたくさん撮っていたり、“私たちもこんなときあったな”と初めてのときのドキドキ ワクワクを思い返すことができて……。
逆に新メンバーなのに堂々としているなと感じる瞬間も多々あって、一緒にリハーサルをやっていても、すごく家で練習してきてくれているのか、細かい振り付けまで丁寧に確認してくれるので、そういうところは頼もしいなと思います。何年か後にJuice=Juiceを引っ張っていってくれる存在になればいいなと思っています」
--金澤さんはJuice=Juiceとしての約9年の活動を振り返って、どんな思いですか?
金澤「私は結成からのオリジナルメンバーとして活動させてきていただいて、本当にたくさんの経験をさせていただきました。特にJuice=Juiceといえばライブが大好きなグループということで、ライブ活動がすごく多かったなと思います。47都道府県のライブハウスツアーだったり、ホールツアーや日本武道館公演、国立代々木第一体育館でのライブもあったり、そして今回横浜アリーナでもライブをさせていただいて、さらにワールドツアーも経験できて、本当に数えきれないほどの思い出があり、その中でいろんな発見や出会いがあったり、普通の女の子だったら経験できなかったなと思うことばかり。
そういう多くの経験があったからこそ、いろんなチャレンジができて、たとえばフリーで踊る部分だったり、トークだったり、場数を踏んだからこそ得られたこともたくさんあったと思うので、今回私の病気(子宮内膜症)が理由で卒業ということになってしまうんですけど、いつかまたこういうお仕事で復帰できるということになったら、Juice=Juiceでの経験を活かして頑張っていきたいなと思いますし、後輩たちにもこれまでの経験を生かして、Juice=Juiceの名前を背負って頑張って欲しいなと思います」
段原「オリジナルメンバーのみなさんが作ってきてくださった雰囲気が私自身とても好きなので、大好きなJuice=Juiceをこれからも引き継いでいきたいと思いますし、私がJuice=Juiceに途中加入した初めてのメンバーなんですけど、オリジナルメンバーの5人のみなさんを一番長く見ていて、その分伝えていけるもの、繋げていけるものを私が一番多く持っていると思うので、それを繋いでいきたいなと思います」
有澤「私はJuice=Juiceが本当に大好きなので、自分がメンバーになれたことが、奇跡が起こったくらいに嬉しくて、これからも大好きなグループだからこそ、自分ができることを精一杯やっていけたらいいなと思います」
--金澤さんの卒業は病気が理由ということで、発表された当初はブログも重い内容の印象でしたが、今日のインタビューではポジティブな発言が印象的です。卒業発表からここに至るまで、どんな気持ちの変化があったのでしょう?
金澤「結構大きく気持ちが変わったなと思っていて、卒業を決めるまでの時間とか、発表があるまでの時間というのは、自分の中でも悩みや葛藤があったんですけど、そんな中でメンバーにも話をしました。特にオリジナルメンバーとして一緒に活動してきた植村あかりちゃんは、『朋子が決めたことなら私たちは応援しるしかないから』と言ってくれて、私が “ここで迷っている場合じゃないな” と、前向きな気持ちに切り替えていかなきゃなと思えるようになりました。
そして卒業発表があって、やっぱり発表したからには、私がくよくよしている場合じゃないなと思いましたし、みんなと過ごせる時間が限られているということにも改めて気付かされたので、みんなと一緒にいる時間を楽しくハッピーに過ごせたらいいなと思うようになりました。そこから未来のことももう少し明るく考えてみようと思うようになって、そんなふうに周りで支えてくれている人の言葉だったり、そういうものを受け止めたことで変わるようになったかなと思います」
有澤「私が卒業の発表を聞いたとき、新メンバー3人は、どういう反応をすればいいのか、ここで私も泣いていいのかわからなかったんです。金澤さんはあまり気持ちを伝えるタイプではなくて、だからなんとなく様子を見て、読み取ってという感じで……。やっぱりみんな最初に卒業を聞いたときには、寂しいとか悲しいという気持ちが大きかったのですが、金澤さんがだんだん笑顔でいる時間が増えていったなと思うので、金澤さんが楽しそうにされていたらうれしいなと思います。でも部屋を出て新メンバー3人になったとき、初めて自分たちの気持ちが急に込み上げてきて、みんなして泣き出しました」
金澤「えっ、そうだったの!」
有澤「“あのとき泣いてよかったのかな” と話しながら、帰り道にみんなで泣いていました」
--さて今回のライブ、ひかりTVでの独占生配信も発表されましたが、配信ならではの見どころがあれば教えてください。
段原「表情にハッとさせられたり、細かいニュアンスでいいなと思ってもらえる部分もあると思うので、そういうのを画面で確認しながら見てもらえたらいいなと思います。会場と同じくらいの熱量を配信でも届けたいと思います」
金澤「ライブを観ていると、結構メンバーと目が合ったような気になる瞬間ってあるじゃないですか。その瞬間はドキッとすると思うんですけど、メンバーがカメラ目線をばっちり入れてくれる場面があるので、そのときは “自分のことを見てくれてる” と考えて観てもらえれば! 植村あかりちゃんとか、カメラアピールするのが上手だったりするし、メンバーによってカメラを見る回数が違ったり、そういう差を楽しんでもらいつつ、“今目が合ってるな” という瞬間を逃さずにちゃんととらえてほしいと思います」
有澤「ビジョンに映ることが初めてで、ハロプロ研修生として発表会に出演したときもビジョンがなくて、ビジョンだとか、配信にちょっと憧れていたので……」
金澤、段原(笑)
有澤「配信を見てくださる方にも、“私たちのほうからも見てるよ” という気持ちが伝わったらいいなと思います」
--金澤さんといえば2ndシングル『イジワルしないで 抱きしめてよ』の「♪私はローズクォーツ」というフレーズが有名ですが、そのパートを引き継いで欲しいメンバーはいますか? “2代目ローズクォーツ” として。
金澤「本当に頼もしいメンバーが多くて、誰に任せても安心だなと思うんですけど、『イジワルしないで抱きしめてよ』は地声と裏声の切り替えが多い曲で、それが難しいところであったりするので、“ローズクォーツ” でも “ロ” の部分が裏返りがちなんですよ。そこは誰が担当することになっても意識してほしいなと思います。誰か一人が歌うというのでもいいですし、一番と二番で違う人が歌うとか、それも面白いなと思います。私も楽しみにしています」
段原「歌いたいか歌いたくないかと言われれば歌いたいですけど、井上玲音ちゃんが同じような雰囲気を持っていて、合うのかなと思います」
有澤「私は畏れ多いです。でももしも私が歌うことになれば、その歌のときだけ金澤さんに来てもらいたいくらいです……」
金澤「それはおかしいでしょ!(笑)」
〈プロフィール〉
Juice=Juice(ジュース ジュース)
2013年、ハロプロ研修生ユニットとして結成、同年9月にメジャーデビューを果たした。2016年に初の日本武道館単独公演、2017年にワールドツアー、2019年に初の国立代々木第一体育館単独公演を開催。今年新メンバーとして有澤一華、入江里咲、江端妃咲が加入し現在は10人体制に。
金澤朋子(かなざわ・ともこ)●1995年7月2日生まれ、埼玉県出身。※リーダー
段原瑠々(だんばら・るる)●2001年5月7日生まれ、広島県出身。
有澤一華(ありさわ・いちか)●2003年12月23日生まれ、大阪府出身。
「Juice=Juice Concert 2021 ~FAMILIA~ 金澤朋子ファイナル」は11月24日、横浜アリーナにて開催。
同公演が映像配信サービス「ひかりTV」において独占でPPV(ペイパービュー)生配信される。配信時間は17:30~。
販売価格は3,850円(税込)で24日20:00まで販売される。
その他購入の詳細や視聴方法は特設サイトにて確認のこと。
https://www.hikaritv.net/sp/juicejuice_concert2021_familia/?cid=ent_video_jj_ct21fm_of_9
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