東京女子流、リベンジの“全曲ライブ” 2日間でついに完走 「今後忘れることは絶対にない濃い時間でした」
4人組ガールズグループ・東京女子流が1日、マイナビBLITZ赤坂にて持ち歌全曲をフルコーラスで歌唱するライブの後半戦『STARTING OVER! “DISCOGRAPHY” CASE OF TGS-TGS33~TGS68-』を開催。後半だけで3時間45分にも及ぶライブとなり、先月23日の前半と併せ4人で見事に“全曲”完走した。
この公演は、もともと今年2月18日に実施を予定していたが、当日メンバーの新井ひとみさんが急性気管支炎のため、庄司芽生さん、中江友梨さん、山邊未夢さんの3人での無料のエキシビション公演として実施することに。その“リベンジ”として4人で公演することはメンバー全員の悲願だったが、ついに開催が実現、先月23日にその前半公演を開催していた。
後半戦のこの日、2月の開催時同様、今年発売の『ラストロマンス』の衣装で登場した4人、まずは4thアルバム『Killing Me Softly』の収録曲を次々と披露していった。映画『学校の怪談 呪いの言霊』の主題歌となった『十字架』(2014年)では黒いマントを羽織り雰囲気を盛り上げた。
冒頭のあいさつでは、特にテンションが上がっていたのがリーダーの庄司芽生さん。サンシャイン池崎ばりに『イェーイ!』を連発し、そのハイテンションぶりは、中江友梨さんが思わず「ちょっと初めて見る感じ、新たな一面を見ました…」と呟くほど。庄司さんが「悔いのないように全力で私たちをぶつけていきたいと思います。みなさんもぶつかってきてくれますか?」と語りかけると、観客は大きな声援で応える。その間も「イェーイ」を連発する庄司さんに、中江さんは「自己紹介では『イェーイ』以外の記憶がありませんでしたけど…」と笑っていた。
続いて2014年に同会場で実施していた、メンバーが演じる映像作品とリンクした企画ライブ『HARDBOILED NIGHT』、そこで歌われた曲のコーナーでは、4人は革ジャンを羽織り、『GAME』(2014年)、『existence』(2014年)などをパフォーマンスした。MCで、劇中のそれぞれの役柄(山邊未夢=マフィア、新井ひとみ=探偵 、庄司芽生≒実は偽物の歌姫)について改めて紹介する中、中江さんは「私にぴったりの寡黙な用心棒役でした」と紹介すると場内から笑いが?「プロの格闘家の方と勝負したり、アクションシーンがリアルでストレス発散になりました」と振り返った。
続くアルバム未収録曲のブロックでは、相川七瀬さんのカバー『Sweet Emotion』(2014年)や人気曲『加速度』(2015年)、『君へ』(2016年)などを披露。そして新井さんがメインボーカルを務めた『Stay with me』(2015年)。前回は3人で歌ったこの曲を、今回は3人に見守られながら新井さんがメインでしっとりと歌い上げると、会場からは大きな拍手が巻き起こった。余談だが、今年1月の、全曲ライブに向けてのGirls Newsのインタビューでは、取材の最中にもかかわらず口をパクパクしながらこの曲を口ずさみ3人からツッコまれまくっていた新井さん。そんな思い入れの強い曲を歌い終え、「みんなが支えてくれたから、安心して歌うことができました」と感無量の表情だった。山邊さん作詞のこの曲について「べーさんが高校を卒業するときのことをイメージして書いてくれた曲」と新井さんが紹介すると、全員が同じ高校に(学年は違うが)通っていたメンバーたちが、高校時代を懐かしんだ。
5thアルバム『REFLECTION』のブロックでは、中江さんの「曲調がガラッと変わって……」という言葉通り、よりアーティスティックになり、多彩なタイプの楽曲を披露。『illusion』では、前回3人で見せた白い大きなボードを使ったパフォーマンスを今回は4人で実現。庄司さんは「温めて温め抜いてやっとみなさんにお届けできました!」と喜びの声を上げた。
そして昨年発売したミニアルバム『PERIOD.BEST~オトナニナルンダカラ~』『PERIOD.BEST~キメテイイヨワタシノコト~』のブロックへ。既発曲を新録で収録したベスト盤だが「年齢が上がってきて、私たちも曲の意味を改めてしっかりわかって歌えるようになりました。その集大成がこのアルバム。8年間の集大成を見ていただければ」と中江さん。その中から『深海-Hi-ra Mix-』『ミルフィーユ』といった近年の女子流を代表するナンバーを、安定のパフォーマンスで見せ、大きな盛り上がりを見せた。
庄司さんが「ツアーをするきっかけとなったアルバムでもあり、4人での初めてのツアーだったので、思い出に残っています」と語ったこのブロック。最後の『Don’t give it up』が2月の全曲ライブでは一区切りとなったが、今回はそれ以降に発表した『ラストロマンス』以降のシングル収録曲もすべて披露した。
全曲を歌い終え、庄司さんは「ちょうど去年の今頃から、2月の全曲ライブに向けて準備を始めて、一曲一曲改めて聴き直して、ダンスもみんなで固めて準備してきたわけですけど、2月には残念ながら3人でのライブとなってしまいました。あの日、改めて4人で全曲ライブをやりたいと、この場で庄司が口にしてしまって……。こんなに早くリベンジできる機会をいただいて、今日みんなここに集まってくれて、本当にありがとうございます!」と今の気持ちを語った。
2月の“全曲ライブ”で無念の欠席となった新井さんは「前回は私自身も悔しかったし、みなさん楽しみにしてくださっていたのにすごく申し訳ないという思いもあったんですけど、こうやって無事に公演をさせていただいてありがとうございます」と思いを告げると場内は温かい拍手につつまれた。
そんな中、この日新たな発表として、来年2月27日にニューシングル『光るよ/Reborn』を発売することを発表。さらに『新*定期ライブ』が2019年1月14日(月・祝)、2月9日(土)に東京・Mt.RAINIER HALL SHIBUYA PLEASURE PLEASUREにて開催、さらに2月23日(土)にマイナビBLITZ赤坂でワンマンライブを開催することも発表、ファンを喜ばせた。
最後に庄司さんが「10周年に向けて大きな一歩を踏み出せるように、一緒に歩んでいきたいと思いますので、みなさんよろしくお願いします」と語りかけた。そして「今後忘れることは絶対にないなと思うくらい、濃い2週間だったなと思います」と改めて全曲ライブを振り返り、そして「みんなと一緒に未来へ進んでいけるように」と『STARTING ,MY ROAD!』を最後に歌唱。最後は4人が手をつなぎ、生声で「ありがとうございました!」と大声であいさつし、2日間のライブを締めくくった。『illusion』や『Stay with me』といった2月のライブと見せ方を変えた楽曲はもちろん、すべてにおいて4人でのパフォーマンスこそがやはり女子流の完成形と実感させられた全曲ライブ後半戦となった。
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