【X21 インタビュー 2】6年の活動を振り返る「やめたいと思ったこともあったけどX21があるから今の自分がある」
先月解散を発表し、11月25日のラストライブをもって6年間の活動に幕を下ろす「X21」。そのメンバーの小澤奈々花さん、白鳥羽純さんに緊急インタビュー。今回は6年間のグループ活動、解散にあたっての思いを聞いた。
--Girls Newsのインタビューは9月発売の『デスティニー』のリリース前にさせてもらって以来ですが、その頃にはもう解散が決まっていたんですか?
小澤「メンバーはリリースのキャンペーン期間中に聞きました。でもリリースイベントが最後になるからといって悲しい気持ちでやるんじゃなくて、一回一回を大切にしていこうという思いだったので、メンバーみんな悲しい空気はなかったです」
--白鳥さんは解散を聞かされたときの思いは?
白鳥「『ついに来たか』とは思いましたね」
--X21はアイドルとして成功することが最終目標ではなく、女優やモデルなどそれぞれの道で成功することを目指すための第一歩という位置付けではあると思うので、その意味ではそんなに遠くないうちには卒業というのは視野に入っていたかもしれません。
白鳥「X21は結成することも突然聞かされたので、解散も突然発表されて、『ああ、X21らしいな』とちょっと思いながら(笑)」
--そもそも白鳥さんが、加入のきっかけとなった「全日本国民的美少女コンテスト」を受けたのは?
白鳥「私は女優を目指して受けました」
--アイドルグループは想定していなかった?
白鳥「そうでうすね。バレエをやっていたので踊るのは好きなんですけど、まさか人前で歌うことになるとは! 中2でコンテストを受けて、中3でデビューだったので、今までそんなにじっくり振り返ることもなかったんですけど、今客観的に振り返ると、すごく長くやっていたんだな、あっという間だったなと思います」
小澤「振り返ってみるといろいろあったけど、X21があってよかったなと思います。やめたくなったり、なんでアイドルをしてるんだろうと思うときもありましたけど、だけど今振りかえってみると、X21があって今の自分があるので、これからもこの経験を無駄にしてはいけないなと思っています」
--やめたいなというのは、ソロの仕事もある中で、X21として歌詞や振りなど覚えなくてはならないことが大変で……とか?
小澤「そういうことより、先が見えなくなっちゃって、気持ちがぶれることがあったんですよ。そういうときにX21がなければもう諦めていたと思います。X21があったから6年間芸能活動を続けてこられたというのもあります。中学生の頃は学業との両立や人生の方向性で悩んだり、私、その時期はすごくとんがっていて、マネージャーさんたちに迷惑をかけました」
--そういうときは仲のいいメンバーにも相談したり?
小澤「当時リーダーだった吉本実憂には話を聞いてもらったりしました。ほかのメンバーに対しては弱音は吐かないんですけど、彼女の前では涙を流せます。また吉本はドラマや映画の現場をたくさん経験しているから、その経験を教えてもらったり、いろいろ助けてもらっています」
--第13回のコンテストのWグランプリでトロフィーを分け合った盟友ですからね。
小澤「はい。ライバルであり仲間でもある、メンバーの中でも特別な存在でした」
--白鳥さんは「つらいな、やめたいな」などと思ったことは?
白鳥「私の場合は、そんなに深刻に考えたことはなかったです。最初は『アイドルをやるのか……』という戸惑いはあったんですけど、いざ始めてみると、同年代の女子が集まっているということもあって楽しくて、レッスンでも新しくダンスや歌を習わせていただくのは、今まで体験したことはなく新鮮で勉強になるし、すごく楽しかったです。ライブも遠征も楽しかった」
小澤「メンバーと一緒にいれたということがすごく楽しくて。個人でずっとやっていたら、もちろんお仕事で知り合った方とは仲良くなれるんですけど、ここまで同じメンバーと一緒にいることはなかったと思います。嫌でもずっと一緒にいなければならないんですから(笑)」
白鳥「どんなときもね(笑)」
--嫌なときもあった?
小澤「もちろん楽しいときが多いんですけど、長くやっていると嫌なときや、顔を合わせたくないときもあって。メンバーといることが個人でいるときよりも圧倒的に長かったと思うんですよ。いろいろ思うこともあったと思うし、それだけで人間としても成長できたかなと思います」
白鳥「たしかに」
小澤「みんなが同じ環境にいるじゃないですか、思っていることも似たようなことだから、意見も言いやすいし、結構わたし的にはメンバーといれた時間というのは大きな財産になったと思います」
白鳥「奈々花はメンバー思いですから。熱くて」
小澤「その分いっぱいケンカもしていますけどね(笑)」
白鳥「ケンカといってもね、側から見ていたら……というね(笑)」
--とりとめもないような?
白鳥「雨降って地固まるタイプなので(笑)。私自身はそもそもあまりケンカはしないタイプですけど」
小澤「みんみん(白鳥)は全てを受け入れてくれるタイプなので」
白鳥「なんだかんだね、距離の取り方とかわかってくるんですよ」
小澤「そう、距離の取り方がうまいんですよ」
白鳥「6年もやっていると(笑)」
--小澤さんは思ったらハッキリ言わないと気が済まないタイプ?
小澤「最初は特にそうでした。思ったことはすぐ口にするタイプだったし、でもやっと協調性がとれてきたかなと」
白鳥「いつもまとめてくれているんですよ」
小澤「いや全然……」
白鳥「今回のライブのことも、どうしようかと率先して話を進めてくれたし」
小澤「基本的にモノ作りが好きということがあるんですけど」
白鳥「メンバーと濃い時間を過ごせたのもそうですけど、ファンの方、観てくださる方と直接触れ合えるというのも大きかったです。何も知らないところからスタートして、握手会とか最初は不思議な感覚もあったんですけど、それも楽しくて、勉強になるところもあって」
--それは大きいですよね。ドラマや映画、CMの仕事だと、もちろん観てくれる人はいるけど、直接ファンと接する機会はあまりない。グループでの歌の活動はファンの声を直接聞けますからね。
小澤「生の感覚というんですかね。踊っていたら、自分たちを観て笑顔になってくれる人がいて」
白鳥「目が合うのがわかったり」
小澤「声出している人もいたり、生の臨場感というのをは味わえたのは嬉しかったです」
--さっき「つらかったこともあった」という話もありましたが、そういう喜び、楽しさがあったことも続ける原動力になったかもしれません。「一番成長できた」という出来事は?
小澤「X21そのものが成長ですね、アイドル活動に限らず、本当に人間的な成長をさせてくれたと思っています。まだまだ子どもですし知らないこともあるんですけど、人として考えさせられることも多かったし、ラジオとかバラエティとか個人ではできないこともさせてもらえたし、成長そのものです」
白鳥「私たち、入ってすぐにグループ活動だったので、基本の挨拶から仕事場での振る舞い方まで、全部X21があったからこそ学べたことです」
小澤「今になってX21のありがたみがわかります」
--たしかに無我夢中でやっているときって、冷静にそのありがたみを感じることはあまりないかもしれません。
白鳥「この5、6年、リリースをたくさんさせていただいたので、今この曲今この曲という感じで、その瞬間瞬間を一生懸命でした」
--解散を聞いてから客観的に考えたり?
小澤「今は考えていますよね」
白鳥「みんなそれは感じていると思います。こういうインタビューの場が振り返りの場になったり」
--『デスティニー』のリリースイベントのときにはそれ以前よりも一本一本魂込めて?
白鳥「『デスティニー』のリリイベをやっていたときに、ファンの方に解散をお知らせしなかったのは、今まで通りの雰囲気の中でリリイベを完走したかったからなんです。地方出身のメンバーの子はここでやるのが最後と思い入れがあったと思うんですけど、そこはこれまで通りと変わらず……でも溢れてたか、気持ちが(笑)」
小澤「溢れてたよ、溢れすぎてたよ。一番最後の豊洲のイベントなんて」
白鳥「『明日への卒業』を歌ったりして。感極まった子もいて」
小澤「私は泣きませんでしたけど」
白鳥「えー、そうだっけ? 結構みんな感極まっていましたね」
--最後に改めてラストライブに向けてファンの人たちにメッセージを。
白鳥「楽しみにしてくださる方が多いと思うんですけど、体調に気をつけていただき、全力で楽しめる準備を、お見送りしていただける準備をお願いします!」
小澤「X21に関わってくれたすべての人たちを泣かせたい」
白鳥「おー」
小澤「でも泣くかもわからないから」
白鳥「自分が最初のほうで泣きそうだもんね」
小澤「そうそう。泣かないって決めているんですけど、でもみなさんを泣かせたいから、それくらいの気持ちをもってステージに立ちたいですね」
--以前吉本実憂さんも言ってたけど、そういうときに一番最初に泣くのが小澤さんだと。
白鳥「もう早いんですよ。気づいたら……」
小澤「大丈夫です!当日は私、泣きませんから」
白鳥「そう言って泣かなかったことがないんですよ。ほんと早いんで」
小澤「多分、みんみんも泣くと思いま~す!」
白鳥「いや、私は泣いたことがないので」
小澤「寂しい思いはあると思うんですけど、ライブ中はみんなで盛り上がりたいですね!」
(インタビュー終)
X21 ラストライブ『NEXT FUTURE STAGE ~FINAL SEASON~』がFRESH LIVE限定での生中継が決定。アーカイブ配信も。生中継に加えて、プレミア特典会実施も決定。
詳細は公式サイトにて
https://freshlive.tv/projects/rq8Bt
X21●2012年開催の第13回全日本国民的美少女コンテストのファイナリスト21名により2012年に結成。2016年に第14回大会のファイナリストが加入。2017年にリーダー・吉本実憂が卒業。同年10月にメンバーを再編成し、既存の選抜メンバー10名に尾?真花、川口ゆりならを加えた「CDメンバー」が中心になり音楽活動を展開してきた。11月25日のライブをもって解散が決定。
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