【田﨑あさひインタビュー】バースデーライブ直前 24歳を振り返って…「周りと比べて焦ることがなくなった一年」

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田﨑あさひ
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二人組ガールズユニット・Bitter & Sweetが11日、1年半ぶりのメジャー3rd シングルシングル『だけど会いたい/新芽』をリリース。メンバーの一人、田﨑あさひさんは20日に25歳の誕生日を迎え、当日にはバースデーライブを実施する。そんな田﨑さんに24歳の一年を振り返りつつ、25歳に向けての意気込みを語ってもらった。

★Bitter & Sweetの新曲とWバースデーライブについて詳細に語ったインタビューPart.1

--昨年24歳になる直前のインタビューで、24歳って女性の人生の中で大きな転機の年齢で、自分にとっても大きな転機になるかも、という話もありましたが、かなり予想外の年になりました。

「そうですね、何が起こるかわからないってこういうことだなと思いました。だからといって、『24歳が楽しくない年だった』とは言いたくないし、後悔もしたくない。だったら自分が今できること、しかも、今まで時間がなくてできなかったことをこの機会にやってみようと思える年だったので、24歳でいろんなことを自分なりに吸収し、25歳はそれをもっと深く突き詰める年にして、それを形にして、みんなの前で歌いたい、そんな年にしたいなと思います」

--25歳になる実感は?

「実感がないわけではないんですけど、どこか客観的に『ああ、25歳になるんだ』と冷静に見ている自分がいて。24歳は、今まで観てこなかったような作品を観て、それをイメージして次はこういう曲を書こうとかって思えた時間だったので、そういう意味ではこれまでの歳とは違う充実感があったのではと思います」

--前回のインタビューで、この期間にヒップホップ音楽にどハマりしたと語ってくれました。

「私もヒップホップにハマるとは思ってなかったし、今まであまり観てこなかったミュージカルも観るようになって。新しいことをちょっとずつ自分なりに吸収してみた24歳だったかなと思います」

--24歳って、会社員だと新人扱いはもうされず一人前として認められ始めたり、一方で結婚する人も出始めたりする歳、という話も昨年のインタビューで語っていましたね。

「今までは比較する対象がそばにいたから、焦りを必要以上に感じていた私がいたんですよ。でもコロナ禍になって直接友達と会っていろいろ話す機会が減って、だから周りと比べることがいい意味でなくなったと思います。私の時間しか今流れていないという状況だったので、焦らされる要素もなかったから、その辺りは、自分と見つめ合うきっかけになったのかなと思います。今までは、友達の話を聞くと『バリバリ働いてかっこいいな、それに比べて自分は前に進めているのかな……』と焦ったこともあったけど、ステイホーム期間後に友達と会って話したときには、会えた喜びのほうが大きかった。自分の時間を突き詰められた半年だったのかもしれないです」

--今後平常時に近い形になっても、今年を経験したことで、周りと比べて焦ることなく、じっくり構えられるのでは? よりマイペースに。

「自分が思ってきたペースと違ったのかもしれなくて。自分に合うやり方というのをみつけられたのかもしれないと思います」

--大変な年でしたが、いいきっかけの年になったのかも。そして25歳へ。

「24歳、いろいろあった年に比べると、2021年の25歳はきっと、ちょっとは動きやすくなったり、今年よりいろんな人と会ったりできることを願いたいです。社会が日常に戻っていくということは一番の願いですけど、それに伴って私自身もまた周りの人と比べてしまいがちになることもあると思うんです。でもそこは24歳のときを思い出して、自分らしく、もうダメだと思ったら、自分と見つめ合う、そこの経験を踏まえて、一回落ち着いて思う道を歩んでいけたらと思います!」

田﨑あさひライブ「Bitter & Sweet ASAHI TASAKI Birthday Live 2020 ~me to me~」。11月20日(金)、築地・汐留BLUE MOODで開催。詳細は公式ホームページ参照。

〈プロフィール〉
田﨑あさひ●1995年11月20日生まれ、長崎県出身。2012年『第2回FOREST AWARD NEW FACEオーディション』でグランプリを受賞したことをきっかけに2013年にソロデビュー。
2013年に長谷川萌美と二人でBitter & Sweetを結成し、2014年にインディーズデビュー。2017年5月に『幸せになりたい。/写真には残らないシュート』でメジャーデビュー。昨年3月には、メジャー2ndシングル『遠いところへ行くのでしょう/ラブストーリーは始まらない』をリリースした。