【東京女子流インタビュー 2】初のミニアルバムを2枚同時リリース 新たな挑戦と新時代の女子流を語る

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東京女子流
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4人組ガールズ・ダンス&ボーカルグループ「東京女子流」が初のミニアルバム『PERIOD. BEST ~オトナニナルンダカラ~』『PERIOD. BEST ~キメテイイヨワタシノコト~』を先月にリリース。今回は、近年の曲を中心に構成されたベスト盤『PERIOD. BEST ~キメテイイヨワタシノコト~』を中心に語ってもらいました。

--『~キメテイイヨワタシノコト~』の収録曲の中でも、特に『深海』や『ミルフィーユ』は夏のフェスでも盛り上がりがすごかったですね。

中江友梨「『深海』からなんですよね、女子流の楽曲がガラッと変わったというか、新たな路線が加わったというのは。ダンスのジャンルも音楽のジャンルも歌い方も…。フェスでは、昔から知ってくれている方も『新しいな』と思ってくれて、初めて観た人は『これがウワサの『深海』か!』と思ってくださる人もいました」

庄司芽生「TIFでは『深海』は入れたいねとみんなで話していました。帰ってきたことがわかりやすく伝わるように昔の曲をたくさん入れましたが、あの場だと今の女子流を知らない人が多いと思ったので、それを見せるのにいい場所だと思ったし、特に『深海』は一番ふさわしい楽曲だと思いました」

--新曲も2曲収録されていますが、今までの女子流にはないタイプの曲ですね。『ダイヤ』は可愛らしいサウンドと、ささやくように歌う感じが新鮮で。

中江「『ダイヤ』は“今までにない”というか“なさすぎた”!(笑)」。

3人「そうそう」

中江「歌い方も難しく、それまでの女子流の曲にはなかった世界観なので、最初仮歌をいただいて覚えている時もなかなかつかめなくて、レコーディングの直前でもそうで、探り探りで歌いながらだんだん形作っていく感じになりました。また新しいタイプ楽曲が加わった感じで、アルバムを聴いてくれたファンの方は『『ダイヤ』にハマった! ライブでいつやるの?』って言ってくださる方が多くて、ありがたいです」

山邊未夢「振りがついたらまた雰囲気が変わるのかなと個人的には思います。『ダイヤ』はライブで、一曲単位で見せるというよりも、演出の流れの中で見せるほうが映える曲なのかなと思って。特に規模が大きなライブで演出として入れた時にこの曲を活かせるのかなと思います」

中江「やるなら、曲の世界観を出していきたいです」

新井ひとみ「『ダイヤ』は私の弟も好きと言ってくれています(笑)」

中江「『STARTING, MY ROAD!』は私たちの声質にも合っていて、歌いやすかったです。前向きで、この4人で駆け上がっていこうという、自分たち自身へのメッセージもある曲。ライブの最後に歌ったら感動してもらえるんじゃないかなと思いました」

--ホールコンサートだと特にそうじゃないかな。

中江「ホールで歌いたいですね!」

--武道館のような大きな会場でも歌えたらいいですね、またあそこで歌いたいという思いも?

中江「もちろんです!」

--武道館をやった頃って幼かったこともあって、ただ『すごい』という思いが大きくて、その楽しさをかみしめることはなかなかできなかったのかも。

山邊「確かに1回目の時は、『わっ、嬉しい!デカイ!でも頑張らなきゃ!』という気持ちで、スタッフさんが与えてくださったものに私たちはひたすら頑張って応えるという感じで。でも終わったあとの達成感が半端なかったんですよ。 2回目は、1回目の経験もふまえて、『こんな感じで盛り上げよう』『ここでカメラ見よう』とか決めて立っていたので、いろいろやりたかったことができたとは思うんですけど、でも今振り返るともうちょっとこうやりたかったなということもあるし、今は自分たちでライブの構成も考えているので、今自分たちで武道館の構成も考えてみたいとも思います」

--今はライブハウスツアーの最中ですが、大きな会場とは違った喜びもあるかもしれません。

中江「今ライブハウスをメインに活動していますが、そのことで、見えてくるものがたくさんあるなと思っているところです。まず距離が近い。お客さんの反応がすごく鮮明に見えるんです。楽しんでくれているというのもわかるし、『あ、違ったのかな』というのも直に伝わりやすいんです。それが楽しさでもありつつ、ちょっと試練だなと思ってて(笑)。ちょっとでも気を抜いた瞬間ってお客さんに見せたくないなと思うし、私たちにとっていい経験になってるなと思います」

--「今ちょっと引かれたな」とか、ちょっとした空気も感じられるもの?

中江「それはわかりますよ、すごく!」

山邊「小さい頃からやってる分、ファンの人も一緒に女子流を作り上げてきているという意識があって、(特典会などで)アドバイスをくれたりもするんですよ。『ここ微妙かな』という時は顔で反応してくれたり」

中江「それはありがたいといえばありがたいよね」

山邊「ここはちょっと変えようと思って、変えた時に、微妙な顔をしていたお客さんたちの反応はどうだろうと見て、満足そうな顔だったら『ああよかった』って(笑)」

--そういう表情まで見えるんだ。

山邊「見えますよ。ライブハウスだと結構後ろのほうまで見えます」

中江「その人それぞれの好みとかもあると思うけど、でも私たちのことを好きと思って応援してくれていると思うので、違ったとしても、私たちがしっかりしたものを見せていれば伝わると思います。ライブの後にツイッターとかでも感想を送ってくれたり、中にはすごい長文で送ってくれる人もいて、それらもちゃんと全部読んでいます」

--さて来年は全員が20代になるということで、新たな時代を迎える女子流、それに向けての抱負をお願いします。

山邊「また武道館や(日比谷)野音でライブををやりたいというのはみんなの中で強くあるんですけど、その前にZeppツアーもやりたい。以前Zepp ツアーをやらせてもらったことがあって、その時に自分自身納得のいくパフォーマンスを見せることができなかったので、今度はもっといいものを見てもらいたいと思います。あと個人的には以前ギターをやっていたことがあり、私がギターを弾いてみんなが歌うという形だったんですけど、機会があればもう一回ギターをしっかりとやりたいです」

--中江さんは女子流以外にも音楽的に幅広く活動していますね。

中江「はい、HIP-HOPをやらせていただいたり。女子流の音楽だけでずっとやってきたので、HIP-HOPと関わった時にいろんな音楽があるんだなと思ったのと同時に、やっぱり音楽が好きな人ってジャンルに縛られずいろんな音楽を聴こうとしてくれる。音楽がある場所って“ホーム”な場所だなと感じました。だから女子流ももっといろんなところに出て行きたい。アウェーな現場もあると思うんですけど、みんな自分たちの音楽を見せたいという思いは一緒にだから、いろんなところに発信していきたいなと思います」

--アイドルが出演する対バン以外の場所にも積極的に出ていきたい?

中江「過去には、全然違うジャンルの音楽の場所に出たり、男性グループばかりで女子は私たちだけという場もあったんですよ。アイドルイベントに出なくなった時期に。そういう場所っていい刺激になって鍛えられます。そういう場では観ている人は『なんかビビって出てきてるな』というより、堂々と出てきているほうが惹かれると思うので、攻めていったほうがいいなと思いました」

--来年20歳になる新井さんは?

新井「今回アルバムのキャンペーンで全国のHMVを回らせていただいたのですが、普段東京を中心に活動しているので、いつもは来られない方も今回足を運んでくださって、本当に女子流のことを待ってくださってる方がこんなにいるんだなということに改めて気づかせてもらいました。だから東京や関東以外にももっと行ってライブをしたい。『また来てください』と言ってくださる方も多かったので、そういう方に女子流の楽曲を届けていきたいなと思います」

--では最後に庄司さんに締めていただきましょう。

庄司「もっともっと中身が濃いグループになっていけたらなと思います。歌って踊ってパフォーマンスを見せるというだけではなく、一曲一曲、ライブ一本一本にメッセージを込めて、知れば知るほど面白い、惹かれていくというようなグループになっていければと思います。自分たちが大好きな音楽を女子流というグループを通して伝えていくというのは原点であるので、そこはぶれさせずに、それプラス、みんなの心に響くメッセージを伝えていけたらと思います!」

【東京女子流インタビュー 1】初のミニアルバムとあの夏のTIFのステージでの出来事を語る

東京女子流(とうきょうじょしりゅう)

山邊未夢(やまべ・みゆ)●1996年6月24日生まれ、千葉県出身。

新井ひとみ(あらい・ ひとみ)●1998年4月10日生まれ、宮城県出身。

中江友梨(なかえ・ゆり)●1997年6月28日生まれ、大阪府出身。

庄司芽生(しょうじ・めい)●1997年7月2日生まれ、山形県出身。

 

東京女子流「TIF 2017」のライブの模様

東京女子流「@JAM EXPO」のライブの模様

 

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