山川ひろみ、映画『アオショー!』でヒロインに! 「折高メンバーはカッコいいより、全員カワイイんです!」

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山川ひろみ
山川ひろみ

女優の山川ひろみが、人気舞台を原作とする新作映画『アオショー!』(9月5日より全国公開中)でMAZZELのRANとW主演を務める。山川は、ヒロインの波島沫乃(なみしま あわの)役を演じ、持ち前の透明感と繊細な演技で、物語の中心を担う。

本作は、動員数累計10万人を超える人気舞台シリーズの一作である『絶対青春合唱コメディ「SING!!!」〜空の青と海の青と僕らの学校〜』を原作に、新たに映画版として書き下ろした物語。閉校が決まった離島の折後島高校(折高)を舞台に、生徒たちが合唱を通して絆を深める青春物語だ。

山川と共に主演を務めるのは、ダンス&ボーカルグループMAZZELのRANで、主人公の飯田悉平を演じる。共演者には、ライバル役でスクリーンデビューとなる小山慶一郎が特別出演し、そのほか飯島寛騎、小泉光咲、三浦獠太、大川泰雅ら若手俳優が島の生徒役で出演。さらに田畑智子、川上麻衣子、渡辺いっけい、佐野史郎ら実力派が脇を固める。

本作で念願の映画初主演を果たした山川ひろみに、作品への深い愛情や、佐野史郎らベテラン勢からRANら同世代の共演者とのエピソードまで、たっぷりと語ってもらった。

— まずこの『アオショー!』のタイトルは、どういう意味なんでしょう?

青春×合唱で『アオショー!』です。

— なるほど。青春を「アオハル」というみたいな?

まさにそのままです。

— 出演が決まった時の心境はいかがでしたか?

「やったー!」という気持ちと、「ほんとに?」という気持ちでした。舞台の時から監督が「映画化したい」とおっしゃっていたので、半信半疑でしたが、決まった時は本当に嬉しかったです。

— 舞台からの続投ですが、特別な思いはありましたか?

はい。いただいたからには全力で、と思いました。こんなに大きなチャンスはないので、これを頑張った先に私自身のステップアップが見えてくるかなと思い、日和らず頑張ろうと思いました。

— 映画主演は女優として一つの目標でしたか?

そうですね。本当にありがたいなと思いました。

— 舞台と映画の一番の違いはロケ撮影だと思いますが、思い出はありますか?

舞台ではイメージで補っていたセットが、映画では全部リアルな場所になったのがすごく新鮮でした。学校も廃校を使ったり、港で撮影したり。お客さんは想像で見てくださっていたものがリアルになるので、きっと、見ただけで泣けちゃうだろうなと思いました。

— ロケ地の神津島の印象はいかがでしたか?

海がすごく綺麗な観光地で、有名な金目鯛の煮付けをみんなで食べたのが美味しかったです。『アオショー!』らしく、海辺での撮影が多くて、海鮮焼きを食べたり、海の幸をふんだんに使った料理を食べた思い出があります。

— 船のシーンも多かったですが、船酔いは大丈夫でしたか?

私自身は大丈夫でした。あまり船に乗っているシーンがなかったのですが、設定上は毎日乗っているので、沫乃的には慣れっこなんでしょうね(笑)。

— 撮影全体を通して、大変だったことや頑張ったことは?

初めてのことづくしで、しかもヒロインということで、どう振る舞えばいいか分からず緊張しました。でも、大御所の先輩方や経験豊富な共演者の皆さんの胸を借りる気持ちで、とにかく一生懸命やろうと心掛けました。同じ立場のRANくんと励まし合い、仲間がいたからやりきれた感じです。

— 先輩共演者の印象はいかがでしたか?

皆さんすごくよくしてくださったんですが、特に佐野史郎さんは、私が幼い頃から憧れの俳優さんだったので、カメラで写真を撮っていただいた時は「そんなことあるんだ」と感動しました。その写真は家宝にしています。佐野さんはすごくお優しくて、みんなを温かく見守ってくださる校長先生という感じでした。

— 同世代の共演者の印象はいかがでしたか?

RANくんは同じ立場だったので助け合いながら日々頑張ってきました。彼から演技について教えてもらうことも多かったです。合唱部の部長役の小山さんは、また違う面で皆さんを引っ張ってくれるカリスマ性があり、緊張をほぐしてくれる優しい人柄でした。小山さんがいると現場が和やかになるんです。

— 折高の仲間たちの中で、誰が一番「カッコいい」ですか?

えっと、それはちょっと、答えるのが難しい問題ですね(笑)。

— では、誰が一番「カワイイ」ですか?

折高生はみんな可愛い系ですよね(笑)。飯島さんの役はオタク可愛いですし、大川くん演じる大介は少年みたいでバカ可愛い。小泉さんの演じる雷音丸もひ弱可愛いですし、三浦さん演じる銀二もイキリ可愛い。福崎那由他くんの役もみんなに愛される存在で可愛い。悉平くんも一生懸命で可愛い。私から見たら全員可愛いですね。

— 舞台作品が映画化されると聞いていかがですか?

どんどん規模が大きくなっているのも素晴らしいことだと思います。頑張ればできないことはないのかなと、「次はなんだろう」と夢見ちゃいますね。そのためにもまず今を頑張りたいですし、波島沫乃もそれに伴って成長していけたらいいなと思います。

— 山川さんご自身の高校時代はどんな生徒でしたか?

勉強一択という感じで、真面目ちゃんでした。ただ歌うことは好きだったので、勉強に疲れたら一人でカラオケに行って発散して、また次の日頑張るという学生時代でしたね。

— 部活はされていましたか?

ダンス部でした。休日は家にいることが多くて、いわゆる「青春」はしてなかったので、今作で青春をさせてもらった感じです。

— 山川さんにとって「歌」とはどういう存在ですか?

私自身も沫乃も、自分の気持ちを言葉で伝えるのが得意なタイプではないのですが、そういう人でも歌を通じれば素直に気持ちを表現できるのかなと思います。ラブソングも友情ソングも、照れくさいことを伝えることができる。言葉じゃ伝えられない気持ちを伝えるためのものかなと思います。

— 今後の目標を教えてください。

今一番の目標は、『アオショー!』をたくさんの方に楽しんでいただくことです。日本だけでなく世界中の人が楽しめるコンテンツになったらいいなと思います。たくさんの人に楽しんでもらって、その先にまた目標が見つかる、という感じでしょうか。

— 最後に、作品の見どころとファンへのメッセージをお願いします。

『アオショー!』は、言葉では伝えられない気持ちが歌に込められた、すごく温かくて愛に溢れたお話です。毎日、勉強やお仕事、人間関係で疲れている方を照らす灯りになったらいいなと思いますし、毎日が楽しい方はエンジョイして観ていただけるはずです。本当に皆さんが楽しめる作品になっていると思うので、ぜひ劇場に足を運んでいただけたら嬉しいです。

映画『アオショー!』は、TOHOシネマズ日比谷ほかで全国公開中。

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