工藤遥、主演舞台『魔法使いの嫁』に弟から厳しい一言「くれぐれも原作を貶めないように」

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人気コミックを原作とした舞台『魔法使いの嫁』が5日、池袋・あうるすぽっとにて公演初日を迎え、主演を務める元モーニング娘。の工藤遥さんらがゲネプロ後に囲み取材に応じた。

『魔法使いの嫁』は、2014年に連載されるや否や大きな反響を呼び、2017年のテレビアニメ化で不動の人気を得たヤマザキコレのコミックが原作。身寄りもなく、生きる希望も術も持たぬ少女・羽鳥チセ(工藤遥)が、ヒト為らざる魔法使いエリアス・エインズワース(神農直隆)に金で買われ、魔法使いの弟子として新たな人生を生きることとなった姿を描くファンタジー。アニメで脚本を担当した高羽彩が今作でも脚本・演出を担当する。

囲み取材には工藤さんのほか、共演者の神農直隆、西井幸人、小松準弥、広川碧、佐倉花怜、清水らら、結城洋平、ウィリアム良太ザッキーも参加し、見どころや意気込みを語った。

今年の春まで放送されていた『快盗戦隊ルパンレンジャーVS警察戦隊パトレンジャー』の早見初美花 / ルパンイエロー 役での活躍も話題となった工藤さんにとって、約2年半ぶりの舞台。座長となる工藤さんは「ここにいるメンバーだけでなく、たくさんのキャスト・スタッフで、この作品を作りあげております。その思いが観に来てくださる方に届けばいいなと思っております」と挨拶した。

工藤さんは弟が原作の大ファンであることを明かし、「“くれぐれも原作を貶めないように” と言われました。熱烈なファンの皆さんがたくさんいる作品なので、責任を持って、プレッシャーを感じながらもチセちゃんを演じていけたらと思っております」と背筋を伸ばした。

魔法使いエリアスを演じる神農さんは、キーアイテムとなるエリアスの頭部について「試作品から何度も作り変えていただいて、すごく付け心地はいい。コックピットに入ったみたいな精神的に引きこもった感じで、エリアスの感情が表に出ないところを感覚で助けてもらっています」と語った。メッシュ素材を用いて表情も透けて見えるようになっており、舞台ならではのリアリティを演出している。

チセの友人となるステラ・バークレムを好演しているのは、『烈車戦隊トッキュウジャー』で、トッキュウ5号カグラの幼少期を演じた清水らら。今回が初の舞台出演となる清水さんは「ステラのパワフルな部分を舞台で表現したい。皆さんの足を引っ張らないように一生懸命頑張ります!」と意気込んだ。工藤さんの印象を「すごく親切で、舞台の袖から出るタイミングを教えてくれたり、セリフを間違えてもフォローしてくれたり、優しくて尊敬しています」と褒めると、工藤さんは「唯一の10代同士なので仲良くやっています」と照れながら微笑んでいた。

舞台「魔法使いの嫁」公式HP http://mahoyome_stage.jp

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