山田杏奈、初めての一人二役に「2倍演じられて得した気分になりました」

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山田杏奈
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女優の山田杏奈さんが20日、都内にて行われた、ヒロインを務めた映画『五億円のじんせい』の公開初日舞台挨拶に、主演の望月歩さん、文晟豪監督とともに登壇、撮影時のエピソードなどを披露した。

GYAO とアミューズがオーディションによりオリジナル映画を作るプロジェクト「NEW CINEMA PROJECT」で約400本の中から見事グランプリを受賞した本作。善意の募金五億円により心臓手術に成功し、命を救われた少年、高月望来(望⽉歩)は17歳になり五億円にふさわしい自分かどうか悩んでいた。とある出来事をきっかけに SNSで自殺を宣言。そこへ見知らぬアカウントから「死ぬなら五億円返してから死ね」というメッセージが届く。夏休み、望来は家を飛び出し、五億円の“借金”を返して自由になるための旅に出る。そして、さまざまな人と出会い、事件に巻き込まれながら、思わぬ発見が彼を待っていた……、というストーリー。

本作で一人二役に初挑戦している山田さんは「初めに聞いたときには二役分で大変なのかなと思ったんですけど…」と率直な思いを明かしたが、「それより楽しさが勝って、2倍演じられて得した気分になりました。それぞれ二人とも魅力的なんですけど、その魅力をどうやって違う方法で表現するかということを考えるのがすごく楽しかったです」と満足のいく内容となったようだ。

山田さんは、主演の望月さんと一緒になるシーンは多くなく、一緒に撮影したのは一日のみ、しかもお互い人見知りということで打ち解けるのに難航したそう。この日の舞台挨拶でもお互い敬語で話していたほど。現場では共通の友達の話題など会話を必死に探っていたという。

舞台挨拶の最後に山田さんは「脚本を初めて読んだときにステキな台本だなと思いました。たくさんの人の思いがつまってこの形になったんだなと思い、大事に大事にみなさんと一緒に作らせてもらった作品です」と思いを語った。

映画『五億円のじんせい』はユーロスペース他にて公開中。