田中道子、7月スタート月9ドラマ『絶対零度』でロボットのような女刑事役に「冷たいだけでなくおもしろいって思ってもらえるよう」

ニュース 女優 映画・ドラマ
田中道子
田中道子

女優の田中道子さんが7月スタートのフジテレビ系月9ドラマ『絶対零度~未然犯罪潜入捜査~』にレギュラー出演することが発表された。田中さんが月9ドラマに出演するのは『貴族探偵』(2017年4月期)以来、1年3カ月ぶり2度目となる。「“月9”という、演者の皆さんが出たいと思っている伝統ある貴重な枠に出演することができて飛び上がるぐらいうれしかったです」と喜びを表すとともに、「自分がまだまだだなと思うこともありますし、正直、不安もあるんですけど、これからどんどん成長していきたいと思っています。しかも今回の出演者の皆さんは先輩の方が多く、頼れることが多いと思いますので、胸を借りるつもりで体当たりでがんばろうと思います!」と意気込んでいる。

ミス・ワールド2013日本代表に選出された田中さんは、『ドクターX~外科医・大門未知子~』第4シリーズ(テレビ朝日系)でテレビドラマデビュー。その後、『貴族探偵』で念願の月9ドラマに初めてレギュラー出演、さらに放送中の『西郷どん』で大河ドラマデビューも果たした。

今回田中さんが演じるのは、捜査一課刑事の巡査長・板倉麻衣。沢村一樹さん演じる主人公・井沢範人率いる「未然犯罪潜入捜査班」、通称“ミハン”の表向きの姿である総務部資料課に、上司で警部補の早川誠二と共に事件の捜査で絡む、一見無表情でロボットのような女刑事を演じる。実はその無表情な顔の下に、真面目すぎるがゆえに人との距離感がつかめず、コミュニケーション下手な一面も隠し持っているという意外な役どころとなる。

田中さんは「私は今まで男の人を手玉に取ったり、自分の内面をさらけ出すような役が多く、わがままだったり、ぶっきらぼうだったり、生意気なところを出していました。今回の役はそれらを全部カットした、“無表情でロボットのような女性”です。そういった役を演じるのが初めてなので悩み、寝られないぐらいの不安があります」と思いを吐露。

だが「私は“ロボット”を研究に研究を重ねて、“でもこういう人いるよね”と、見てくださっている方が、冷たいという印象だけでなく、おもしろいなって思っていただけるような役を演じたいと思っています。自分にとっての“新境地”みたいな感じですので、現場で試行錯誤しながら“板倉麻衣”を作っていきたいと思っています。このドラマが終わった時に、難しい役だったけど、挑戦してよかったなと思えるよう、そしてそれがきっとこれからの自分の演技の幅にもなると思いますので精いっぱいやりたいと思います」と意気込みを語った。

そして「今回は自分にとって難しい役になりますので、クランクインの日にも壁にぶつかりました。ですが、それをどうにか乗り越え、皆さんに助けていただきながら今までと違う私の演技を見せることができると思うので、一人でも多くの方に見ていただきたいです。また、今作は続編という形になりますので、すでにいらっしゃる『絶対零度』ファンの方々に見ていただけるようにするのはもちろんのこと、まったく新しい作品でもありますので、新しい月9、新しい『絶対零度』として見ていただければと思います」とメッセージを送っている。

『絶対零度』シリーズは2010年にスタート。シーズン1でコールド・ケースと呼ばれる“未解決事件”を、シーズン2では“潜入捜査”をテーマに、新米女性刑事・桜木泉(上戸彩)の活躍と成長を描いた。今回、沢村一樹さん演じる元公安のエリート刑事・井沢範人を主人公に“未来の犯罪を予測して捜査する”ことをテーマに、潜入捜査やアクション、予期せぬ展開とエンターテインメント性をパワーアップしておくる。

ドラマ『絶対零度~未然犯罪潜入捜査~』は7月9日スタート。毎週月曜21時~21時54分放送(初回30分拡大 21時~22時24分)。出演=沢村一樹、横山 裕、本田 翼、柄本時生、田中道子、平田 満、伊藤淳史、上戸 彩(特別出演)