『アリスインデッドリースクール』が今度は映画と舞台で登場 船岡咲「別の作品だと思って二つとも楽しんで」

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舞台「アリスインデッドリースクール・ノクターン」制作発表より
舞台「アリスインデッドリースクール・ノクターン」制作発表より

舞台『アリスインデッドリースクール・ノクターン』(10月4日より新宿村LIVEにて) の製作発表会見が24日に都内で行われ、船岡咲、若林倫香をはじめ、15名のキャストが登壇した。

アリスインプロジェクトの代表作として幾度も上演されている本作は、動く死体たちから必死に逃れようとする少女たちの生き様を描く学園サバイバル・ホラー。

女子高生・百村信子(ノブ) を演じる船岡咲さんは、「まだ稽古が始まったばかりですが、毎回クタクタになるほどエネルギーの消費が半端ない。みんなが感情や、いろんなものをぶつけあって熱い稽古場になっています。今から仕上がりがヤバイものになると予感しています。ノブと優との漫才シーンも本気で笑いを取りに行きます!」と意気込んだ。

また、今作のキャストは映画『アリスインデッドリースクール・アジタート』(10月30日よりコフレリオ新宿にて公開)でも同じ役柄で出演をしている。

船岡さんは8月下旬に行われた撮影を踏まえて、「舞台も“まさか…”という結末ですが、映画では“まさかぁぁっ!!“っていう衝撃的なクライマックスで、エンディングは全く別物になっています。ノブも最後はガチでゾンビになってしまいますし、ほかのみんなもキャラクターが違うので、別の作品だと思って二つとも楽しんで欲しい。映画を経験したおかげで、校庭も体育館も全て鮮明に目に浮かんでくるので、舞台の稽古をしていても、より深い感情が沸いてきます。撮影で合宿みたいな生活を共にしたので、すでにみんな仲のよい空気で舞台の練習に臨んでいます」と語った。

ユウの親友で漫才コンビの相方である優を演じる若林倫香さんは、「周りにベテランの方が多くて心強い。初舞台がノブの役だったのですが、前回よりも漫才シーンが本格的になっています」とアピールした。

2010年の初演にも出演していた中塚智実さんは、「7年前は稽古中に机の下に隠れて携帯をいじっているような子だったので、周りを困らせたと思いますが、年齢を重ねた分、いろんなものを見せられたらと思います。役者としてまだまだこれからですが、今までの集大成を見せたいと思います」と語った。

昨年に引き続き辻井水貴役で出演する永吉明日香さんは、「それぞれの役を歴代のキャストが演じてきたのですが、今回はこれまでのイメージとはぜんぜん違うキャラクターになりつつある。そのキャラクターがぶつかり合っているのが、演じていて刺激を感じるし、どんな作品に仕上がるのか私たちも楽しみです」と話した。

初演・再演に続き3回目の演出を任された松本陽一氏(劇団6番シード) は、「先に過酷な映画の撮影も終えているキャストたちなので、すでにポテンシャルの仕上がりが強いと感じます。今回の顔ぶれは“ファイター”という印象。彼女たちの顔つきや、経験や、これまでの集大成と言えるこのタイミングが合わさって、ものすごくタフで強い作品に仕上がっていきそうです。今まで以上に感情のバネを弾ききった濃密な物語が作れていると思います」と紹介した。ガールズ演劇の一つの到達点として、アイドル演劇の甘いものではなく、ヒリヒリとした芝居を見せてくれそうだ。

舞台『アリスインデッドリースクール・ノクターン』

【キャスト】
船岡咲/若林倫香/
中塚智実/舞川みやこ/栗生みな/永吉明日香/大塚愛菜/民本しょうこ/
秋元美咲/持田千妃来/花梨/天音/雛形羽衣/佐藤琴乃/栗野春香/渡辺菜友/月岡鈴

日替わりゲスト
鶴田葵/4日(水)・7日(土)・8日(日) 計5公演計5公演
遠藤瑠香/5日(木)・6日(金)・9日(月・祝)計5公演

特別出演・八坂沙織

【日程】2017年10月4日(水)~ 9日(月)※全10公演
【劇場】新宿村LIVE

公式サイト: http://alicein.info/