川口春奈、「クレオパトラ」に例えられ戸惑いつつテキパキ語る 主演映画『にがくてあまい』公開

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女優・川口春奈さんの主演映画『にがくてあまい』が10日、公開初日を迎え、記念の舞台挨拶に共演の林遣都さん、中野英雄さん、石野真子さんらキャストともに登壇した。

野菜嫌いのOL(川口)がベジタリアンのゲイ(林)と同居するという一風変わった本作は WEBコミックが原作。その後、コミック化され、国内はもとより韓国、台湾、香港などでも翻訳されるなど各国で愛される“食と愛”をテーマにしたベジタリアンフード・コミックを基に実写映画化された。

登壇し、撮影でのエピソードを問われた林さんは、川口さんの衣装を見ながら「今日はクレオパトラみたいで、ちょっと話しづらいところもあるんですけど…」とつぶやくと、「ほめ言葉なのかな?」と戸惑う川口さん。そんな中、「みなさんおもしろくて、そんないい雰囲気を役柄に活かしつつ…」と小声で語る林さんに、痺れを切らしたように、「おだやかな現場でした。和気あいあいと、怖い人が一人もいない現場で楽しかったです!」とテキパキと語った。

川口さんの父親役の中野英雄さんは「川口さんが現場で仕切ってくれていました」と、撮影時もテキパキしていた様子を明かした。そんな中野さんは 「こんな娘がいたらずっとついてまわる」と親バカな目で語ると、母親役の石野真子さんも「娘がキュートで、娘に恋しちゃうくらい」と川口さんを絶賛。川口さんはそんな「両親」との現場について「お二人と一緒のシーンはほっこりとできました」と温かい空気を明かした。

舞台挨拶では各キャストの私生活での「にがあま」エピソードについてのトークも。川口さんは、「以前生牡蠣にあたったことがあって、それ以来牡蠣が食べられなかったんですけど、てんぷら屋さんで食べた牡蠣のてんぷらがおいしかったので…」と、生牡蠣にも改めて挑戦したエピソードを話した。

また本作が海外での配給や映画祭出品が相次ぐ現状について、川口さんは「ありがたい。とにかくたくさんの方に見ていただければ」と喜びを表した。

また青井ミナミ役を演じた13歳の若手女優・桜田ひよりさんは「つんつんしている演技が中心でしたが、演じていてとても楽しかったです」と撮影を振り返った。このほか舞台挨拶には、淵上泰史さん、草野翔吾監督も登壇。最後には監督から感謝を込めて各キャストに花束が贈られた。

仕事に燃えるキャリアウーマンの江田マキ(川口)は、ある日男子高のイケメン美術教師の片山渚(林)と出会い恋に落ちる。二人はひょんなことから同居することに。しかし、天真爛漫なマキを、ぞんざいに扱う渚。衝突しながらも、マキは渚に恋している自分に気づくが…渚はなんとゲイだった。それでも、大っ嫌いだった渚の作るオーガニック野菜料理に癒されていくマキ。それぞれが抱える問題を解決していくうちに、お互いが“大切な人“に変わっていく…。野菜が苦手なオンナと、女が苦手なオトコ。相容れない男女の同居生活を描く。

映画『にがくてあまい』はTOHOシネマズ新宿ほかで全国公開中。

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