⾼嶺のなでしこ、2周年記念ツアーが東京公演でファイナル 籾⼭ひめり「こんなにたくさんの⽅に応援していただけるグループになって、⼼から嬉しい」

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⾼嶺のなでしこ 2周年記念・Zepp TOUR 2024「瞬きさえ忘れる。」ファイナル公演より
⾼嶺のなでしこ 2周年記念・Zepp TOUR 2024「瞬きさえ忘れる。」ファイナル公演より

HoneyWorksがサウンドプロデュースを務める10⼈組アイドルグループ・⾼嶺のなでしこの2周年記念・Zepp TOUR 2024「瞬きさえ忘れる。」のファイナル公演が、10⽉6⽇に東京・Zepp DiverCity(TOKYO)で開催された。

9⽉15⽇にZepp Sapporoで迎えた初⽇から、わずか3週間で5⼤都市圏5公演を駆けてきたZeppツアー。2022年夏の結成から2年で、ファイナル公演のZepp DiverCity(TOKYO)2400⼈のキャパを埋めるまで成⻑した。

スクリーンに映し出された時計が秒を刻み、2周年にちなんで2時を指すとOvertureが流れ「誇り⾼きアイドル」でライブがスタートした。東⼭恵⾥沙と松本ももなの歌い出しから客席は凛とした空気に包まれ、思い思いのペンライトが輝き出す。籾⼭ひめりが「決戦スピリット」の冒頭で「盛り上がる準備できてますかー!」と煽ればファンは息の合ったコールで応え、「Break out!」と煽るメンバーに合わせて⼀緒にジャンプ。「⾰命の⼥王」「美しく⽣きろ」とアッパーな曲が続き、10⼈は⼀体感のあるダンスで魅了するとともに、ソロパートでもそれぞれに⼒強いボーカルを響かせた。MCでは体調不良から復帰した城⽉もファンに元気な挨拶を見せ、籾⼭より「10⼈で、瞬きさえ忘れるステージを作っていきます!」と熱い意気込みが語られ、キュートな楽曲が続く中盤へ。TikTokでキラーチューンとなった「可愛くてごめん」はキャッチーなダンスで可愛さをアピールし、コミカルな王道アイドルソングの「推しの魔法」ではラスサビ前の「⾔いたいことがあるんだよ!やっぱりたかねこかわいいよ!」をメンバーと観客によるコール&レスポンスで盛り上げる。

続く「私より好きでいて」でもステージからハッピーオーラが振りまかれ、「ヒロインは平均以下。」ではステージ上に登場したカメラに向かって、メンバーが思い切りキュートなアピールをしていく。ステージからも、スクリーンに映る表情からも⽬が離せない、瞬きもできない時間が続いた。

ここから選抜メンバーが、HoneyWorksの楽曲カバーに挑戦。まず城⽉菜央・橋本桃呼・東⼭恵⾥沙・星⾕美来が「⼩悪魔だってかまわない!」をフレッシュに披露し、涼海すう・葉⽉紗蘭・春野莉々・⽇向端ひな・籾⼭ひめりの5⼈が都会的なディスコチューンの「ラブホイッスル」でクールに踊る。

カバーパートの最後には松本ももなが、⾚と⻘のジャケットにゴールドの縁取りをあしらった新⾐装で登場。⽢美なポップチューンの「死ぬまでダーリン」をあざとく歌い、客席も松本のカラーの薄ピンクに染まっていく。直後のMCで橋本が「ももな結婚してくれ!」と叫ぶほどの正統派アイドルぶりを⾒せた。

新⾐装で勢ぞろいした10⼈から、ツアータイトルにちなんで城⽉が“瞬きなし50秒レスチャレンジ”に挑戦。続いて松本も60秒の瞬きなしレスにチャレンジし、ファンへの表情や⽬線でのアピール⼒を競い合う。

「ここからも瞬きさえ忘れるパフォーマンスを披露しちゃいますよ〜!」(橋本)とライブパートに戻ると、「アンチファン」「LOVE ANTHEM」をパワフルに歌い踊り、「LOVE ANTHEM」の⼤サビでメンバーは「JUMP!」としっかりファンを煽っていく。撮影OKタイムの「モテチェン!」「⼥の⼦は強い」は再びキュートな2曲となり、シリアスからキュートまで振り幅の広さを印象付けた。

ここでZeppツアーを振りかえり、星⾕が「福岡や⼤阪で桃呼が積極的にMCを回してくれていて『めっちゃ緊張する』って楽屋でも珍しく無⼝だったのに、本番はバッチリでMCマスターでした」と明かす。“MC番⻑”ぶりを褒められた橋本は「こんなにもいいメンバーが集まることって本当に奇跡だなと思って。こうして活動できていることが素敵だなって感じながら、みんなのことを考えてました」と感激。また「みんなでご飯に⾏くようになって、お洋服を褒められるときのひめりが可愛いんです」(涼海)とキャプテン籾⼭の⼀⾯が明かされるシーンもあった。

ライブも後半に⼊り、「僕は君になれない」「⼄⼥どもよ。」でファンとメンバーの⼀体感は⾼まっていく。「⽉曜⽇の憂鬱」でもファンからコールの声は衰えず「ラ ラ ラ…」のアウトロをステージと客席が⼀体になって歌い、「センパイ。」「恋を知った世界」と恋する⼥の⼦の⻘春ソングが続いていく。

2年前、元「ラストアイドル」のメンバーと、オーディションで選ばれた7⼈の合計10⼈で産声を上げた⾼嶺のなでしこ。籾⼭は「ファンのみなさまよりたかねこの10⼈の⽅が多いんじゃないかと思う⽇もありながら、ライブを続けてきました。その中で絆がどんどん深まっていって、こんなにたくさんの⽅に応援していただけるグループになって、⼼から嬉しいです。数あるアイドルグループの中から選んでくださって、そして推しにしてくださって、本当にありがとうございます」と感謝を伝える。

「メンバー同⼠でぶつかり合ってしまう瞬間があったりして、先を考えるのが少し不安だなと思う瞬間が私はありました。でも、スタッフさんやファンのみなさまのおかげでツアーを開催することができて、みんなすごく優しくて、個性が全然違うのに、10⼈になると1つになるっていうのがたかねこの魅⼒だなと思っています。武道館という⽬標に向けて、この10⼈で誰1⼈⽋けることなく⽬標を達成したいなと思っています。そのためには皆様の応援が必要ですし、皆様の声があるから私たちは常に頑張れています。私⾃⾝、⾼嶺のなでしこがすごく⼤好きですし、もっともっと⼤きくなっていきたいし、もっともっと⼤きい夢を10⼈で⾒ていきたいしファンの皆さまと叶えていきたいなと思っています」、こう語って、かみしめながら思いを伝える籾⼭だが「このあいだ橋本さんがいいこと⾔ってたから、ちょっと不安です」と緊張気味。橋本もそんなキャプテンの姿勢に「いいこと⾔ってるじゃん!ちょっと泣きそうになったよ」と優しく応える。

「なんか⾟いなって思う瞬間やうまくいかないことってたくさんあると思うんですけど、そういうときに⾼嶺のなでしこがそばにいれたら嬉しいです。歌詞だったりとか、メンバーの笑顔だったりとか、⾐装にときめいてくれたりとか、少しでもみなさまの勇気になっていたら。これからも⾼嶺のなでしこ、絶対に絶対に⼤きくなるって約束するので、これからもどんなときもついてきてくださると嬉しいです!」

籾⼭のこの決意表明に続いて、東⼭が「⾳楽は⾟いときや楽しいときなど、どんなときでも私たちの⼈⽣に寄り添い、世界を飾ってくれる特別なものです。私たちも⾳楽を通して誰かの⼼を灯せるように、世界を明るくできるように。そんな願いが込められた楽曲になっています」と宣⾔した2ndシングル収録の新曲「I’M YOUR IDOL」(12⽉11⽇リリース)が披露される。泥くさく歩んできた2年間の思いや、ライブアイドルとしての誇りを象徴する1曲を息の合ったフォーメーションで歌い踊り、メンバー同⼠の絆を象徴する時間が流れて本編ラストを飾った。

アンコールに応えて再びステージに姿を⾒せた10⼈は、⿊をベースにした⾐装にチェンジ。ショートパンツやブーツで新しい印象を⾒せつつ、12⽉11⽇発売の2ndシングル収録の新曲「アドレナリンゲーム」をパフォーマンスする。フジテレビ系TVアニメ「逃⾛中 グレートミッション」10⽉クール新エンディングとしてこの⽇初OAもされた。疾⾛感あるロック楽曲で、初披露ながら「揺らせ!⾼嶺のなでしこ!」の煽りも客席と⼀体になって盛り上がった。

新しい⾐装に「今まで制服⾵の⾐装が多かったんですが、今回は⼤⼈っぽい⾐装で、脚がチラ⾒するんです。セクシーで」(松本)と照れ気味のメンバーに、ここでサプライズで新情報が伝えられる。来る2025年2⽉14⽇に、⾼嶺のなでしこ最⼤規模のワンマンライブとして、国⽴代々⽊競技場 第⼆体育館でのライブ開催が決定。ファンからは「おめでとう!」の歓声が沸き、籾⼭は⽬頭を熱くする。

「先があるって当たり前のことじゃないから、すごく嬉しくて。10⼈で活動できるのって楽しくて、ちょっと過酷なスケジュールのときもあったけど、ファンのみなさまがいつも⽀えてくれて、みんなで楽しい時間を過ごしてるなって思います。⼤きいステージに⽴たせていただける機会を作っていただけて、本当に嬉しいです。ありがとうございます」籾⼭が率直に気持ちを語って、10⼈で最後に「ファンサ」「初恋のひと。」を披露。ファンもこの⽇最⼤級の声量のコールで応え、新曲披露に新ライブ決定と喜びが続いた興奮を分かち合った。

10⽉にはファンクラブ限定イベントや主催対バンイベントがあり、11⽉8日はKT Zepp YokohamaでZeppツアー後夜祭を開催。そして12⽉11⽇に2ndシングルがリリースされ、来年2⽉の国⽴代々⽊競技場 第⼆体育館ライブと、着実にステップアップしていく⾼嶺のなでしこ。「瞬きさえ忘れる」の⾔葉通り、3年⽬もファンを⼀瞬たりとも放さない。そんな意志をパフォーマンスで⾒せたライブになった。

⾼嶺のなでしこ 2周年記念 Zepp TOUR 2024「瞬きさえ忘れる。」セットリスト

M1 誇り⾼きアイドル
M2 決戦スピリット
M3 ⾰命の⼥王
M4 美しく⽣きろ
M5 可愛くてごめん
M6 推しの魔法
M7 私より好きでいて
M8 ヒロインは平均以下。
M9 ⼩悪魔だってかまわない!
M10 ラブホイッスル
M11 死ぬまでダーリン
M12 アンチファン
M13 LOVE ANTHEM
M14 モテチェン!
M15 ⼥の⼦は強い
M16 僕は君になれない
M17 ⼄⼥どもよ。
M18 ⽉曜⽇の憂鬱
M19 センパイ。
M20 恋を知った世界
M21 I’M YOUR IDOL
(ENCORE)
EN1 アドレナリンゲーム
EN2 ファンサ
EN3 初恋のひと。

Photo by 林晋介/Text by ⼤宮⾼史

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