【わーすたインタビュー(後編)】「結成のコンセプトに立ち返って“カワイイ”を更新し続けられるグループでいたい」10周年に向け飛躍目指す

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わーすた
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2024年第一弾シングル『えいきゅーむちゅーでこうしんちゅっ!♡』を21日にリリースする4人組アイドルグループ・わーすた。ここ最近の彼女たちの楽曲では珍しい、可愛さ全開の王道アイドルソングになっている。インタビュー後編では、そんな新曲にまつわるエピソードトークや、9周年を迎えた今の思いを語ってもらった。

ニューシングルの聴きどころについて詳しく語るインタビュー前編

--2023年はライブでの声出し応援がほぼスタンダードになり、海外でライブを行うグループも増えてきて、アイドルライブ界では“脱コロナ”となった印象でした。わーすたは海外でのライブは?

廣川奈々聖「昨年は韓国に行ってライブを行いました」

--海外ライブはコロナ禍後初ですか?

奈々聖「はい。やっぱり日本にいるとK-POPってパッと思い浮かぶけど、逆に日本のアイドルってどれだけ韓国で浸透しているのか、まったく想像がつかなかったんです。でも街を歩いていても、“あれ、ここ日本かな”と思うくらい似ている風景もあって、実際にライブをしてみても日本と変わらない感覚というか、こんなに変わらない熱量で日本のアイドルを応援してもらえるんだなと実感できました。久しぶりの海外だったこともあって、来てくれたファンの方もたくさんいて、この感じが懐かしくてエモいなと思いましたし、去年は韓国だけしか行けなかったので、今年はまた別の場所にも行けたらいいなと思います」

--韓国でずっと応援してくれてるファンの方も?

奈々聖「泣きながら紙に書いてきたメッセージを伝えてくれたりだとか」

--“やっと会えた”って?

奈々聖「私たちが『プリパラ』のアニメの曲をタイアップで歌っていた時期があって、それをきっかけで知ってくれた韓国のファンの方が多くて、女の子が特に多かったです」

--今年さらなる飛躍に向けて心がけていることは?

松田美里「ライブに挑むときの気持ちだったり、パフォーマンスのスキルをもう一回改めて見直して質を上げたいなと思います」

--いつもインタビューのときに話題になる、美里さんのライブ前の緊張も? もちろんいい意味での緊張感は大事だと思いますが。

美里「やっぱりあがり症なのでMCとかいまだにうまく喋れなくて、『あれ!?』って思います」

--以前はMCタイムで置いてけぼりになることも少なくなかったと聞きましたが、最近は3人とのトークに参加してますか?

美里「話に入っていかないです、最近は」

奈々聖(爆笑)

三品瑠香「聞こえてない感じで」

美里「聞こえていても、どう入っていったらいいかわからなくて」

--会話の内容は聞いてますか?

美里「あ、聞いてます。でも聞いてないときに限って話をふられたりとかします。タイミング悪いんですよね」

--ちゃんと聞いているときにはふってくれなくて、聞いていないときに限って。

小玉梨々華「私たちが悪いみたいな(笑)」

美里「いやいや、入れない自分が悪いんですけどね。普通に間が悪い人間なので、自覚してニコニコしてますね」

--3人でたっぷり盛り上がってるし、自分は入らなくていいかと思っちゃう?

美里「そうなんですよね。プライベートでの感じがステージ上でも出ちゃうんですよね。普段友達といるときも、みんながワイワイしていると私は黙っちゃったりすることもあります。そういうのが最近ステージで出てきて。楽しいはずなのに“あんまりしゃべってないな、自分……”って」

--女の子の仲良しグループで、自分が話の中心になるより、みんながワイワイ楽しんでいる姿を見るのが好きという人もいますからね。ステージで美里さんがちょっとおとぼけ感を出して、それを奈々聖さんがツッコむ……みたいなやりとりを見るのも好きなファンも多いのかも。

美里「結構楽しんでくれている感じはあります」

--だから、遠慮せず自然に喋ったり振る舞っていていいのかも。

奈々聖「あがり症だから、9年くらい言い続けてる『撮影OKです』と美里だけが担当してきたフレーズもまともに言えない(笑)。美里はそれを言うのに必死だから、ほかの話が入ってこないし、話しに行って自分がもしそれを言えなくなったら……と」

--そのフレーズはさすがに言えるだろうけど、話に夢中になってそれを言うタイミングをど忘れしちゃうみたいな? 

奈々聖「“ん?”“美里〜!”“あ、私だった!”……みたいなやりとりがよくあります(笑)」

美里「ただ、それを言う緊張感が最初のMCにあって(笑)」

--でもそういうのを見てるのも、ファンの人は楽しいと思います(笑)。ところで新曲の歌詞にちなんで、好きがどんどん高まって気持ちが更新されているものってありますか?

美里「ゲームのVALORANTですね。ハマり出したのはおととしの秋くらいからです」

瑠香「最近ディスコード友達になって」

美里「ゲームをするときのボイスチャットみたいなものがあるんですけど……」

瑠香「それで美里がどんなゲームをやってるか見れるんですけど」

美里「相手がやってるゲームも出てくるんです」

瑠香「私詳しくわからないんですけど、美里がずっとVALORANTやってることだけはわかります(笑)。まじでずっとやってんだなと思って(笑)」

--仕事で覚えなければならないことに取り組んでいる時間以外は大体ゲームやってる感じ(笑)?

美里「そうですね。やってないときは母と飲んでるか」

瑠香「私はやっぱり音楽。普段はロックが好きで、ロックフェスに昨年くらいから行くようになって……」

--それは何人かで?

瑠香「いえ、一人でしか行かないです。本当にただライブを楽しみたいから。それ以外の要素は全然いらなくて」

--フェスめしとか仲間でワイワイ盛り上がるとか、そんなのはいらない?

瑠香「写真も撮らないし、すっぴんで髪ボサボサでも行くし、もっぱら一人でライブを楽しんでいます!」

--特に推しのバンドって?

瑠香「今はUNISON SQUARE GARDENと10-FEETが好きです」

--最近ロックフェスにアイドルグループが呼ばれるケースも目立っています。

瑠香「私が行った日もハロプロの方たちが出ていたりとか」

--わーすたってそういう場でハマる楽曲もありますからね。

瑠香「あります!」

--ぜひいつか出演してほしいですね。奈々聖さんが好きを更新中のものって?

奈々聖「私は筋トレ。自分を追い込むのが嫌いじゃなくて、腹筋割りたいなってずっと思ってたんですけど、割れすぎているのもまた……」

--女性アイドルですし、ほどほどがいいですよね。

奈々聖「ほどほどがいいと思って、昨年の年末くらいに頑張ってみようと思って、私のイメージするちょうどいい状態になりました。筋トレ好きは更新されたなと思います」

梨々華「昨年の秋にTikTokの個人アカウントをそれぞれ開設して、それまではTikTokをあまり見なかったんですけど、情報収集しなきゃと思って見ていたら、すごく好きになって……」

--勉強のために見たらハマり始めたという?

梨々華「そうなんですよ。ハマって見ているのが犬とか赤ちゃんとか多くて(笑)」

--全然研究になってない(笑)。

梨々華「自分の更新にはあんまり参考にはなってないんですけど、自分の好きな傾向を覚えてくれるから、好きなものしか流れないので……」

--ますますTikTok好きに?

梨々華「はい」

--最後に代表して奈々聖さんに今年のわーすたについて改めてお願いします。

奈々聖「わーすたは10年目に入っていくので、9周年ライブに向けて大切に作っていっているところで、いつわーすたを好きになってもらっても大丈夫だよっていう気持ちでいるけど、今わーすたを好きになってもらうのは最適のタイミングだなと思ってるので、10年目に向けてどんどん盛り上がっていくわーすたを、さらに応援したいと思ってくれるファンの方を増やしていきたいです! 今回のリリースで“カワイイ”という日本の文化をすごく素敵だなと思ったから、私たちそのコンセプトに立ち返って“カワイイ”を更新し続けられるグループでいたいなと思います」

わーすた(The World Standard)

世界に照準を合わせて活動しているデジタルネイティブ世代アイ­ドルで、SNSとリアルアイドル活動を通じて世界にKAWAIIジャパンアイドルカルチャーを­発信していくグループとして2015年に結成。2016年、1stアルバム『The World Standard』でメジャーデビュー。2022年から4人での新体制に。9周年ライブ「The World Standard ~古今東西!わーすた楽曲総選挙~」「The World Standard ~わーすたに、えいきゅーむちゅー!♡~」は3月24日(日)大阪・umeda TRAD、3月30日(土)東京・EX THEATER ROPPONGI
で開催。

廣川奈々聖(ひろかわ ななせ)1999年5月12日生まれ、福岡県出身

松田美里(まつだ みり)1999年8月2日生まれ、広島県出身

小玉梨々華(こだま りりか)2000年10月1日生まれ、北海道出身

三品瑠香(みしな るか)2001年3月17日生まれ、愛知県出身

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