【東京パフォーマンスドール 新旧リーダー対談 】「リーダーってキャラ全開にできないから損」(!?)  記念アルバム発売&記念ライブ開催 | GirlsNews

【東京パフォーマンスドール 新旧リーダー対談 】「リーダーってキャラ全開にできないから損」(!?)  記念アルバム発売&記念ライブ開催

アイドルユニット/グループ ニュース
木原さとみ 高嶋菜七
木原さとみ 高嶋菜七

今年誕生から30周年を迎えたガールズグループ・東京パフォーマンスドール(TPD)。18日には記念アルバム『20 BEATS 20 TALES』をリリースするのに続き、12月6日には記念ライブも予定している。今回30周年記念にあたり、“先代”東京パフォーマンスドールでリーダーを務めた木原さとみさんと、2013年に結成された“新生”東京パフォーマンスドールのリーダー・高嶋菜七さんの特別対談を実施。記念アルバムやライブについて語ってもらった。木原さんによる、“先代”の貴重なエピソードもたっぷりと。

--まずはグループが誕生30周年を迎えた思いを聞かせていただけますか。

木原さとみ「30年経ったと聞いたとき、まずその数字にびっくりしました。それは今“新生”東京パフォーマンスドールが頑張ってくれているからこそ。嬉しいばかりです」

--同じ名称で30年の歴史を刻むグループってそうはいないですよね。

木原「はい。私たちがやっていた“ダンスサミット”というノンストップのライブスタイルも受け継いでもらって」

--高嶋さんはその歴史の中の7年間活動してきています。

高嶋菜七「はい。私は最初TPDのことは知らなかったけど、活動していくうちに、すごいグループなんだなということが改めてわかって、今ここにいられる自分ってすごいなと実感しています!」

木原「(笑)ほんとに?」

高嶋「日本武道館や横浜アリーナのステージに立たれた先輩たちのように、新生メンバーもそこに行けたらいいねと、結成したころからずっとみんなで話しています」

--そして今回記念のアルバムがリリースされます。基本的にはベストアルバムになりますが、先代の人気曲『放課後はいつもパーティー』は新録で先代メンバーと新生メンバーがコラボして歌っているほか、リアレンジ曲も収録されるようですね。

木原「『ダイヤモンドは傷つかない』と『BE BORN』は新旧メンバーの声がミックスされていて面白い仕上がりになっています。聴いてくれる人はどれが誰の声かってわかるのかな?」

高嶋「自分の声くらいはわかりますが、でも最近自分の声もわからないこともあります(笑)」

木原「私、『放課後はいつもパーティー』で自分の声を聴き逃してた(笑)」

高嶋「私も(笑)」

--『放課後はいつもパーティー』ですが、新生メンバーはライブなどで歌ったことはあった?

高嶋「ないんですよ。(妹分ユニットとして活動していた)TPD DASH!!が歌っていたのですが、『私たちも歌いたいね』って言ってたところでした」

--木原さんはレコーディングに臨むのは何年ぶりですか?

木原「かなり久しぶりです。20何年ぶりだろ?」

--歌ってみてどうでした?

木原「楽しかったです! 」

--ブランクによる違和感より“楽しい”が上回った感じ?

木原「はい、そっちが勝って、ブースに入ったらその頃の思いが蘇ってきました。今のスタジオのほうが全然きれいなんですけど(笑)。楽しく歌えました」

--先代から参加したほかのメンバー(川村知砂、八木田麻衣、木伏夏子、櫃割香奈子)も歌うのは久しぶり。

木原「はい、多分私より久しぶりじゃないですか」

--みなさんも楽しんでいる感じで?

木原「いや、ドキドキしている人もいました(笑)」

--新生メンバーも先代のみなさんとレコーディングを一緒に?

高嶋「いえ。別々でした」

--じゃあ12月のライブで初めて一緒にパフォーマンスを?

高嶋「はい。楽しみだけどドキドキです」

木原「私はダンスだけが怖い(笑)」

--考えてみると20代前半のメンバーたちと一緒にダンスするのってすごい。

木原「そうでしょ。現役の年齢に30(歳)足してみてください(笑)」

--お母さんの感覚なのかも?

木原「そう、お母さん」

--新生メンバーにとっては、お母さんたちと一緒に踊ると思えば……。

木原「ちょっとちょっと、そこにこだわって考えるとできない! ライバルだからね、ステージに立つと」

高嶋「そう。それが先代からの教えです」

--ただの仲良しこよしだけのグループではないという。ほかの先代メンバーも、以前にテレビでそういう話をしていた人もいましたね。その12月6日の記念ライブですが、どんな内容になりますか。

高嶋「はい。第1部が新生メンバーによる7周年記念のライブで、第2部は誕生30周年ということで、先代メンバーの方々とも一緒に行います」

木原「これ1部と2部と中身が違うってことだよね。セットリストも」

高嶋「そうです」

木原「私たちのときは毎日同じことをやってた。1クールはずっとそれで、季節ごとに内容が変わる感じで」

--先代のライブはかなり頻度が高かったですからね。

木原「私たちは毎週土日はライブで、夏休みは毎日で一日2公演。3回やったこともあったな」

--それはすごい。一回1時間以上ですよね。

木原「そう。それもノンストップで」

■個性が強すぎ(!?)の先代メンバー「あれはまとめようとしても無理です(笑)」

--さて話は再び記念アルバムに戻して、今回のベストアルバムの収録曲はファンによる投票で決まったんですね。収録曲のラインナップを見て、感想はいかがですか?

木原「『放課後はいつもパーティー』が入っているのは意外でした。『FAME』とか『Can’t Stop The Music』は人気があるだろうなって思ったけど」

--逆に「これが入ってないのは残念という曲はありますか?

木原「『Saturday Night Fantasy 』(1992年)が入ってないのは残念!あれ私の一推し曲なので」

高嶋「最初の入りがいいですね。木原さんっぽくて」

木原「そう、自分の声で幕が開くんですよ。私のソロパートで。それが気持ちよくて!」

--一方高嶋さんは?

高嶋「個人的に意外なものはなかったです。ああ、こうくるだろうなって」

--ライブで人気がある曲が多めなのかな?

高嶋「そうですね。『MY UNIVERSE』や『TIME』などシングル曲でないものも含めてライブで人気がある曲が目立ちます」

--先代メンバーと共演の『放課後はいつもパーティー』を歌ってみていかがでした?

高嶋「すごくかわいい曲で、私たちにあまりこういう曲ないんですよ。はっちゃける感じの」

--新生メンバーとしてはやはり特に推しはアルバム新曲の『TALES』ですね。

高嶋「そうですね。新曲は推していきたいです! 『TALES』は今までのTPDになかったタイプの曲で、コロナ禍の今の時代に合った曲です。自粛期間があって友達に会いたいのに会えない、実家に戻れない、彼氏彼女に会えない、遊びに行きたくてもいけない……そんな時代だけど、でも一人では生きていけないし、人の助けがあってこそ生きていけるんだよと、周りの人の大切さを教えてくれる歌詞になっています。今年に聴くのにぴったりの楽曲です!」

木原「すごい! なんて真面目なコメント! すごいですよね。私たちにはこんなふうにまとめる人誰もいなかった。みんなバーっと自分が思ってることを喋る。質問と全然違うこと喋ったり(笑)」

--高嶋さんもどちらかといえば面白いキャラクターだけど、MCなどできっちり伝えるべきところは押さえる、という感じですよね。

木原「でも私たちのころも、言わなければいけないことは、とりあえすリーダーの役目だから、自分のキャラが全開にできないかもね。(篠原)涼子ちゃんとか穴井(夕子)は好きなように振舞っていたけど……」

高嶋「そうですね、そういう部分ではリーダーは損ですよね(笑)」

--でも高嶋さんはライブMCでも、大事な部分では真剣にしゃべっているんだけど、なぜか笑い声が起こることもあります。また大事なところでありえないコメントミスしたり(笑)。

高嶋「別に笑わせようと思ってないのに、変なところで笑いが起こったり(笑)。なんで笑ってるんだろ?と思って」

木原「私もそれはあった!」

--木原さんは、リーダーとして、個性が強すぎるメンバーをまとめるのは大変だったのでは?

木原「リーダーといっても、私リーダーの役割は何もしてなくて、みんなで話し合うという場もなかったし、ただインタビューのときに『じゃあリーダーどうですか?』というときに答えるくらいで。本当にまとめるみたいなことってすることがなかったです」

--先代って個人商店の集まりみたいなイメージなのかも。

木原「そう。あれはまとめようとしても無理です(笑)。難しい」

--今回レコーディングに参加したメンバー以外も含めて、メンバーたちとは連絡はとってるんですか?

木原「とってます。仲良しですよ。先週も涼子ちゃんが遊びに来たり、個々にみんなとつながっていて……。ただ一人、米光っちゃん(米光美保)とだけ連絡がとれてなかったんですけど、今回こういう動きがあるということで、まず探すところから始まって、やっとみつかって電話で連絡をとることができました。特に今年は全員とたくさん話せました」

--それはステキな関係です。

木原「今のほうがむしろ仲良しですよ。わきあいあいとして」

--当時も仲が悪いわけではなく、それぞれ個性が強すぎる印象が。

木原「そうですね。仲良いときはいいんですけど、なんでしょうね、あの雰囲気は独特な。ライブなどの本番になると仲良くなるんですよ、ステージの上だと。その前までケンカしてたのに(笑)」

--緊張する状況の中で共通の目標があるから、一致団結できたのかも。

木原「そっから1週間くらいは仲の良さが保てるんですけど、それからリハとかいろいろ立て込んできて、疲れてくるとまた……という繰り返しです(笑)。でも、ずっと一緒にいたから、家族といるより長いし」

高嶋「全然長いですよね」

木原「仕事が終わって、みんなで一緒に住んでいる寮があって、そこに帰るという形だから、本当にずっと一緒にいて。常に一緒」

--プライベートはない?

木原「そう。だからもう全部知ってるし、全部知られてるし。性格も十分わかってる。だから今はもうなんでも言い合える存在になっています。家族以上ですね」

■「“お客さんが7人”は都市伝説じゃない」 観客一桁から4年で武道館へ

--先代TPDといえば、当時の芸能界の中でもちょっと異質な存在という印象が。1990年台前半の“アイドル冬の時代”のど真ん中ということもあって、当初はメディア出演は行わず、ライブメインの活動で。デビューして1年半くらいはオリジナル曲はなく、ずっと洋楽のカバーをやっていましたね。

木原「そう。前例になる、似たようなグループがなかったから、誰々みたいになりたいという具体的な目標もなかったし、自分たちがどこに向かってるのかもわからなくて、手探りで将来が見えず不安でした」

--最初は、あえてメディアに出ない戦略のグループでしたが、自分たちとしては「もっとテレビに出たいな」「売れたいな」という気持ちはあった?

木原「もちろん。でもテレビに出ない主義だって言われちゃって(笑)」

--TPDが結成された当初のライブでは、まったく知名度がないので、8人しかお客さんがいなかったという“都市伝説”もあります。

木原「都市伝説じゃないですよ。正確には7人です(笑)」

--結成当初って確かメンバーが10人近くいたから……。

木原「そう、だからステージのほうが人数多かった。どっちがステージかわからない(笑)」

--その状態からわずか4年で日本武道館単独2daysを実現させます。でも先代TPDって、この曲がきっかけで、とか、これに出演したからというのが思い当たらないんですね。メンバーだった篠原涼子さんの『恋しさと せつなさと 心強さと』が大ヒットしたのは、すでに武道館を経験したあとでしたし。

木原「そう。そういうのがないんですよ。ほんとに徐々に徐々に口コミで広がって。原宿RUIDOから始まって、原宿クエストホール、東京厚生年金会館、渋谷公会堂、そして武道館へ、と会場の規模がどんどん大きくなって」

--ファンの人はもちろん、業界関係者にも「面白いグループがいる」って、口コミで広がっていってましたね。

木原「それにしても、あのとき武道館や横浜アリーナにいた人たちってどこ行ったんだろうね。新生のライブにもまた戻ってきてくれたらいいね」

--今のライブに来ている人の中にも、先代からのファンも結構いますよね。

木原「へぇ、嬉しい!」

--あのときの横浜アリーナに来ていた人が戻ってきたら……。

木原「集合かけますか?」

--木原さんの一声で(笑)。新生メンバーも、結成当初から武道館や横浜アリーナで公演できるようなグループを目指していると思いますが、木原さんの目から客観的に見て、こういうところをもっと伸ばせば、さらに人気が出ると思うのに……というような点はありますか?

木原「えー、そんなこと言えませんよ(笑)」

高嶋「全然全然、なんかあったらぜひ!」

木原「みんなすごく踊りも上手だし、きれいで可愛くって。あとは個性がもっとわかりやすく出たら、ということかな。個人個人がきれいにまとまっている感じなので、たとえ悪い意味でも目立つ子がいたり……」

高嶋「収まっている感じ?」

木原「何か“引っかかり”の要素を作れれば、もっと面白くなるかなと」

--高嶋さんはそれを聞いて?

高嶋「こじんまりまとまってる感というのは確かにあるのかもしれません。ずば抜けてこれ、というものがないので」

木原「私たちのときは、ダンスがすごく上手い子がいたり下手な子もいたり、歌がすごく上手い子、キャラが際立っている子がいたり、バラバラでまとまりのきれいさはなかったですね。今の6人はみんながきれいで、そこはうらやましくもあります」

--新生はパフォーマンスのレベルが高いですよね。

木原「高いですよね。私たちはあんなにできなかったし」

--キャラクター的にも、やんちゃな感じの人も目立ったり、それぞれがマイペースで、あまりまとまろうという意識は感じなかったような(笑)。

木原「そんなにマイペースなイメージ!? 確かにそうでしたね(笑)。でも今の時代だったらやっていけないかもしれない。でも続けていくことがすごいことだし、簡単なことではないですよね」

--一つのグループが7年間続けてくるってなかなか大変なことです。

木原「『もういやだ』と思うときってあった?」

高嶋「ありますあります!」

--高嶋さんはリーダーだから、みんなが弱気になってるときも、自分は最後の砦にならなければという意識も?

高嶋「そうですね。正直ありましね。“私が言っちゃったら終わり”という、言いたくても言えないこともあるし」

--木原さんはそういう感じはなさそう(笑)。

木原「私はソニーの偉い人に何回も『やめまーす』って言って、その度になだめられていました(笑)。でも私たちのときって、だいたいリーダーがまず怒られていた。誰かに何かがあってもだいたいまず私が怒られるから。結構それにストレスがありました。『なんで私が?』って」

--それは技術的なことも、生活態度的なことも?

木原「誰かが遅刻をしても、まず私が怒られて、『なんとかしておけ』って。でもどうしようもないんですよ。言っても直らない」

--それに比べると、新生メンバーは優等生感があるのかな。

木原「注意したりする?」

高嶋「昔のほうがありました。それに『言いたいことあったらちゃんと言い合おう。裏で言うのはやめよう』とか」

--それは特に女性グループだと大事なことかもしれません。

高嶋「今はみんな20歳超えて自覚も備わってきていますので、個人個人が自己管理できています」

--最後に改めて、12月のライブに向けて……。

高嶋「リハーサルなどはまだこれからなんですけど(取材は11月上旬)、セットリストは決まりました」

--“新生”はメンバーが自分たちでセットリストを決めることが多いんですよね。

高嶋「はい。今回は自分たちで決めました」

木原「すごい!そんなこと私たちはできなかった」

--7年間、30年間の集大成的な感じになりそう? それとも攻めた感じに?

高嶋「7周年ライブのほうは今のメンバーがやりたいことをセットリストに入れて、2部のほうはコラボさせてもらう曲もあったり、先代曲が多めで……」

木原「攻め、2部は攻めですよ! もう先代の4人が踊るということ自体が(笑)」

--(笑) ワンマンでは有観客は久しぶりなりますね。

高嶋「そうですね。楽しんでいただけるように頑張りたいです!」

木原「私は踊ることがドキドキなんですけど、怪我はしないように(笑)、今年限定のことなので、楽しんでいこうとみんなで話してます!」

プロフィール

東京パフォーマンスドール●1990年に“先代”東京パフォーマンスドールが結成。篠原涼子や市井由理らが在籍していた。東京・原宿RUIDOを拠点に“ダンスサミット”と銘打ったライブを中心に活動を展開。口コミで徐々に人気を集め、4年目の93年には日本武道館2days単独公演を実現、翌94年には横浜アリーナライブを実現した。

先代の活動休止から17年の時を経て、2013年、全国8800人の中から選び抜かれた新メンバーで復活。2013年8月より、演劇と映像、歌とダンスが融合した新感覚エンターテイメント「PLAY×LIVE『1×0』」を約1年にわたり開催。2014年6月、シングル『BRAND NEW STORY』でCDデビュー。2017年3月に中野サンプラザ ワンマンライブを実現。2018年4月からは現在の6人体制となった。

(1)「The 7th Anniversary DANCE SUMMIT 」、(2)「誕生30周年キックオフ DANCE SUMMIT with the 1st Generation 」はともに12月6日(日)、東京・大手町三井ホールで開催。(1)12:30開演 (2)18:00開演
詳細は公式サイトにて

誕生30周年記念アルバム『20 BEATS 20 TALES』は11月18日にリリース。30周年特設サイトで募集したファンによるリクエスト投票の中から厳選された20曲が収録。“先代”と“新生”の楽曲を織り交ぜ、TPDのライブスタイル同様ノンストップミックスで収録。今回、先代メンバーの中から5人が参加し、新生メンバーと共演した『放課後はいつもパーティー』も収録され、さらに時間を超えて、先代メンバーと新生メンバーの歌声がコラボレーションが実現したリアレンジ曲も。

東京パフォーマンスドールの動画を観る

関連商品

アマゾンのサーバでエラーが起こっているかもしれません。
一度ページを再読み込みしてみてください。