東京パフォーマンスドール、初の無観客ライブを配信「みんなで楽しいライブがまたできるように…」

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東京パフォーマンスドール  ※前回無観客生配信ライブより
東京パフォーマンスドール ※前回無観客生配信ライブより

6人組ガールズグループ・東京パフォーマンスドール(TPD)が先月30日、グループ初の無観客スペシャルライブ『ダンスサミット2020 ~NO LIVE, NO TPD.~』を開催。公演では新曲『eyes』も初パフォーマンスし、視聴した観客を喜ばせた。

このライブが決まる前、もともと“新生”TPD結成7周年、そして篠原涼子さんらが在籍した“先代”東京パフォーマンスドールが誕生してから30周年をお祝いするアニバーサリーライブが、14日に予定されていたが、新型コロナウイルス感染拡大の影響を受け止むを得ず延期に。だが、東京パフォーマンスドールにとって結成日やCDデビュー日がある、6月という1年でとても大切で特別な月にグループのパフォーマンスを見せるべく、話し合いを重ねた結果、今回のライブ配信が実現した。

本格的なフル ライブは約1年ぶり、観客を動員してのライブも昨年末以来ということで、配信時間が近づくにつれファンからの期待は次第に高まっていくようだった。そして午後8時、あいさつコメント動画に続き、6人がステージに登場した。TPDの原点ともいうべき“白”を基調とした新衣装に身をつつんだメンバーたち。一曲目は1stアルバム収録曲『Stay Gold』から。凛とした表情で力強いパフォーマンスを見せる6人に目が釘付けになる。続いて、2013年結成の“新生TPD”が初めてステージで披露した思い出の曲『ダイヤモンドは傷つかない』。感慨深い表情でパフォーマンスするメンバーたちだった。

その後『純愛カオス』『HEART WAVES』『SUPER DUPER』『SHYNY LADY』といった新旧ライブ人気曲のあとには、11日に配信リリースされたばかりで、自身がPRイメージキャラクターを務める平塚競輪場のテーマソングにも起用されている新曲『eyes』を初披露した。

『eyes』=“まなざし”をキーワードにしたこの曲、「応援してくださっている方たちの私たちへのまなざしだったり、ライブ中に私たちがみなさんを見るまなざしだったり、いろんな意味がこめられています」と語るのはリーダーの高嶋菜七さん。「久しぶりの“応援歌”」「みなさんの背中を押すような……」というこの新曲を力強く歌唱した。メンバーの歌声にネット越しの観客も大きな力をもらったことだろう。

この曲の終わりに、なんと新衣装のジャケットを脱ぎ捨てたメンバーたち。ほのかにセクシーさを纏った6人、そのまま艶っぽい雰囲気の『TRICK U』へ。大人っぽいパフォーマンスで魅了した。応援歌からセクシーな楽曲まで。その振り幅も“新生”東京パフォーマンスドールの持ち味だ。

終盤には『TIME』『SURVIVAL!!』、そしてタオル回しで盛り上がる『Are you with me??』といった定番のライブ盛り上がり曲を惜しみなくたたみかけた。この頃になるとメンバーたちはすっかり汗だくに。もしも場内に観客がいたならば、ここでその盛り上がりが最高潮となるところ。だがネットを介してもメンバーたちの熱気は十分に伝わっていたはずだ。

そして本編ラストは、やはりメンバーにとって思い入れの深いメジャーデビュー曲『BRAND NEW STORY』。今このステージで歌えることが楽しくてたまらないといった様子の6人だった。そして画面上のアンコールに応え、再びステージに登場した6人はまず『Starship Flight』を披露。

高嶋さんは「本当はみんなに早く会って、直接気持ちを届けたい思っているのですが、今はこの状況を早く打破して、みんなで楽しいライブがまたできるように、頑張っていきたいなと思います。これからもTPDのことよろしくお願いします!」と熱くメッセージを送った。7周年のライブについても改めて実施を検討しているという。

そして、近年のTPDライブの軸となっている楽曲『Hey,Girls!』を元気に熱く歌い上げ、笑顔につつまれた初の配信ライブは幕をとじた。

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