4月から全国10箇所の春ツアーを巡ってきた「アンジュルム」が18日、ファイナル公演を日本武道館で迎え、この日を持ってリーダーの和田彩花さんが同グループと、15年間在籍したハロー!プロジェクトを卒業した。
「和田彩花卒業スペシャル」と題した約2時間半に及ぶライブは、最新シングル曲『恋はアッチャッチャ』や、デビュー曲『夢見る15歳』(当時スマイレージ)、アンジュルムとしての代表曲『大器晩成』などで大いに盛り上がった。和田さんは『ぁまのじゃく』『シューティングスター』をソロで披露した。
オープニングのあいさつで和田さんが「今日でアンジュルムの第1章が完結。最高の形でみなさんにお届けしたい。第2章のスタートでもあるので良いスタートを切れたら」と1万2000人の観客に意気込みを伝えると、サプライズで前ハロプロリーダーの矢島舞美さんが花束を携えて登場。これまでの和田さんの功績を讃えつつ、「大切なみんなの場所を力強く守りつづけてきてくれたこと、本当にありがとうございました。あやちょの新たな人生がたくさんの笑顔と愛にあふれていますように」と感謝と労いの気持ちを込めた手紙を読み上げた。
アンコールでは和田さんがファンやメンバーに感謝のメッセージを送り、メンバーからも最後に一言ずつ和田さんにはなむけの言葉を送った。次期リーダーを継ぐ竹内朱莉さんは「明日からリーダーやりますけど、今日の11時59分までやりません」と声をつまらせながら話し、「安心して卒業しないでいいんで。もうずっと心配していてください。そしたら、いつでも あやちょが見ていると思って頑張ります」と涙ぐんだ。
和田さんは今後1年間は在籍する大学院で修士論文に専念するなどし、その後はまた芸能界に復帰する予定だという。
<和田彩花 感謝のあいさつ>
まずはファンの皆さんですね。ファンの皆さんと私たちはやっぱりアイドルとファンという関係ではありますけれども、楽しいことだったり、辛いことだったり、悲しいことだったり、もちろん悔しいことも、みんなで一緒に乗り越えてきたので、私たちは仲間意識っていうのがすごくあって、でもその仲間っていう部分に関しては、私たちとファンの皆さんの中でも、性別も年齢も、もしかしたら国も関係なく、みんなで仲間っていう意識があって、人間だからみんなで支えていこうっていう、いつもそんなふうにいてくれて。本当にそれって当たり前のことだけれども、私たちアイドルと、あとはファンの皆さんの関係の中で、そういう当たり前のことを当たり前でいさせてくれたことが私は本当に嬉しいなと思います。
次はスタッフさんですね。私たちの活動を身近で支えてくださるスタッフさんと、あとはこのコンサートだったり、ライブを作ってくださるコンサートのスタッフの皆さん。やっぱり、私たちアンジュルムの可能性だったり、出来ることを信じてくれて、いつも“一緒に上に行こう!”と言ってくれるので、だからこそ私たちのこういったパフォーマンスが形として成り立つようになったし、“一番大切なのはここだから” とか言って、いつもステージに上げていてくれて、本当に最高にクールだし、最高に熱くて、最高なチームだなって私は思いますね。
次はメンバーの皆さんですね。 私はグループに最初からいるんですけれども、半年前に入ってきてばっかりのはーちゃん(太田遥香)とれいら(伊勢鈴蘭)とは年齢が10歳離れていたり、私たちアンジュルムはそういった、いろんな違いというのが皆んなそれぞれ持っていて、ここに集まったきっかけも、経緯も違うんですね。アンジュルムにいて私は “みんな違っていいんだ” っていうことにすごく気づかされて。それもまた当たり前のことなんだけれども、なかなかそういったことを忘れがちだったなと思って。そんなことに気づかせてくれたみんなには本当に感謝だなって思います。だけれども、ときには一つのものに向かってみんなで一生懸命、前に進んでいこうと一つにならなきゃいけない時もあって。その時には、愛を持って、みんなでその違いだったりというものを乗り越えていけば、どうにかなるっていうことを学びましたね。
まぁ、こう言ってしまえばすごく聞こえがいいんですけれども、このアンジュルムっていうのは、ものすごく賑やかなんですね。ですから、常に私はそれに頭を抱えていました。特に 今後心配なのは食べ残しです! 野菜でいうとニンジンとピーマン、パプリカあとシイタケが残しがちですね 。あとは靴を脱いだときに揃えないんですよ!4日ぐらい前までは、ずっと私が揃えていたんですけども、みんなそれすらも気付いてくれなくて。あとは忘れ物ですね。特に忘れがちなのはスマートフォンと新幹線の切符です。これは本当に忘れがちだから。特にムロ(室田瑞希)は座ったところに置いてきてしまうので、それはちゃんと立ったら気づいてね。あとは、遊びに行くときの予定は誰が決めるんだとか、私の持ち物のUSBを使って遊びはじめた時ときは本当に目が離せなくて、日々そういったことに私は頭を悩ませていました。でも、そんなみんなが私は本当に大好きだし、大好きだからこそ、みんなには今後一人ずつが自分の考えだったり、こう思う、というのを持ちながら活動していってくれたら嬉しいなと私は思います。
そんな素敵なメンバーと、スタッフさん、そしてファンの皆さん、みんなでアンジェルムのライブを作れて、もちろんアンジュルムというグループを作れて、私は本当に嬉しいし、とても誇りに思います。ですけれども、私は明日からはグループではなく“和田彩花”として生きますね。明日からは自分が何を守って、何を愛して、どんな夢をもって、そういうものを叶えていくのかっていうことを今一度考え直して、 自分の中で向き合っていきたいなと、すごく思っています。 こういった活動があったからこそいろんなことに気づけだし、私はやっぱりそういった向き合う中で、もちろん当然アイドル、そしてあとは女性のあり方についても、今一度見つめ直していきたいなと思います。それで私はアイドルの解釈の幅を広げるために、またステージに戻ってくることが次の夢であり、次のやりたいことなので、それに向かって頑張っていけたらいいなと思っております。
本当に長い間、熱い声援とたくさんの愛をありがとうございました。
<セットリスト>
赤いイヤホン
愛さえあればなんにもいらない
出すぎた杭は打たれない
恋はアッチャッチャ
夢見る 15歳(フィフティーン)
ミステリーナイト!
忘れてあげる
帰りたくないな。
スキちゃん/和田・太田・伊勢
私、ちょっとカワイイ裏番長/上國料・笠原・舟木・川村
嗚呼 すすきの/室田・佐々木
私の心/中西・竹内・勝田
シューティングスター/和田
交差点
夢見た 15歳(フィフティーン)
次々続々
ドンデンガエシ
マナーモード
泣けないぜ・・・共感詐欺
大器晩成
<Encore>
ぁまのじゃく/和田
旅立ちの春が来た
46億年のLOVE
友よ
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