映画『きさらぎ駅 Re:』公開記念舞台挨拶 本田望結、恒松祐里らがファンに熱いメッセージ

ニュース 女優 映画・ドラマ
本田望結・恒松祐里
本田望結・恒松祐里

この世に存在しない「きさらぎ駅」を題材とした映画の続編『きさらぎ駅 Re:』に主演する本田望結と共演の恒松祐里らが14日、ヒューマントラストシネマ渋谷で開催された公開記念舞台挨拶に登壇した。

2004年に匿名掲示板「2ちゃんねる」に投稿された「きさらぎ駅」の体験談を基にしたネットミームを原案とする本作は、2022年に公開された前作が口コミで大きな話題を呼び、スマッシュヒットを記録した。そして2025年6月13日、さらなる進化を遂げた続編『きさらぎ駅 Re:』が全国公開を迎えた。この日の舞台挨拶には、主演の本田望結、恒松祐里、瀧七海、寺坂頼我、大川泰雅、そして永江二朗監督が登場し、満席の観客に感謝の気持ちと作品の見どころを語った。

司会者から初日を超える反響について問われると、本田さんは「公開されるとゴールのような気持ちになりがちだけど、ここからがスタートだと自分を奮い立たせています」と意気込みを語った。恒松さんは「前作も口コミで広がっていったけど、今回は初日からXでの反応がすごくて、『人生ベスト』という声もあって本当に嬉しい」と笑顔を見せた。永江監督は「続編を作るのに3年かかったけど、絶対に面白くしたいという思いで作った。感無量です」と3年間の情熱を振り返った。

本作の見どころについて、本田さんは「本格的なアクションがすごい。アクション監督がいるくらいしっかり取り組んだ」と強調。恒松さんも「前作では私が一人で戦っていたけど、今回は望結ちゃんと一緒に石を持って戦うコンビのアクションがカッコいい」と自信を見せた。瀧さんは「新メンバーが異世界でどう攻略していくかが注目ポイント」と語り、寺坂さんは「不憫な役柄の飯田大輔がどれだけ不憫か楽しんで」と笑いを誘った。大川さんは「初登場シーンのドSな雰囲気に注目してほしい」と話し、永江監督は「頭からラストまで全部ネタバレになるくらい展開が詰まっている。それが見どころ」と語り、観客の期待を高めた。

昨年の夏に撮影された本作の裏話を尋ねられると、本田さんは「朝起きるのも寝る前も楽しみだった。みんなで力を合わせて撮影した」と振り返った。恒松さんは「本田が晴れ女すぎて、台風が来る予報だったのに撮影中は避けてくれた。タイトなスケジュールで本当に感謝」とエピソードを披露。瀧さんは「猛暑で汗が滝のようだったけど、スタッフの苦労がすごかった」と語り、寺坂さんは「撮影の合間に大川がピアノを弾いてくれて、チームの絆が深まった」とほのぼのとした雰囲気を伝えた。大川さんは「日焼けでどんどん黒くなってしまい、メイクさんに申し訳なかった」と笑いを誘った。

本作の設定が前作から3年後であることにちなみ、3年後の自分について聞かれた本田さんは「芸能活動20年目になる年。成し遂げたいことが叶っていてほしいし、『きさらぎ駅』の続編をやりたい」と意欲を見せた。恒松さんは「30歳になる年。15歳のときに共演したメンバーとまた一緒に仕事ができたら」と夢を語った。瀧さんは「アクションに挑戦したいという気持ちが強くなった。体作りから頑張る」と決意を述べ、寺坂さんは「本田から『続けてくれてありがとう』と言われたのが嬉しかった。3年後も感謝を伝えられるように続けたい」と語った。大川さんは「TikTokやYouTubeから役者を目指してここまで来た。3年後も映画やドラマで活躍したい」と抱負を述べ、永江監督は「3年後に最終作ができたら最高。大ヒットをお願いします」と観客に呼びかけた。

最後に本田さんが代表して観客にメッセージを送った。「Xやインスタでの反応はしっかりチェックしているので、届くくらいの勢いで応援してください。楽しんで観てほしい!」と熱く語り、舞台挨拶は盛況のうちに幕を閉じた。また、劇場ロビーでは、遠州鉄道発行の「きさらぎ駅行きレプリカ切符」が付いたパンフレットが販売され、ファンの注目を集めていた。

映画『きさらぎ駅 Re:』はヒューマントラストシネマ渋谷、イオンシネマほか全国ロードショー。

    Comments are closed.