UNIDOL決勝、東洋大「Tomboys☆」が史上初の3連覇で盤石の強さ見せる 「幸せな気持ちがみんなに伝わって嬉しかった」

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優勝した東洋大学「Tomboys☆」
優勝した東洋大学「Tomboys☆」

女子大生によるアイドルコピーダンスコンテスト「UNIDOL2019-20 Winter supported by Sammy 決勝戦/敗者復活戦」が13日、東京・新木場STUDIO COASTにて開催された。見事優勝したのは東洋大学「Tomboys☆」。同チームは史上初の3連覇(冬大会では5連覇)という、盤石の強さを見せつけた。

UNIDOL(ユニドル)とは、学生団体UNIDOL実行委員会が主催する、日本唯一の全国大学対抗アイドルコピーダンスコンテスト。 全国5大都市(東京・大阪・ 名古屋・福岡・札幌)で予選を開催し、66大学70チームの激戦を勝ち抜いた14チームが決勝への切符を掴み取った。また決勝当日に行われた敗者復活戦を勝ち抜いた3チームにより競われた。

決勝に進出した各チームのパフォーマンスはいずれ劣らぬレベルの高さ。スキルだけでなく、笑顔や会場の盛り上げ方でも実際のアイドルグループに引けを取らないところを見せた。客席にはサイリウムを振ったり、コールをあげる観客も目立ち、アイドルコンサートと同じような光景が繰り広げられた。中にはオタ芸をしている男性たちの姿も。

終盤に登場した「Tomboys☆」や上智大学「SPH mellmuse」といった優勝候補は、他チームより人数が圧倒的に多く、スケール感のあるパフォーマンスを見せていた。各チームのパフォーマンスが終了し、結果発表へ。審査は一人2票の観客投票と審査員審査により決定した。

順位発表に先立ち発表された「TikTok賞」には早稲田大学「ももキュン☆」が選出。まるで優勝したかのようにはしゃぐメンバーたちだった。「Haier賞」は敗者復活戦から上がってきた慶應義塾大学「さよならモラトリアム」と和洋女子大学「和娘。」(なごむすめ)が、ベストドレッサー賞に駒澤大学「chocolat lumiere」が、ベスト新人賞に青山学院大学「花色日和」が選ばれた。

そして特にパフォーマンスが優れたベストパフォーマンス賞には「Tomboys☆」が。「楽しんでパフォーマンスしている気持ちが伝わったのかなと思います」とコメントした。一方、審査項目のうち「個性」「魅了度」が際立っていたチームに贈られる「ベストアトラクティブ賞」に早稲田大学「Prismile」が選ばれた。

そしていよいよベスト3の発表へ。3位は優勝候補の一角といわれた上智大学「SPH mellmuse」。喜びを表しつつも、「でも私たちが目指してきたのは一番だったのですごく悔しいです。次は1位取ります」とリベンジを誓った。

準優勝は「和娘。」。前回3位からついに準優勝にまでたどり着いた。感激で言葉にならないメンバーもいる中、「今回優勝して後輩たちにつなげていきたいという気持ちで、練習にも厳しく取り組んできました。ついてきてくれたメンバーに感謝の気持ちです」と感激の表情でコメントした。

そしていよいよ優勝チームの発表。審査員票、観客票ともに1位と圧倒的な強さを見せた「Tomboys☆」に栄冠が輝いた。「今回はいろんな方に支えられたという思いが強かった。メンバーみんなもチームワークがよくなって、最高の状態で当日を迎えられて、本当に幸せな気持ちでみんなで踊れて、それが審査員やお客さんにも伝わって、本当によかったなと思います」と優勝コメントをした。

審査員の牧野アンナさんは大会を振り返り「とにかくすごく楽しかった! 死ぬ気でパフォーマンスしている方たちのステージはおもしろかったです」と総評。素晴らしいチームもたくさんあったと評し、そんななかTomboys☆については「連覇しているだけあって隙がない。大人数でフォーメーションチェンジするステージは、全員一斉に移動していて見ていて気持ちいい。どれだけ練習してきたかということが伝わって。スキルの差はよく見るとあるんですけど、それを感じさせないくらいの出来でした」と絶賛していた。