伊織もえ、コスプレカメラマン井田達也氏をベタ褒め「日本一、世界一のコスプレカメラマンだと断言できます」

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コスプレイヤーでグラビアアイドルの伊織もえさんが2日、『撮影依頼が止まらない! コスプレカメラマン超入門』(玄光社)の発売記念トークショーに、著者の井田達也さんとともに出演した。

井田さんは9年ほど前から趣味でコスプレの撮影を続けるうちに作品を認められ、4年前からは企業や出版社からも依頼を受けるようになり、脱サラしてカメラマンとして独立した。同書は、いまやコスプレカメラマンの第一人者として活躍する井田さんが、雑誌に連載していた内容をもとに加筆した256ページに及ぶ入門書。単なる撮影技法ではなく、実践に基づいたノウハウが詰まった内容になっている。通販サイト amazon では、予約段階で品切れになるほど、大きな反響を呼んでいる。

イベントでは、伊織さんが司会を務め、和やかなトークを繰り広げた。客席は、カメラマンやコスプレイヤー、伊織さんのファンらが詰めかけ、井田さんに質問の手があがるほど、熱心に耳を傾けていた。

イベント終了後に、伊織さんと井田さんの二人に話を聞いた。

--まずは、伊織さんから井田さんの印象について聞かせてください。

伊織「知り合ったのはコスプレのイベント会場でした。イベントでよくお会いするうちに仲よくなって、いまでは一緒にお仕事をする機会も増えました。雑誌の表紙や、グラビアページをこんなに飾ったり、駅の大きな看板に写真を使われたりと、ここまで活躍されているコスプレカメラマンは他にいないんじゃないでしょうか。日本一、世界一のコスプレカメラマンだと断言できます」

--プロのカメラマンがたくさんいる中で“コスプレカメラマン”が持っている強みは?

井田「コスプレに特化したノウハウもそうですけど、コスプレカメラマンは自身もオタクの人が多いので、コスプレイヤーさんとコミュニケーションを取りながら一緒に作り込みができることが、普通のカメラマンさんと違う強みですね」

--本書の見どころは?

井田「私自身がコスプレを撮影する上で経験してきたことで、これは良くなかったなって失敗談を反省も込めて書いてあります。撮影を進めていく上でコスプレイヤーさんとのコミュニケーションが一番大事になってくるので、こういった失敗もあると知っておくことで、楽しく撮影ができるかなと思って紹介しました」

--撮影する上で、コスプレの良さを引き出すコツはありますか?

井田「イベントに参加されるカメラマンの方は、無言で撮られる方もいらっしゃって、そこがすごくもったいないなって思います。コスプレイヤーさんは(いま私どう写っているんだろう?)と不安になりがちなので、褒めてあげたり、細かいところに気づいてあげたりすることで、フォローすることが大事だと感じます」

--伊織さんは撮影でカメラマンにしてもらって嬉しいことは?

伊織「コスプレとグラビアでは、気遣ってもらうと嬉しいポイントが全然違いますね。
コスプレだとどうしても動いてるうちに衣装やウィッグがズレたりするので、そういう点を教えてもらえたら嬉しいですね。コスプレ撮影は、モデルはモデル、カメラマンはカメラマンじゃなくて、一緒にクオリティを上げるための共同作業なので、流れ作業にならずに意見を出し合うことも必要だと感じます。
一方、グラビアだと、寒い格好してるからすぐにカットしてもらったり、優しい気遣いをしてくれると嬉しいです」

--コスプレ撮影ならではの楽しさや、難しさは?

井田「元の作品への解釈が違って意見がかみ合わないことも、なきにしもあらずですよね。私がクールなキャラクターなので冷たい表情で撮りたいと思っても、コスプレイヤーさんは明るく笑ってるシーンが撮りたいというようなことはよくあります。でも、お互いの作品の価値観を探ったり、話し合ったりすることは、コスプレ撮影の醍醐味でもあるので、共通する話題からコミュニケーションができて、相手を知ることが出来るのが1番大きいと思います」

--伊織さんは、この本を読んでいかがでしたか?

伊織「コスプレカメラマンは専門の学校で学んだり、弟子入りしてなるのではなく、趣味から始まって自分で知識を集めている方がほとんどだと思います。この本では、綺麗な撮り方だけじゃなくって、イベントの参加方法だったり、独特なルールを丁寧に書いてくれてるので、これからカメラを始める初心者から、普段はポートレートを撮っているけれどコスプレはどう撮ったらいいんだろう?という方まで、広くオススメします」

--最後に、井田さんから一言お願いします。

井田「amazonでは予約段階で品切れになってしまいましたが、入荷まで持っていただけたら嬉しいです。全国の書店でもお取り寄せが出来ますので、ぜひ、手にとっていただけたら嬉しいです」

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