モー娘。メンバー、卒業する鈴木香音に感謝の声「太陽のような存在」「心も見た目も大きな人」…

モーニング娘。'16

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モーニング娘。’16が61枚目となるニューシングル『泡沫サタデーナイト！／The Vision／Tokyoという片隅』の発売記念イベントを11日、池袋サンシャインシティ アルパ噴水広場で開催した。本作は、5月31日に日本武道館で行われる春ツアーの最終公演をもってグループおよびハロー！プロジェクトを卒業、芸能界を引退するメンバー・鈴木香音さんにとってラストシングル。イベント前に行われた記者会見では鈴木さんのサービス精神溢れるトークと、見送るメンバーがたちの鈴木さんへの愛情が伝わる、楽しさいっぱいのものとなった。

ノリのいいディスコサウンドで、発売前から「『LOVEマシーン』の再来」と話題になっている『泡沫サタデーナイト！』。すでにコンサートでは歌われているが、リーダーの譜久村聖さんは「ファンのみなさんの盛り上がりがすごいんですよ」と喜ぶ。高度な“フォーメーションダンス”で定評のある最近のモーニング娘。だが、「今回はうって変わって、簡単でみんなで一緒にマネできる振付です」という。

14日には全国30ヶ所で握手会を開催。全国各地にメンバーが一人一人赴き、新曲のキャンペーンをする。鈴木香音さんは「いつもは12人で活動しているので、一人だと何しゃべったらいいんだろう」と戸惑いを見せつつ、「みんなキャラがあって、私だったら『ちょっと大きいんですよ』とか。普段はそれを他のメンバーからつっこんでもらったりするけど、一人で全部やらなければいけないので頑張りたいです」と意気込んだ。

するとメンバーの中でもひときわ小柄な石田亜佑美さんは、「私は存在感が大きい鈴木さんと離れることで、自分をアピールできるので頑張ります」と笑った。またイベントなどの場で“自分が一番可愛い”アピールをし、場を寒い空気にさせている牧野真莉愛さんは、「真莉愛を止める先輩がいないので、一人でたくさんたくさんしゃべれて、真莉愛とっても嬉しいです！」とニッコリ。「…こういう感じなので、誰か止めなきゃいけないんです」と鈴木さん。そして工藤遥さんは「自分をアピールするために先輩を使う後輩なので…」とあきれていた。

今月末の武道館公演で卒業する鈴木さん、「卒業後はアイドルとか表舞台に出る仕事はしなくなってしまうんですけど、福祉のお仕事に就きたいという夢が昔からあったので、それに向けて勉強をしようかなと思っています」と笑顔で意気込みを語る。

「『私大きいんです』とか自虐ネタが多かったんですけど、一番注目してほしいポイントは笑顔！ 笑顔でいることが幸せで仕方がなくて、このまま笑顔で過ごしたいなと思います」と語る。最後の武道館では「多分泣いちゃいますね」と自ら予想。「これだけ私のことをいじってくれるいいメンバーとお別れしなきゃいけないのはさみしいので、泣いちゃうと思うんですけど、これからもいじってもらいに遊びに行こうかなと」と微笑んだ。

そんな鈴木さんに対して他のメンバーたちからも一言。佐藤優樹さんは「心も見た目もすごく大きい人。まさ（佐藤）がちょっと意地悪しても『大丈夫だよ』と言ってくださるので、今後誰にそうしたらいいのかな…」と残念そうに語ると、飯窪春菜さんは「鈴木さんはモーニング娘。にとっても、ファンのみなさんにとっても太陽のような存在。いつもあったかい笑顔で私たちをむかえてくれて、ほんとに温かい存在」。「なんだか照れますね」と鈴木さんははにかんだ。

そんな彼女と同期の生田衣梨奈さんは「入った時にはすごく仲が悪かったんですけど、今では一番信頼できるパートナーですね」、譜久村さんは「香音ちゃんの存在は大きいです。寂しいという気持ちもあるんですけど、そこを頑張って埋めていかないとと思います」と力強く語った。

そして「今回のシングルがヒットしたら『NHK紅白歌合戦』に出場したいか」と問われたリーダー・譜久村さんは「目標は“紅白”だけではないんですけど、常に目指す場所。同期の鞘師里保ちゃん、鈴木香音ちゃんは一度も紅白の舞台に立てなかったのでそれを今のメンバーで実現したいです。2014年に卒業された道重さゆみさん（前リーダー）も『そこを目指して頑張って』と言ってくださったので、ぜひ叶えたいです！」と意気込んだ。