藤﨑ゆみあ、初の写真集『FUJISAKI YUMIA』発売 ギリシャでの撮影に「忘れられない初めての記憶」と語る

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藤﨑ゆみあ
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配信中の超大作ドラマ『イクサガミ』でヒロインを務める女優の藤﨑ゆみあが14日、ファースト写真集『FUJISAKI YUMIA』(東京ニュース通信社)の発売記念イベント前に会見を開いた。自身初の写真集について、撮影地のギリシャでのエピソードなどを語った。

所属事務所名と同じギリシャ・メテオラで撮影された本作は、大人びた姿から等身大のあどけない表情まで、”今”の藤﨑さんを詰め込んだ一冊となっている。メテオラはそびえ立つ奇岩の上に修道院が立つユネスコ世界遺産で、その壮大なロケーションが写真集に彩りを添えている。

笑顔で会見に登場した藤﨑さんは、出来上がった写真集についての感想を問われると、「初めての写真集でギリシャという憧れの地に行かせていただいて、完成品を手に取ったときに、自分では想像していないくらいすてきに撮ってくださっていて、旅に出た時のワクワク感を改めて感じることができてうれしかったです」と声を弾ませた。

修道院のある地上約600m地点までは、坂や階段を登っていったという。その頂上に登りきったときの心情を尋ねると、藤﨑さんは「言葉よりも先に感極まる思いのほうが先に出てきて、『ここに辿り着きたい』という思いより、『こんなところに今自分が立っているんだ』という気持ちの方が強かったです。次にこんなところに登れるのはいつになるかわからないですし、まずは自分の中でしっかりとこの思いを受け止めて、忘れたくないと思いました」としみじみと語った。

メテオラの絶景での撮影については、藤﨑さんが「今までにないくらい頑張って自分自身を表したいなという思いもあったので、スタッフさんとダイナミックにいこうと話し合いながら撮影しました」と振り返った。自然の壮大さと自身の表現への意欲が融合した撮影であったことがうかがえる。

日本からアテネまで初めて長時間フライトを経験した藤﨑さんは、「時差もあって、着いた時に何だかソワソワして慣れない感覚になった」と明かした。さらに、「何でだろうと考えた時に、毎朝習慣にしているヨーグルトがないからだと気づいて、買い物に出かけるスタッフさんたちにヨーグルトをリクエストしました。それを食べた瞬間に元気が湧き出て、私にはこれがないとダメなんだと分かったので、それから撮影の日々は毎食のようにヨーグルトを食べていました」と茶目っ気たっぷりに紹介した。

お気に入りのカットとして、アテネの駅前のパン屋でベーグルを買い、おいしそうに頬張るページを選んだ藤﨑さん。「アテネからメテオラまで列車で行ったのですが、駅前でこっそりスタッフさんたちに隠れてパンを買おうとしていたときに、カメラマンさんが後ろから着いてきてくださって」と告白した。

藤﨑さんは、選んだ理由について「慣れない土地で通貨や言語も違う中、たどたどしく緊張しながら1人で買ったベーグルのおいしさが忘れられなくて。その思い出こそ旅ならではですし、ページの空気感も含めて、これからメテオラに行くぞというワクワク感や、どんな景色が待っているんだろうという旅への期待も表れているカットだなと思ったので選びました」と笑顔を見せた。

写真集にキャッチコピーをつけるならという質問に、「初めての記憶」と回答した藤﨑さん。「初めてのヨーロッパ、国、食べ物、そして写真集など、自分自身の“初めて”に触れてそれを詰め込んだ1冊だと思っています。その“初めて”は一生に一度しかないかけがえのない瞬間なので、このキャッチコピーを与えたいと思います」と満足げに語った。

芸能界の友人に渡すならという質問が飛ぶと、藤﨑さんは「一番仲のいい當真あみちゃんに渡したいです」とはにかんだ。ファースト写真集発売のほか、『イクサガミ』のヒロインに抜てきされるなど、飛躍の1年を過ごした藤﨑さんは、高校生最後の1年を振り返った。

藤﨑さんは「今まで以上に周りから『よかったね』と反響をもらった1年でした。『イクサガミ』だったり、ギリシャでの旅の話だったり、周りの人やSNSでもお言葉をいただけたので、いろんな人と話し合えた時間が多かったですし、高校生最後に修学旅行にも行けて友達との仲も深まって、いろんな人に囲まれてワイワイできた楽しい1年でした」と充実感をにじませた。

最後に、ファンに向けて藤﨑さんは「今回初めての写真集を発売させていただきました。たくさんの楽しかった思い出や初めて見た景色など、いろんな“初めて”が詰まった1冊になっているので、見ていただく皆さんにもこのワクワク感を楽しんでいただきたいです。ぜひ手に取ってみてください」とメッセージを残し、会見を締めくくった。

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