12年間にわたってSKE48の中心メンバーとして活躍してきた松井珠理奈さんが、昨年ついに卒業を発表、2月3日に卒業記念シングル『恋落ちフラグ』をリリースする。今回そんな珠理奈さんに特別インタビュー。最終回は、延期になっている卒業コンサートについて、後輩メンバーへの思い、そしてこれからのSKE48、48グループに期待することを語ってもらった。
★卒業後にやりたいことをたっぷり語ったインタビューPart.2
--延期になっている卒業コンサートの開催予定はまだ出ていないんですよね。
「そうですね。まだ決まっていないんですけど、どういう形でやるのか、そのときの状況次第だと思います。やっぱり12年間やってきたので、ファンの方の前で、生で観ていただいて卒業したいという気持ちが強いんですけど、その願いが叶うかどうかはまだわからない。こうやってシングルを出させていただいて、このいい流れの中で卒業コンサートもやれればと思います」
--珠理奈さんの場合、特にファンを大事にしてきたと思うので、たとえ会場の半分のお客さんでも有観客でやりたいでしょうね。
「SKE48の魅力を一番感じてもらうのが、生のライブだと思うので、一人でも観に来てほしいです!」
--無観客ライブではなく、たとえ一人でも……。
「一人でも!」
--その一人の人にとっては嬉しいけど、逆にすごく緊張するのかも(笑)。
「たしかに(笑)。すごい特別感だと思うので。でもお客さんに少しでも入ってもらえば、現地で観た人がみんなに伝えてくれると思うんですよ。『こうだったよ』って。今の時代なので、いろんな場所から観られるようにもできると思うし、できれば会場に来てもらうのも配信も両方できたらいいなと思います」
--卒業発表のとき、すでに卒業コンサートのセットリストや衣装を考えているという話はありましたけど、その案はまだ生きてるんですか?
「生きてるんですけど、それから今までで新たにメンバーの魅力に気づいた部分もあって、『あ、この子こんな子だったんだ』という気づきもあって、それもプラスしてやりたいなという思いはあります」
--やっぱり、この10ヶ月くらいの間でメンバーも成長していい意味で変わってきてる?
「めっちゃ変化してますね!」
--じゃあ、やっぱり卒業発表当時のアイデアとはかなり変わってくるのかも。
「変わってくるかもしれないですね(笑)。やっぱり、メンバーみんな成長がはやいですからね」
--珠理奈さんはファン思いと同様、後輩思いの部分も強いですからね。
「それはありますね。だから時に厳しいことを言うこともありますけど、メンバーはそれを受け止めてくれるというか、“この子によくなってほしい”“成長してほしい”と思って言ってるので、それをちゃんと感じ取ってくれて形にしてくれるので、すごくうれしいです」
--後輩といえば、SKE48内に“Jファミリー”という、いわば“松井珠理奈軍団”みたいな組織もあるとか。
「Jファミリーは16人か17人くらいいます。昨年の初めに『Jファミリーをやりたい』と言ったら、『入りたい』と言ってくれる子がたくさんいて。でもそのあとにこういう状況になっちゃったので、みんなで集まったりはなかなかできなかったんですけど、LINEでグループを作って連絡を取り合って、『こういうことしたいね』って言ったりしています」
--ユニットでの活動を想定したりではなく、個人的にアドバイスしたりとか?
「そうですね、卒業までにみんなと思い出を作りたいという思いがあったので、私のことを好いてくれているというか(笑)、『入りたい』と言ってくれている子たちと、より距離をつめたいなと思って、という感じですね。そのメンバーで曲を出すとか具体的なことをするわけではなくて、私はずっとSKE48もAKB48も両方やってたので、メンバーとプライベートな時間を過ごすことがあまりなかったというのもあったので、もっとプライベート的にも遊びたいなと思って結成しました。かなりゆるい感じで」
--改めて、現時点で、卒業コンサートはどんな内容にできればという希望はありますか?
「今までの卒業コンサートは卒業する子だけがフィーチャーされる感じだったのですが、私の場合はSKE48のメンバーとして、SKE48を広めるためにという気持ちでずっとやってきたから、最後も、SKE48の未来を感じさせられるようなコンサートにできたらいいなと思っています。だから本当にいろんなメンバーのファンの方たちに観てもらいたいなと思います」
--主役はもちろん珠理奈さんだけど、それは表に出る部分だけじゃなく、裏方としての面も発揮されるのでは?
「いろんなメンバーのファンの人の笑顔を見るのが好きなんですよ。気になって声をかけたメンバーが、たとえばそれをどこかで言ってくれたとしたら、そのファンの方が握手会に来てくれて、『◯◯ちゃんのファンなんですけど、◯◯のことを面倒見てくれてありがとうございます』と言ってくれたりとか、本当にみんな家族みたいというか、そういうのが嬉しくて……」
--たとえば珠理奈さんが35歳くらいになったとき、作詞家や振付師などになっているかも。
「なっていたいですね!もしも48グループが続いているのであれば、秋元先生の歌詞をずっと歌ってきたということもあるので、『私がやります!』と立候補したいですね。あと女の子だけじゃなく、男の子のプロデュースにもすごく興味があって、アイドルに限らずダンスパフォーマンスグループなど、幅広くやってみたいなという思いはあります。とにかく夢を追いかけている人はたくさんいるので、そういう子たちの夢を叶えてあげられるような存在になりたいです!」
--珠理奈さん卒業後の48グループに対する期待は?
「私が卒業すると、“SKE48といえば誰々”という存在が少なくなるというか、今後誰が真ん中に立っていくのか注目されると思うし、AKB48でも“AKB48といえば……”というメンバーが減ってくるので、誰にでもチャンスがあると思うんですよ。だから『自分がセンターになるんだ!』と立候補していいと思うので、みんなでどんどんセンターの奪い合いというか、『自分が引っ張っていくんだ!』という気持ちを持って、みんなで盛り上げて、活動していってほしいなと思います。みんなの力で、新しい48グループを、SKE48を作っていってほしいなと思います」
--もっとガツガツと?
「思いますね。年上のメンバー、先輩メンバーより、後輩メンバーが遠慮しちゃったりという部分もあります。でもやっぱり、そういうのって口に出してはいけないというルールもないし、ファンの方や応援する側も、『これをしたい』って言ってくれたほうが、一緒に応援したいと思うし、一緒に夢を叶えたいと思ってくれると思うので、ファンの方にもアピールして、一緒になって夢を追いかけてほしいなと思います」
--あと仕事以外で、23歳の女性として生活の中で普通に体験したいことは? 前回旅行や勉強という話もありましたが、それ以外でもあれば……。特に珠理奈さんの場合、中学・高校生が普通に体験することができなかったと思います。
「うーん、一番やりたかったのは制服デートですね。まぁ“なんちゃって”でもできますけど(笑)」
--でも今は顔も知られてるし(笑)。
「(笑)そうですよね。見られたら、番組の企画か何かかな、と思われそう(笑)。それかYouTube回してるんじゃないかって。やっぱり制服デートってその時代しかできないことではあるのでね」
--そういう青春を歌の世界で表現してきた?
「お芝居でもそういう世界を演じられたりすると、リアルにドキドキしました。制服を着て、文化祭をやってる校舎を自転車二人乗りして通りすぎていく……みたいな。ドキドキしました(笑)」
--制服デートってこういうものなんだって(笑)。
「あと海外でプロレスを観たい!」
--ドラマでプロレスをやってましたよね。『豆腐プロレス』(テレビ朝日系)でハリウッドJURINAのリングネームで。
「はい。海外のプロレスは一回も観たことないので。WWEとか観てみたいし、UFCとか総合格闘技も。海外の熱ってすごくて、ファンの方だけを見ててもおもしろい! リアクションがすごいから!一緒に戦っているなと思うので、それを生で体感してみたい! いつか」
--すごいですよね。本当にエンターテイメントショーという感じで。
「そこから学べることもあると思うし、行ってみたいです」
--プロレスはドラマをやる前から好きだった?
「父がプロレス好きだったので、ちっちゃい頃に一緒にテレビを観たり、プロレスごっこをしたりしていたんですけど、実際に会場に行ったことはありませんでした。でもドラマをやるときに、やるからには本物を知りたいと思うし、嘘をつきたくない性格だから、リアルに再現するためにプロレスの勉強をいっぱいしたらハマっちゃって……。そのプロレス熱は今でも続いているし、第一SKE48自体もこんなに長く続けてこられたので、自分ってめっちゃ一途な性格なんだなと気付きました。だから恋愛してもめっちゃ一途だと思います(笑)」
--そっちも楽しみですね(笑)。
(インタビュー 終)
〈プロフィール〉
松井珠理奈(まつい・じゅりな)
1997年3月8日生まれ、愛知県出身。2008年、「SKE48オープニングメンバーオーディション」に合格。同年10月に劇場デビューを果たした。同時に、AKB48のシングル『大声ダイヤモンド』でいきなり選抜入り、センターに抜擢、単独でジャケット写真に登場し、大きな話題となった。2009年、SKE48の1stシングル『強き者よ』をリリース。以降、多くの曲でセンターポジションを務めるなど、中心メンバーとしてグループを牽引してきた。同時にAKB48としての活動も並行、多くの曲で選抜入りを果たす。2018年に行われた「AKB48 53rdシングル 世界選抜総選挙」では見事1位に。そして2020年2月、グループからの卒業を発表した。
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