秋元康プロデュースによる劇団「4ドル50セント」のオリジナル公演『Take off!!!!』が17日、池袋シアターグリーン BOX in BOX Theater にて開幕。22日まで上演されている。本番を前にゲネプロと取材会が行われ、主演の安倍乙ほか、中村碧十、堀口紗奈、田中音江、森由姫、小谷皐月が囲み取材に出席した。
本公演は、劇団4ドル50セントの約3年ぶりとなる劇団単独公演。個人活動を重ね成長した1期生に、新たに2期生が加わって、さらに熱量が増した公演を送る。
今作は、韓国アイドルの来日をめぐるドタバタコメディで、主催公演では初主演となる安倍さんが、トラブルに翻弄されるマネージャー役を演じる。
<囲み取材の様子(一部抜粋)>
--最初に安倍さんから意気込みをお願いします。劇団5年目にして主催公演で初の主演ですが、いかがでしょうか?
安倍乙「今まで劇団の舞台に出たときは後ろのほうの役が多かったんで、初主演が決まってすごく嬉しかったんですけど、2期生も入ったこともあって、先輩らしい姿を見せられるかなとか、台詞が長くて覚えられるかなとか、不安要素の方が多かったんですけど、こうやってみんな体調も崩さず初日を迎えられて、すごい嬉しいです」
--先月、2月にも舞台に主演されたり、経験も増えてきましたが、自分で成長を感じたことはありますか?
安倍「外部の舞台で主役だったんですけど、結構セリフも多くて、演出家さんが、演出を付けてくれるというよりは“自分で考えて演じろ!”というタイプの人だったので、自分の引き出しが増えたんじゃないかなって思います」
--2期生から、まず田中さん。昨年12月に劇団に加入が決まり、今回オリジナルとして初の舞台となりますが、その意気込みや心境はどうですか。
田中音江「まずは楽しんでいただけるように、自分も楽しんでこの世界を生きたいと思います。劇団に入って初めてのオリジナル公演ということで、先輩の姿を見ながら、自分らしく頑張っていきますので、よろしくお願いします」
--森さんは?
森由姫「1期生の皆さんと一緒に演じさせていただくということで、すごい緊張してたんですけど、稽古ではたくさん刺激を受けまして、いろんなことに対するチャレンジ精神のようなものが身について、団結して作品を作りたいなって、今回改めて思いました」
--小谷さんは?
小谷皐月「劇団に入って初めての公演なので、めちゃくちゃ緊張するんですけど、一期生の方とかが優しく接してくださったり、演技のことなどもたくさん教わってきたので、自分に自信を持って、安心して本番に立ちたいと思います」
--1期生の男性メンバーで唯一囲みに参加している中村さん。今回は自ら振付も考えたということですが?
中村碧十「今回は自分の役とは別に、劇中の K-POP アイドル Cutie の振りを考えさせていただきました。動画などを何十本も見て研究して、振り作りはちろんなんですけど、一番大変だなと思ったのが、振りを教えること。劇団員の皆さんに教たり、覚えてやってもらうという面が大変で、改めてK-POPアイドルの振付師さんは皆さんすごいなと実感しました。それから、場面転換は演出家さんと一緒にみんなで考えたところが多いくて、転換のときの顔とか動きにすごくこだわって作っているので、注目してください」
--同じく1期生の堀口さん。これまで全公演に出ていますが、今回の舞台の違いとか、二期生が入って、ここが変わったなっていうところは?
堀口紗奈「今回は劇団として初めてコメディーに挑戦させていただいたっていうのが大きいかなと思っています。笑いを生んでお客さんに笑っていただく難しさとか、お稽古でひしひしと感じました。それから、2期生が入ってきて、みんなすごいかわいくて、すごいフレッシュで、やっぱ1期生のちょっとすさんだ感じに、すごいかわいらしさとか若々しさも出て、そういうのも舞台に活きてていいなと思いました」
--安倍さんは劇団以外での活動もあるんですけど、久しぶりに劇団に戻ってきた気持ちは?
安倍「ホームに帰ってきたというか、すごい安心感があって、外部の舞台とか別現場だとガチガチになって緊張しちゃうんですけど、劇団はもう5年目になるので、最初からやってきたチームが稽古場にいるから、みんなで助け合って盛り上げていってくれるので、安心感がすごいあります」
--いままだコロナ禍で、感染者が一人でも出ると中止になってしまう厳しい状況ですが、その辺の不安などは?
安倍「LINE ニュースとか見るんですけど、海老蔵さんの歌舞伎とかも公演中止になったりとかしていて、今めっちゃ流行ってるんだって、本当に他人事ではないなって思ったんですけど、無事こうやって、みんな体調良く迎えられて、すごい嬉しいです。でもずっと不安でした」
--周りの方から、主役を務める安倍さんの印象や、成長ぶりを感じるところは?
田中「スッゴイ優しくて、つまらない話でも真面目に聞いてくださる方で、すごく頼れる先輩です。気兼ねすることなく、話しかけられる先輩です」
堀口「5年間一緒にやってきて、こんなこと言うのは失礼ですけど、ほんとにポンコツ代表みたいな感じで。でも、外でもたくさん舞台をして、グラビアのお仕事とか映像とかすごい活躍してて、その分、心も強くなったなって感じます。でも、変わってないなと思ったのは、稽古場で “私だけセリフを覚えれてなくてごめんなさい” って泣き出したときは、やっぱり、そういう可愛らしい面もあって、乙ちゃんらしいなと感じました」
中村「昔の乙ちゃんだったら考えられないなってことがありまして、今回、安倍さんが別の仕事でいない期間に、振り入れをしちゃったので、改めて一から振りを教えなきゃと思ってたら、自主的に動画を見て覚えてきてくれて。教えたときに “えっ、できるんだ!?”って驚きました。ダンスが苦手な乙さんが覚えてきてくれたことにすごく感動しました」
森「同い年なんですけど、一期生としては先輩であって、喋りかけても、うんうんって、うなずいてくれて、とにかくオーラがふわふわしてて、優しい方だなあって思いました」
小谷「私も大阪出身なんですけど、地元が同じなので親近感がわきます。雰囲気がおっとりしてるので、話しやすくて、優しい先輩です」
--安倍さん。聞いていて、どうでしたか?
安倍「癒やしを与える存在みたいなので、“一家に一台、安倍乙” という結論に至りました。はい、笑ってください」
--普段はマネージメントされる側ですが、今回マネージャー役をやってみてどうでしたか?
安倍「マネージャーさんってすごい大変な仕事なんだなって思いました。今回は韓国アイドルのマネージャー役なんですけど、ホテルも全部自分が取らなきゃいけないし、衣装も用意しなきゃいけないし、スケジュールも全部把握しなきゃいけないし。いまこの劇団は25人いると思うんですけど、本当に大変なんだろうなって思いました。だから、マネージャーさん本当ありがとうございますって、思いました」
–--最近映像作品とかで結構やってられて、改めて舞台の良さを感じることは?
安倍「映像はカメラでセリフを言って終わりみたいな、淡白な現場が多いんですけど、舞台は1ヶ月間毎日いっしょに稽古するので、団結力とか、チームワークとか、本当に大きく違うなって思いました」
--堀口さん。今回コメディに挑戦してみて、演じる楽しさや、難しさについてどうでしたか?
堀口「私はモノマネ芸人の役で、芸を披露したりとかするんですけど、稽古場で最初はみんな楽しんで笑ってくれてたんですが、1ヶ月間もやってるとみんな飽きちゃって笑ってくれなくて。“もう、つまんねぇな”みたいな顔をされるときがあるんですけど、それに負けちゃうと、本番でお客さんに届けられないと思うので、稽古からもう全力で笑いを取りに行く姿勢でいます。
あと、コメディはテンポがすごい大切なので、、みんなでセリフを合わせて、しっかりとコミュニケーションを取っていくっていうのが、コメディの難しさであり大切さだなと思いました。
いまこの暗いご時世にコメディをやるにあたって、ストーリーでもちょっとコロナのことが関わっているんですけど、ふざけてるわけではなく、あえて笑いに取り入れて皆さんに楽しんでいただくことが、気持ちを共有しやすいですし、皆さんの心も明るくなるんじゃないかなというメッセージを込めて、みんなで頑張りたいと思います」
--最後、主演の安倍さんに締めてもらえればと思います。
安倍「この作品はコメディなんですけど、全体的にすごい明るくて最後までハッピーな作品なので、足を運んでくださる方が、“明日も頑張ろう” という気持ちになっていただければ幸いです。ぜひ見に来てください!」
公演詳細:https://www.4dollars50cents.com/performance/
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