野本ほたるがミス・ハドソン役で出演 舞台『憂国のモリアーティ』case 2 が開幕

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舞台「憂国のモリアーティ」case 2
舞台「憂国のモリアーティ」case 2

人気漫画を原作とした舞台『憂国のモリアーティ』case 2 が7月23日に、東京・新国立劇場 中劇場にて開幕した。上演は8月1日まで。7月23日、31日、8月1日の公演はライブ配信も実施され、アーカイブ配信期間中は何度でも視聴できる。

2020年1~2月、西田大輔の脚本・演出で、舞台化第一弾を上演。古くから根付く階級制度に蝕まれた社会を変え、理想の国を作ろうと誓うモリアーティ3兄弟の過去と現在、そして結ばれた強い絆の物語を、ストレートプレイならではの繊細な描写で創り上げ、好評を博した。

今作では、悪によって悪を裁く“犯罪卿”となったウィリアム・ジェームズ・モリアーティと、ウィリアムが自身の計画に必要不可欠な“悪を暴く探偵”として選んだシャーロック・ホームズの関係性が、より深く丹念に描かれる。

ウィリアム・ジェームズ・モリアーティ役に、第一弾で知性と大胆さを併せ持つウィリアムを見事に演じた荒牧慶彦。モリアーティ家の長男・アルバート役の瀬戸祐介、三男・ルイス役の糸川耀士郎もそれぞれ続投。3兄弟のコンビネーションのさらなる進化にも期待が高まる。

そして、ウィリアムの右腕と呼ばれるセバスチャン・モランに郷本直也。犯罪ネットワークに通じる情報屋フレッド・ポーロックに設楽銀河。シャーロックの相棒ジョン・H・ワトソンに松井勇歩。

女優では、シャーロックとジョンが住む部屋大家ミス・ハドソンに、ミュージカル『美少女戦士セーラームーン -Amour Eternal-』 (主演・セーラームーン)などに出演の野本ほたるが前作に引き続き出演。さらに、第一弾でアイリーン・アドラーを演じた立道梨緒奈が、今作ではアイリーンの新たな姿である男装のジェームズ・ボンドとして登場する。

ほかに、かつて「切り裂きジャック」と呼ばれたジャック・レンフィールド役に萩野 崇。シャーロックと犯罪捜査にあたる警部ジョージ・レストレード役に村田洋二郎。そして、シャーロック・ホームズ役に、こちらも第一弾から続投して、抜群の推理力をもつ名探偵を軽やかに好演した北村 諒。

確かな実力と華のある俳優陣が揃い、19 世紀末の大英帝国を舞台に、悪による大胆不敵な革命、ウィリアムとシャーロックの因縁の物語が幕を開ける。

原作の漫画『憂国のモリアーティ』は、竹内良輔(構成)と三好 輝(漫画)により「ジャンプSQ.」にて2016年9月号から連載され、コミックスの累計発行部数は400万部を突破する人気作品。コナン・ドイルの「シャーロック・ホームズ」シリーズにおけるホームズの最大の敵、モリアーティ教授を主人公とし、階級制度に縛られた大英帝国の闇と、変革の物語を描く。

《主要キャスト コメント》

荒牧慶彦(ウィリアム・ジェームズ・モリアーティ役 )
いよいよ舞台『憂国のモリアーティ』case2 の幕が上がります。
前作ではあまり描かれなかったウィリアムとシャーロックの出会い、対決が描かれるということで、今作もとても楽しみにしていました。原作の持つパワーと、舞台で醸し出される雰囲気、熱量。それらが合わさって凄いステージが出来たのではないかと思っています。今作もどうぞご期待ください。

瀬戸祐介(アルバート・ジェームズ・モリアーティ役)
僕自身発表から楽しみに待っていた 舞台『憂国のモリアーティ』case 2。今回もアルバートを演じられることに喜びを感じています。
西田さんのまるでウィリアムの計画のように高度に計算され尽くした演出、大胆かつ精細に目まぐるしく展開する舞台から繰り広げられるシーンの数々に、演者としても観客としても高揚しています。
みなさんを『憂国のモリアーティ』の世界観にどっぷり浸りながら贅沢な演劇体験の世界へいざなえると自負しております。
音、光、言葉、何一つ見落とさずみなさんの宝箱に詰めて持ち帰って頂きたいです。
今回から僕たち三兄弟の先生も登場するのでお見逃しなく!僕の大好きなシーンです。

糸川耀士郎(ルイス・ジェームズ・モリアーティ役)
ルイス・ジェームズ・モリアーティ役の糸川耀士郎です。
稽古を終え、前作を遥かに上回る完成度に驚かされました。皆様にパワーアップした舞台『憂国のモリアーティ』を見ていただけるのが楽しみで仕方ありません。
僕もルイスとしての佇まいに説得力を持たせられるよう、試行錯誤して役作りに勤しんできました。
新しい仲間も増え、華やかさにより磨きがかかっている様にも思います。
原作が好きなファンの方にもきっと愛して頂けるものに仕上がっていると思いますので、是非楽しみにして頂けたら嬉しいです。応援よろしくお願いいたします!

松井勇歩(ジョン・H・ワトソン役)
皆様!ただいま!!ジョン・H・ワトソン役の松井勇歩です。
遂に来ました!!!舞台『憂国のモリアーティ』case 2 待ち望んでいました。
今回も盛りだくさんそして前作よりも遥かにパワーアップして、濃くて美しくて怪しげなモリステの世界を存分に味わってください。
今年も所狭しと走り回り、ワトソン君の魅力をシャーロックとの相棒感増し増しで届けたいと思います。心からお楽しみください!!

北村 諒(シャーロック・ホームズ役)
舞台『憂国のモリアーティ』case2 いよいよ開幕です。
新キャストを迎え、さらにパワーアップしたモリステ。
原作もどんどん進み、ミュージカル化や、アニメ化もされたりと、どんどん展開していく『憂国のモリアーティ』に日々、活力を貰っています。そんな僕ら自身も作品に、役に、さらに深く入り込んで、素晴らしい舞台に仕上がっていると自信を持って言えます!
是非、時代を変えるエネルギーを受け取りに来てください!
配信もありますので、劇場へ足を運ぶのが難しい方も画面を通して楽しんでいただけたら嬉しいです!
千秋楽までどうぞ、よろしくお願い致します!

公式HP http://officeendless.com/sp/moriarty-st/
公式Twitter @moriarty_stage

【あらすじ】※舞台資料より
19 世紀末イギリス。
階級制度に蝕まれた社会を変えるために、ウィリアム・ジェームズ・モリアーティは、その兄弟とともに“犯罪卿”となった。悪によって悪を裁き、貴族の悪行を世に喧伝しながら、自らも犯罪卿として社会における巨悪となっていく。
そしてウィリアムは、自身の計画に必要不可欠な存在として、悪を暴く探偵シャーロック・ホームズを選んだ。
ウィリアムとシャーロックの出会い。それは偶然にして運命的なものだった。
豪華客船のらせん階段の前で言葉を交わしたふたりは、短い時間で互いの稀有な能力を感じ取る。
ウィリアムはシャーロックにさらなる事件を仕掛け、その実力を試すことに。
一方、シャーロックは事件を難なく解決するも、その裏にいる犯罪卿の正体を掴めず焦燥を募らせていく。
ふたりが再び出会ったのは、ヨークからロンドンに向かう列車の中だった――。
ボンドという新たな仲間を得たモリアーティ陣営。
そこにウィリアムたちの恩師でもあるジャックがやってくる。
アフガン戦争では「切り裂きジャック」の通り名で恐れられたジャックだが、その名を騙る連続娼婦殺人事件が起きているという。
ウィリアムたちはその真相解明に動き出す。

©竹内良輔・三好 輝/集英社 (c)舞台「憂国のモリアーティ」製作委員会