藤江れいな「今日がファーストキスでした」 NMB48卒業後初の舞台でキスシーンも

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5月にNMB48を卒業した藤江れいなさんがヒロイン役で出演する舞台『ろくでなし八犬伝』が13日、赤坂レッドシアターで公演初日を迎え、本番を前に囲み取材が行われた。

本作は、長戸勝彦(元東京KIDブラザース)・ 藤原習作(劇団め組 )、平野勲人(元TEAM発砲・B・ZIN)のそれぞれの劇団の看板俳優3人が集結した演劇ユニット「男〆天魚」によるプロデュース公演。「南総里見八犬伝」を元に、現代に蘇った悪霊・タマズサと、八犬士の末裔の争いをコメディタッチで描く。

脚本・演出を担当した田中大祐さんは「登場人物のろくでなしっぷりを楽しんで。ここまでろくでもない八犬伝はかつてないはず。ろくでもない濃いおっさんに囲まれた藤江れいなの奮闘ぶりも見どころです」と本作をアピールした。

里見家を継ぐ令嬢・里見静香役を演じる藤江さんは「たくさんの人に囲まれて愛を感じる役だったので、演じられて嬉しい」と語った。稽古では殺陣に苦労したという藤江さんだが、指導にあたった幸村吉也さんは「近年の若者には珍しいくらいの覚えの悪さにアゼンとしました。でも、休みをはさんで相当練習をしてきたようで、次にはしっかり覚えてきた。立ち稽古では一度も台本を目にしないくらい暗記してきて、取り組みの姿勢がすごかった」と藤江さんを評した。

ベテランに囲まれた藤江さんは「幸村さんは完璧過ぎて欠点がないほど。公演中に欠点を見つけたい」と役者として少しくやしそう。共演者からは、自分の出番のないときも他の出演者の演技を凝視して、貪欲に吸収しようとする姿勢を見せているとの声が上がった。

アイドルを卒業し恋愛解禁となった藤江さんだが、今作では“キスシーン”を演じている。「稽古ではマネだけだったので、今日がファーストキスでした。公演でもっと過激にならないかな」とファンにはドキッとする発言も飛び出したが、相手はタマズサ役の斉藤レイさん。『百獣戦隊ガオレンジャー』で敵の女幹部ツエツエ役や、『ミュージカル美少女戦士セーラームーン』のセーラープルート役で知られる女優さんで、藤江さんは「あんな女性になりたい。大人な色気を感じてキュンとしました」と、すっかり心を奪われていたようだった。

公演は17日まで。チケットは完売となっている回も多く残り僅かとなっているが、公式サイトでは公演DVDの受付も行われている。

 

男〆天魚 VOL.5『ろくでなし八犬伝』

【出演】
長戸勝彦 / 平野勲人(男〆天魚) ・ 幸村吉也 ・ 藤江れいな ・ 石井康太 農塚誓志 小林佳織 古賀司照 たむらがはく
竹本洋平 神原弘之 前島綾介 柴崎咲子 熊谷学 黒羽志竜 松藤拓也 樋口裕司・斉藤レイ・ 新宮乙矢(劇団め組)

STORY
室町の世から続く、里見家にまつわる宿怨の奇譚、南総里見八犬伝。
現代によみがえった妖魔を討つべく、伝説の八犬士が平成の世に集結する!
だが、こいつら・・・もれなく全員ろくでなしだった・・・。
男〆天魚 vol.5 は奇想天外の冒険活劇!
オジサンが舞い?オジサンが宙を飛ぶ?
ろくでなし達の熱い戦いを見届けろ!!

男〆天魚(公演案内) http://www.ototen.info/