たんこぶちん吉田円佳、ヒロイン映画『ニドナツ』の劇中バンドで“最初で最後の”生演奏「一瞬一瞬が楽しかった」

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ガールズバンド“たんこぶちん”のボーカル・MADOKA(吉田円佳)が映画『二度めの夏、二度と会えない君』にヒロイン・森山 燐役で出演。24日には東京・渋谷duo Music Exchangeにて行われた映画関連の音楽コンテスト『ニドナツバンド選手権 ファイナル』に、劇中バンド・Primemberとして主演の村上虹郎さんらバンドメンバー役のキャストとともにゲスト出演。初めて公の場で生演奏を聴かせた。

主人公たちのバンド演奏が大きな見どころとなっている本作。今回、スクリーンナンバーのコピーバンドコンテストである「ニドナツバンド選手権」が開催され、そのファイナル大会にて劇中に登場するバンド・Primemeberとしてキャストたちが生演奏を披露した。

本番前のリハーサルをマスコミに披露したメンバーたち。劇中曲の『蝉時雨ライダーズ』を生演奏した。劇中ではバンドメンバーに入っていない委員長・菅野瑛子役のAKB48 加藤玲奈さんも特別にタンバリンで参加。加藤さんは「撮影の時に(バンドのメンバーのことが)心から羨ましいなと思っていたので、今回参加できるのがとてもありがたいです!」と喜びを表すと、ボーカル役の吉田さんは「本当はツインボーカルとかやれたら楽しいですよね。ステージ歩き回りながら歌ったり…」と楽しそうだった。それを受け加藤さんは「歌にはあまり自信がないんですけど、うすーく声を出して…」と自信なさげなコメント。

一方吉田さんは今回が全くの初演技ながらもヒロイン役を堂々と演じ切った。そんな吉田さんについて相手役の主演・村上さんが「初演技とは感じなかった。すごくやりやすかったです」というと、石田六郎役の山田裕貴さんも「素晴らしかったです! 円佳ちゃんのピュアさが役柄の燐に投影されていて。今回が初めてとは思えなかった!」と絶賛した。

報道陣を前に『蝉時雨ライダーズ』を演奏し終え、吉田さんは「映画の最後のライブシーンを撮り終えて、すごく寂しくて、またこのメンバーで演りたいなと思っていたので、こういう形で人前で演れて良かった。ここだけしかない時間、一瞬一瞬が楽しかったです」と感激を表した。

映画『二度めの夏、二度と会えない君』。高校3年生の夏に転校してきた燐(吉田)は、憧れのバンドの出身校でバンド活動をするという夢を持っていた。念願のライブが実現した帰り道、燐は倒れ病院に運ばれる。心配するメンバーの智(村上)。智は燐から秘密にしていた病気のことを聞かされる。動揺した智はとっさに秘めていた思いを伝えるが、燐は「なんで最後にそんなことを言うの」という言葉を残して天国へと旅立つ。そして深い後悔から立ち直れないでいた智に奇跡が。智の二度目の夏が始まったのだ…。9月1日に新宿バルト9ほかで全国公開。