【SUPER☆GiRLSインタビュー】現体制ラストシングルをリリース「この8人でのステージはあと少し。私たちの物語を感じていただけたら」

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SUPER☆GiRLS(左から)竹内、坂林、田中、柏
SUPER☆GiRLS(左から)竹内、坂林、田中、柏

アイドルグループ・SUPER☆GiRLS(スパガ)が約2年ぶりとなるニューCDシングル『Sunset Kiss』を7月1日にリリース。卒業が目前に迫ったメンバーの坂林佳奈さん、田中想さんを含む、現体制でのラストシングルとなる。今回坂林さん、田中さん、そしてリーダー・竹内ななみさん、新世代エースの柏綾菜さんが、この最新シングルと、二人の卒業にあたっての想いをそれぞれの立場で語ってくれた。

--まず今回のシングル、スパガにとって久々のCDリリース作となりますね。

竹内ななみ「はい。ファンの方からも“形として残る作品がほしい”と言われていたので、このタイミングで出せて嬉しいです!」

--柏さんは配信作も含めいろんな曲でセンターを務めてきましたが、やっぱりCDシングルは特別感がありますか?

柏綾菜「はい。去年1年間は配信リリースという形でしたが、そこでもいろんなスパガを見つけられました。今回CDとしてそれが発揮できていると思うので、大切なものになりました」

--そして卒業を控えた坂林さんが『Sunset Kiss』の単独センターを務めています。

坂林佳奈「そうですね、思いの丈を込めました」

--単独センターは初めて?

坂林「はい。二人の最後にこのようにCDシングルを出していただけることがありがたいなと思いましたし、センターとして、歳は重ねているけど、その場所に相応しいパワーを出していきたいと思っています」

--リリースイベントなどですでに何回も歌っていると思いますが、真ん中で歌う風景っていかがですか?

坂林「真ん中にいることによってお客さん全体の空気感を感じやすいんですよ。だからこそ全体的なエネルギーを上げていくのもその場所(の人)次第かなと思っていて。先頭に立ってお客さんに気持ちをぶつけていくという……」

--プレッシャーよりは楽しめている?

坂林「はい。でも、どちらかといえばせつない楽曲で、私と田中にとっては最後の楽曲ということで、楽しむというよりは、いろんな思いを巡らせてみなさんに観ていただいているという感覚ですね」

--田中さんのファンもせつない想いをしているのかも。

田中想「そうですね」

坂林「でも、そこには優しさが込められていたり、送り出してあげたいという姿勢が見えたり、最後に盛り上げようという気持ちも感じ取れたり、お客さんのすごくたくさんの愛情をこの曲を通して感じることができて嬉しいです」

田中「『Sunset Kiss』のオケを最初にいただいたときからいい曲だなと思って、この曲が卒業シングルとなって、今年のスパガ夏曲になるのはすごく楽しみでしたし、初披露からファンの方にも気に入ってもらって! すごく愛されている楽曲になったので、ありがたくて幸せな気持ちです」

--柏さんは先輩のラストシングルという意味でも、この曲は思い入れが?

「めちゃくちゃあります。思い出がつまったMV撮影にもなりました。タイで撮影してきました」

竹内「私たちは海外でのミュージックビデオ撮影は初めてで……」

--坂林さん以外は初海外?

田中、柏「はい」

坂林「私が一度タイに行って、そこからずっと『もう一度タイに行きたい行きたい』って言っていたので、実現できて嬉しかったです」

竹内「私もめちゃめちゃ嬉しかったですね。ナツカレ(『ナツカレ★バケーション』、2019年)のときタイでMV撮影をしたのを聞いていたので、また同じところに行けるということがすごく嬉しかったです。タイには4月に行って、毎年4月に夏曲のミュージックビデオを撮るんですけど、本当に夏らしい気温の中で撮影するのは初めてだったので、それも含めてすごく楽しかったです」

坂林「凍えながら水着姿になることもなく(笑)、夏を楽しむ姿をリアルに映し出されてるのかなと思います。私が最初にタイに行ったときは、先輩のみなさんに追いつくことに精一杯で、それからメンバーががらっと変わってもう一回スパガでタイに行けて、美しい夕陽をバックに撮影していただけて、素敵な大切な思い出をいただけて嬉しいなと思いました」

--水着や夏服でのパフォーマンスなど夏曲らしいMVですが、そんな中でも夕陽のシーンはとてもエモーショナルですね。

坂林「今回“ふれあい”ということを大事に撮影してもらって、MVでのメンバー同士の距離感だったり……。あと心の距離もぐっと縮まるような、そんな旅でした。旅というか(笑)、撮影でした」

--撮影の方法もそうだし、合間時間でのメンバー間の絆も縮まった?

坂林「今回はこのメンバーでの思い出をたくさん作りたいという気持ちでいましたし、いい作品を作りたい、そしてそれをファンの方に観ていただきたいなって思いました」

--田中さんと坂林さんが夕陽の中で見つめ合うシーンは印象的です。

田中「あのシーンは何回も撮り直して……」

坂林「撮り直しするごとに恥ずかしくなってくるんです(笑)」

田中「そう!(笑)」

坂林「演出をしてもらって、それに忠実に演じようとするんですけど、近い距離で見つめ合うということの恥ずかしさが増してきて(笑)」

田中「つい笑っちゃって(笑)」

坂林「そう。でも夕陽にも助けられて……」

--いい感じに仕上がっていますね。

「今回タイには結構長い期間に行って。撮影のあとの夜ご飯はメンバーとマネージャーさんと撮影スタッフさんとみんなで食べたので、それもチームワークがより深まることになったんじゃないかなと思います」

坂林「5日間行って、撮影は2日間なんですけど。移動日だったり、自由時間もあったり」

--遊びに行ったりもできた?

「はい。オフを丸1日いただいて」

坂林「それぞれ行きたい場所に行きました。柏と私はエメラルド寺院(ワット・プラケオ)に行きました。日本とは違う煌びやかなお寺が多かったなという印象でした。異文化に触れられました」

竹内「私とここちゃん(田中)と鎌田(彩樺)は大きなショッピングモールに行ってお買い物をしたり、夜にはワット・バークナムが見れる、めちゃめちゃオシャレなレストランでご飯を食べたり、街並みの風景を楽しみながら、ゆったりしたタイの休日を楽しみました」

★ 同じ曲を歌うにしても一回一回その瞬間を大事にしたい

--今回の新曲衣装は田中さんによるデザインなんですね。

田中「はい」

--今回は白一色、今までだとメンバーカラーをわかりやすく押し出した衣装以外のときも、どこかにメンバーカラーが使われていたと思います。

田中「はい。どこかにワンポイントで入っていたんですけど、今回は何もなく真っ白で。ずっと作りたかったというのもあって」

--それ以外のこだわりポイントというと……。

田中「スカートを最初に考えたんですけど、バルーンスカートになっています。やっぱり白一色なので、(インパクトで)負けないようにキラキラ感加えたいと思いました」

坂林「初めて披露したときは、みなさん目がハートになってましたね(笑)」

--白ってやっぱりアイドルが一番輝く色なのかもしれませんね。そして改めて『Sunset Kiss』の楽曲についてうかがいましょう。

竹内「今の体制で最後のシングルで、これまでのスパガ夏曲とはまた違った雰囲気の楽曲に仕上がってるなと思って。せつないメロディの楽曲ってこれまでもいくつかあると思うんですけど、そのせつなさの色が違っていて。“最後”“君はいない”というフレーズが入っていたり、前向きな気持ちというよりも過去に思いをはせるという面が強く出ている楽曲だなと思います。現体制最後の楽曲ということが強調されていて、“そういうところが好き”と言ってくださる方も多くて、素敵な曲をいただけたなと思います」

坂林「今回は五戸力さん作曲の楽曲で、過去にも『明日を信じてみたいって思えるよ』とか『太陽の雫』とか、五戸さんの曲って歌っていてすごくエネルギーを込めるところを作っていただいて、それが本当に救われるというか、そのエネルギーでみんなの感情が動く瞬間を今まで見てきたので、今回五戸さんからそういう曲を最後にいただけるということになってありがたいなと思いました。そして、この曲は今この瞬間に思いを詰め込むことで、あとからさらに輝く曲になると思うので、この瞬間を大事にしたい。同じ曲を歌うにしても一回一回その瞬間を大事にしたいなと思っています」

--一回一回思いを詰め込んだ、密度の濃いパフォーマンスを。

坂林「はい。歌の熱量だったり、だいぶ雰囲気もつかめてきて、“ここにどれくらいの感情を込めて歌ったらいいんだろう”って考えたり。みんなと会えるのもあとわずかになってきて、この曲をみんなが思い返したときに残るものになってくれるんだろうと思うと、やっぱりそれくらい込められるパワーの量も変わってくるのかな、届いていると嬉しいです!」

田中「何回聴いても新鮮な感じで、リリースイベントで披露させていただいているんですけど、披露するたびにいい曲だなと思ったり、佳奈ちゃんの歌い方が変わってきたりして、それも一つの楽しみ方と思いながら今披露しています」

坂林「特に思いを込めるところは“僕は今も追いかけている”“君のことが忘れられない”“僕だけまだ あの日のまま変わらない”というフレーズがあるんですけど、そこは本当に心からファンの方の気持ちをくみとりつつ自分の感情も入れつつ、その後にメンバー全員で歌うフレーズがさらに響くように、意識させていただいています」

--坂林さんと田中さんは、ファンの前に立つステージが残り少なくなり、新曲は毎回歌うとして、既発曲で「ああ、この曲をステージで歌うのは今日が最後」という曲も出てきているのかもしれません。

坂林「ありますね。『はっちゃけ!灼熱オトメ節』をプロデュース公演のときに歌わせていただいたのとか、ユーロビートバージョンの『明日を信じてみたいって思えるよ』はコロナ禍のときにメンバーでパラパラをしてYouTubeに上げていたんですけど、コロナ禍を経て、みなさんの前でパラパラで披露するというのは初めてで。プロデュース公演で自由にやらせていただきました」

田中「私も最後かもしれないと思い、プロデュース公演で思い入れのある曲をやらせていただきました。『STORY』という曲は5章曲なんですけど、それを改めてこの8人で披露できたのは嬉しかったです。

--卒業の日が近づいてきて実感が高まってきている?

坂林「“あと何日、あと何回”という数字は現実味を持たせるもので、今日1日終わったら、1日近づいてしまうとか、カレンダーのスケジュールに7月12日以降は予定が入っていても、自分はそこに居なくていいんだ、とか、そういうのを思うと卒業を実感してきました。もともと実感はしていたんですけど、迫ってくるスピード感というものをより感じています」

田中「私はそんなに常日頃考えるわけではないんですけど、ファンの方がライブ中うるうるしてくれたりだとか、言葉で想いを伝えてくれるときには、やっぱり感情が揺さぶられたりしますね」

竹内「私が加入してから当たり前のようにそこにいる二人だったので、まだ実感は湧いてないですね。でも、この間最後の対バンライブがありましたし、スケジュールを見ても本当に数えるほどしかイベントがなかったりして、“わぁ、ついに来ちゃうか、本当に覚悟しないと”か、まだ心が追いついていないけど、“あとちょっとだよ”って自分に言い聞かせています」

「ライブをしているときにメンバーと目が合う瞬間があるんですけど、7月後半からはお二人と目が合うことはないんだ、その歌声が隣から聞こえてこないんだ、と思うとぐっときます」

--二人は卒業後は芸能活動はしないんですよね。田中さんは今やっている服飾の勉強を続けていく?

田中「そうですね」

坂林「私のほうはやめるのにあたって、自分のモットーとしている“ライブで全力を出し切る”ということが叶わなくなる一歩手前で身を引きたいということだったので、卒業後のプランが全く立てられていない状態で……。でも面白い方向に人生を進めていくのが好きなタイプなのかなと思っているので、もしかしたら海外に行っているかもしれないし、楽しそうと思う方向で違う活力を燃やしていくことになると思います」

--裏方として芸能に関わることもあるかも?

坂林「あるかもしれないですね(笑)」   

--竹内さんはその後のスパガについてリーダーとして思うところはありますか?

竹内「体制が新しくなり、二人の卒業と同時に卒業されていくファンの方もいるかもしれないですし、寂しいことですけど、でも新しくなることをチャンンスに変えて、いろんなことに挑戦して、この先もSUPER☆GiRLSとして残るからには、名前をもっと広めていけるように頑張りたいですし、まだまだ叶えたいことがいっぱいあるので、それに向けて、また一致団結して新しくなった体制でも頑張っていきたいなと思います」

--今年は東京女子流が解散、わーすたも今冬での解散を発表。長年ともに歩んできたグループの解散で、より自分たちが頑張らなければという思いも強まったのかも。

竹内「そうですね。気持ちが引き締まりますし、現状のままではいたくないので、もっともっと上を目指して頑張りたいと思います」

--具体的な目標などはありますか? どこでライブをやりたいとか。

竹内「もちろん、大きな会場にステップアップしていけたらというのはありますが、まずは目の前の会場を満員にして、少しずつ段階を踏んで、ファンのみなさんと一緒に上に上がっていく、その過程も楽しめるような、そんなグループになれればいいなと思います」

--カップリング曲についてもうかがいたいと思います。まず『未来行きの物語』。

坂林「これは6期がメインにフィーチャーされた楽曲です」

「はい。これから16周年を迎えるスパガだからこそ歌える、伝えられる曲だと思います。“諦めない!”とか“未来へ行こうよ”とかこれからのことを歌っていて、この曲を聴いて、“あ、スパガ、頑張ってるんだ!”とか知ってもらえたらいいな、そんな思いを込めて歌っている曲です」

--一方『please!』は、エイベックスの先輩アーティスト・キーヤキッスが2001年にリリースした楽曲のカバーです。爽快感があり、スパガには珍しいタイプの力強いボーカルの曲です。竹内さんの歌声が生かされるような。

竹内「嬉しい!(笑) かっこいい系の曲なので、『Sunset Kiss』の夏スパガ世界観とはまた違った角度からSUPER☆GiRLSを表現できる楽曲なのかなと思います」

坂林「平成の曲をどれだけ令和の私たちらしく作れるか、というのは課題でした。まだまだこの作品でのうちらの正解を模索していて、一番いい形で発表できたらなと思います」

田中「レコーディングでこの5年間で一番難しかったと思えるくらい。でもかっこいい女の子の曲がすごく好きなので、これからみなさんに聴いてもらいたいです」

--柏さんの今後の目標としては?

「卒業するメンバー、残るメンバー、ニジストさん(ファン)やこれからスパガを知る方、みんなが“私スパガにいたんだよ““スパガにいます”“スパガを応援しています”と誇りを持って言えるような、グループにしていきたいなと思ってます」

--柏さんはデビューして早い段階からセンターを務めていましたが、キャリアを重ねて、グループを自分が引っ張っていきたいという思いはより強まっていますか?

「はい!より強くなりました!」

--リーダー・竹内さんから最後に改めてメッセージを。

竹内「この8人が出会ってから一緒に過ごしてきた時間は長くて、その中でいろんなことがあって、ステージで表現することで私たちが歩んできたものというのがステージ上から伝わりやすい雰囲気が出来上がっていると思います。この8人で立てるステージがあと少しですので、私たちの物語を感じていただきながら、今のSUPER☆GiRLSの集大成みたいなものを最後まで見守っていただけたらなと思います」

--そして坂林さん、田中さんからも最後に一言。

坂林「最後まで全力出し切りますので、みなさん、よろしくお願いします!」

田中「残りわずかになりましたが、最後までSUPER☆GiRLSとしてがんばりますので、よろしくお願いします!」

SUPER☆GiRLS
2010年に行われた『avex アイドルオーディション 2010』のファイナリストを中心に結成。同年にアルバム『超絶少女』でメジャーデビューした。以降、メンバーチェンジを繰り返しながら進化を続ける。2024年よりリーダー・竹内ななみ、ステージリーダー・門林有羽の現体制で活動している。

「SUPER☆GiRLS 結成16周年ライブツアー 」が7/4(土)NAGOYA JAMMIN’、7/12(日)東京・品川インターシティホールで開催。

坂林佳奈(さかばやし・かな)1997年1月26日生まれ、兵庫県出身。2018年、4期メンバーとして加入。

竹内ななみ(たけうち ななみ)2004年10月2日生まれ、兵庫県出身。2021年、5期メンバーとして加入。※7代目リーダー

田中想(たなか・ここな)2005年7月19日生まれ、大阪府出身。2021年、5期メンバーとして加入。

柏 綾菜(かしわ あやな)2005年7月20日生まれ、埼玉県出身。2023年、6期メンバーとして加入

SUPER☆GiRLS ( スパガ ) / Sunset Kiss Music Video

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