唯月ふうか『スパイファミリー』殺し屋役にワクワク「カッコよくあやめていきたい」

唯月ふうか

• 
• 
• 
• 
• 
• 
• 
• 
• 
• 
• 
• 
• 
• 
• 
• 
• 
• 
• 
• 
• 

世界的なヒットを飛ばしているスパイアクション&ホームコメディ『SPY×FAMILY』が、テレビアニメ化に続き、満を持して帝国劇場で初ミュージカル化される。2023年3月からの公演を前に出演者らが７日、制作発表会に登場した。

原作は、遠藤達哉氏が「少年ジャンプ+」（集英社）にて連載中のコミック。「スパイ&超能力者&殺し屋」が互いの秘密を抱えたまま、かりそめの家族になるというユニークな設定にさまざまな魅力が詰まった本作は、コミックはもちろん、アニメも世界中で配信され、国内外を問わず一大旋風を巻き起こしている。

冷戦下の東西平和を影で支える凄腕スパイ、ロイド・フォージャー役を、森崎ウィンと鈴木拡樹。ロイドの仮初の妻であり、殺し屋として裏の顔を持つ、ヨル・フォージャー役を、唯月ふうかと佐々木美玲（日向坂46）が、それぞれＷキャストで務める。

森崎さんは、驚きとともに喜びをもってロイド役を引き受けたと語り、「イギリスに行ったときに現地の方から“スパイ・ファミリー、出るんでしょ？見たいなぁ！”と言ってたいただいたのに驚きました。国境を超えたこの作品をどうか最後までロイド・フォージャーとして務めたいです」と意気込んだ。

鈴木さんも「ロイドはなんでもこなせてしまう素晴らしいスパイですが、自分は不器用な人間なので、そういう生き方ができなかった。これは最高のチャンスと思って、舞台の期間中は普段と違う完璧な人間でいたい。また、その完璧な瞬間が崩れるところが笑いのポイントになってくると思うので、そこも楽しみながら演じたい」と意気込んだ。

唯月さんは配役を知らされたときの感想を「ヨルはとてもかっこよくて大人の色気のあるイメージを持っていたので、何度も“えっ、私がヨルですか？”と聞き返したくらい驚きを隠せませんでした。そして、電話を切った後に“ ヨルだぁー！”って、部屋で叫びました」と振り返った。

続けて「なかなか実感ができなかったんですけども、プロモーションのビデオや、扮装を身にまとったりして、だんだんと私はヨルなんだ、責任を持ってしっかり努めていこうと自覚して、今はとてもワクワクしております。 ヨルのかっこよさと可愛らしい天然さ、その二面性をしっかりと表現できるように取り組みます」と抱負を語った。

佐々木さんは「私も本当に驚きましたね。コミックもアニメも、どちらも楽しませていただいてたので、まさか自分がヨルさんを演じるなんて想像がつかなかったです」とコメント。「でも、周りのメンバーからもたくさん“おめでとう、絶対見に行くよ”って言ってもらえて、今日の衣装も事務所でその選んでるときに、メンバーが絶対この柄が似合うよって選んでくれて着てきたので、みんなの気持ちも背負って頑張ります」と語った。

ヨルの弟、ユーリ・ブライアを、岡宮来夢さんとＷキャストで演じる瀧澤翼さんは、以前からユーリが推しキャラだったと明かし、「自分もユーリも身長が179センチで、僕にもお姉さんがいて、初日直前に同じ20歳になるんです。ユーリと全く同じ状態が完成するので、皆さんにも楽しみしていただけると嬉しいです」とアピールした。

ロイドの上官、シルヴィア・シャーウッド役の朝夏まなとさんは「こんにちは、あるいは今晩は」と劇中のフレーズで挨拶。「原作が大好きで、このミュージカル化がとても楽しみです。皆さんとお会いしていよいよ始まるんだなとワクワクしております」と笑顔。

ロイドの娘となるアーニャが入学を目指す名門校の教諭、ヘンリー・ヘンダーソン役の鈴木壮麻さんも「知らせの電話に“エレガント！”って叫びました」と明かし、「amazonプライムで宣伝が流れていたので、たまに見ていたのですが、自分の中で“エレガント”って言葉が喜びの意味を持った瞬間でした」と語った。

また、選考中とされているアーニャ役について、脚本、作詞、演出を担うG2さんは、「実は決まっています。もう数ヶ月ほどワークショップを繰り返しているのですが、僕の口からはまだ言えなくて、年内あたりに発表になります。すっごく可愛いです」とファンの期待を煽った。

最後に「今年1年を振り返って」という質問に佐々木さんは「日向坂46の夢だった東京ドームでのライブを行うことができ、ドラマもやったり、個人としても夢がたくさん叶った幸せな1年でした。来年はこのスパイファミリーもありますし、さらにいろんなことに挑戦できる年になれば」と語った。

唯月さんは「集大成の年だったと思います。今年で10周年を迎えることができて、その間、ミュージカルや、いろんな作品に出させていただいて、また新たな気持ちで踏み出していこうという気持ちになりました。今年は高校生、娼婦、OLと幅広い役柄をやらせていただいたので、来年は “殺し屋” として、また新たな表現を引き出せるように、カッコよくあやめていきたいです」と語っていた。

会見には、フィオナ・フロスト役の山口乃々華、フランキー・フランクリン役の木内健人も出席した。

ミュージカル『SPY✕FAMILY』公式サイト：https://www.tohostage.com/spy-family/