【貫井柚佳・前田佳織里インタビュー】『Back Street Girls -ゴクドルズ-』で性転換アイドルに挑戦
「ヤングマガジン」(講談社)で連載中の大人気作品「Back Street Girls」がアニメ化され、7月3日より、BS11、TOKYO MX 、MBS ほかで放送を開始する。
本作は、極道の男性3人が不始末の落とし前をつけるために、性転換をさせられアイドルグループ「ゴクドルズ」になってデビューするというストーリー。
GirlsNewsでは、性転換後の「ゴクドルズ」のリーダー山本アイリを演じる貫井柚佳さん、クールなお姉さま的存在の立花マリを演じる前田佳織里さんの2人にインタビュー、作品への意気込みなどを聞いた。(杉原チカ役の赤尾ひかるさんはケガのため欠席)
–それでは、インタビューをお願いします。ちなみにお二人は普段はなんて呼ばれているんですか?
前田 立花マリを演じさせていただく、前田佳織里です。“かおりん”が多いですかね。
–じゃあ、かおりんと。
貫井 山本アイリ役を演じさせていただく、貫井柚佳と申します。あだ名は“ぬく”です。
–お二人は主演ということになりますか?
前田 どうなんだろう…?
貫井 メインの3人のキャラクターを2人ずつで演じているので、主演が6人になりますかね(笑)。
–こちらはオーディションで決まったと思うんですが、原作を読まれた感想と、役に決まった時の感想について聞かせてください。 えっと、おかりん?
前田 今さっき聞きましたよね!? かおりんです!かおりん!
–すいません。昨日見ていたアニメのキャラクターが頭に残っちゃってて。
貫井 シュタインズ・ゲート!?
前田 あー、なるほど。オカリンですか(笑)。
最初に原作を読ませて頂いたのですが、“売れちゃったよ、おい”っていうセリフがすごく印象に残っていて好きなんです。第1巻では、極道の人たちが落とし前をつけるために性転換をしてアイドルデビューをして、しかもそれがバカ売れしてしまう流れなんですが、最初の設定から、いい意味でぶっ飛んでいてすごく面白いなと思いました。
こんな面白い作品に携われたら本当に光栄だなぁと思いましたし、ここまでのコメディに挑戦するのは初めてだったんですけど、お笑い番組を見たりするのがすごく好きだったのですごく惹かれました。でも「笑い」って本当に難しいなって思うんですよ。セリフの間とかすごく大変だし、自由な遊び心とかもきっと大事になってくるだろうし、どうやったらいいだろうなと毎回考えています。でも、自分が一番楽しんで自分の殻を破ってやるのがいいんだろうなと思って演じています。
オーディションは録音したものを審査していただく形だったのですが、本当にこんな作品に関われたら夢みたいだなって思いながら結果を待っていました。合格のお知らせをマネージャーさんに伝えていただいた時は本当に号泣してしまいまして。今までこのお仕事をしてきて悩んでいた時期もあったので、今回は本当にマリちゃんに微笑んでもらえたという感謝の気持ちです。
–ぬくさんはどうですか?
貫井 原作は少し知っていたので、オーディションを受ける時に“これがアニメになっちゃうんだ!?”っていう衝撃がありましたね。原作でアイリは叫ぶシーンがたくさんあるんですが、オーディション用の台本でも叫ぶセリフが多くて、やっぱりこれが重要なポイントなんだなと思って、勢いと男気を大事に、いっぱい声を出して振り絞って演技させていただきました。
極道が性転換をしてアイドルになるなんていう役柄をやれる機会は絶対ほかにはないと思ったので、その世界に入ってみたいなと思いました。原作がとっても面白いので、これがアニメになったら絶対面白くなると思って、一ファンとしても楽しみで仕方がなかったです。
電話で合格と聞かされた時は、最初は何が何だか分からなかったです。私はアニメでメインの役をやらせていただくのが、この作品が初めてだったので信じられなくて。2度聞いて“きゃー、本当ですか”って叫びました。もう本当に嬉しかったんですけど、その時はまだ誰にも言えなかったので、とりあえず家にいたネコに話しました。ネコは大きい声出したんで、ちょっと迷惑そうでしたけど。
性転換前を男性キャストさんが演じると聞いていたので、誰なんだろう、どうなるんだろうって楽しみもあり、本当にアフレコが始まるまでワクワクして仕方ありませんでした。
–男性キャストと二人一役ということで、役作りも大変だったと思いますが、役柄について聞かせてください。
前田 私の演じるマリちゃんは、三人の中でクールなお姉さま的なポジションなんです。性転換前の立花リョウのときも、芯があって、男気があって、ブレない信念を一番持ってる人。演じる上で最初はクールなことを意識しすぎていたんですけど、マリちゃんを知れば知るほど、クールなだけではない面白い一面があると感じました。原作でもかなりシモネタを言っていたり、ちょっとズレているところがあったりして、クールな部分はそれとして最大限に活かしつつ、楽しんで演じられたらと思います。
役作りで苦労したことは、中身が男っていうのをどう演じようか、最初はすごく悩みました。でも、アフレコの現場で立花リョウを演じられている日野聡さんから“こういう風に言ったらもっと男らしく、極道らしく聞こえるよ”っていうことをその都度教えていただいて本当に助かりました。あとは、現場の空気がすごく心地よいです。先輩の皆さんが出されてる空気感に合わせて、私たちも思わず引っ張られていくような、そういう感覚です。
–ぬくさんはいかがですか?
貫井 アイリが性転換する前の健太郎を小野大輔さんが演じられると聞いて、ピッタリだと思ったんですけれど、私が思う健太郎と小野さんが思う健太郎がそれぞれあると思うので、最初のアフレコで作りすぎて行くと一緒に作り上げていくことが出来ないと思って、第一話は小野さんの演技を見て吸収させていただくことを心がけました。
今まで言ったことのないようなセリフやシチュエーションが多いので、技術的なこともそうですし、健太郎だったらどういうんだろうとか悩むことがありましたが、小野さんがどんな些細なことでも相談に乗ってくださり、本当に二人三脚でやっているような感じでサポートして頂いています。
最初に監督からも“とにかく声をだすことが大事”と話がありまして、見た目も声も女性になってしまったけれど、中身は男である、極道であるといういうことを念頭に、アイリちゃんはリーダーでもあるので、みんながついてくるような人柄を意識しています。ずっと叫んでいるシーンもあるんですけれど、やっぱりストレートに声を出すように心がけています。
前田 大変だったと言えば、第一話からタバコを吸うシーンがあったんですが、私はタバコを吸ったことがなくて、タバコを吸いながら喋るというのが分からなくて、どうなんだろうって、苦労しましたね。タバコの煙を吐く音も友達から教わって、“ス~”と“フ~”の間のような感じで、リアルに聞こえるように工夫しながらやってます。
お酒の飲み方では、兄貴が泣きながら飲むところがあるんですが、すごく上手くて勉強になりました。私もお酒を飲むことはあるんですが、演技で見せるものとはまた違っていて。アフレコで周りの人を見て“あぁ、なるほど”と、感心しながらその場で学ばせていただくことが多いです。
–最近はアイドルをテーマにしたアニメも多いですが、お二人はアイドルに興味を持たれたことはありますか?
貫井 アイドルって応援したくなる、自分もなりたいと思うようなキラキラした女の子達だと思うのですが、私は幼い頃から、アニメーションの魔法少女を応援してましたね。この役に決まってから、いろんなアイドルを研究したんですけど、グループによってリーダーのポジションが違っていたりして勉強になりました。
前田 アイドルと呼んでいいのか分からないのですが、私は田村ゆかりさんがずっと大好きで憧れているんです。お芝居もめちゃくちゃ可愛くて素晴らしいし、トークでも歌でも声優として幅広くいろんなことをされていて。私の中でアイドルっていうのは何でもできるイメージがあるんですけれど、それって、並大抵のことじゃないはずで、それを表では絶対に辛い顔を見せずに笑顔でいてスゴイなと思います。そんな姿を見ていて明るくなる、応援したくなっちゃう存在がアイドルで、私の中では田村さんなんです。
–最近はアニメを飛び出して、実際に声優さんがユニットとして活躍されるケースも多いのですが、これからやってみたいことなどありますか?
前田 実は、私たちも“ゴクドルズ虹組”という名前でオープニングテーマを歌わせていただきまして、3人でアイドル目指すためにいろんなことに挑戦していくという体当たり企画にも挑戦しています。縄跳びとか、ぐるぐるバットとか、体を使ったチャレンジをしているので、私たち3人も応援してもらえるような存在になれるように頑張ってます。
–“ゴクドルズ”と名が付くからには相当のことをやってもらわないと?
前田 無茶ぶりも色々あるんですよ!
–バンジージャンプとか?
貫井 やりたいです!私は高いところ大好きなので。
前田 マジか…。私は高所恐怖症なんですよ…。でも、これを機に克服するぞという覚悟をもって頑張ります。
貫井 ヘビとかも巻かれたいし、ライオンの檻にも入りたいです。
–檻だけならいいけど、胃袋の仲間で入っちゃうとか?
貫井 それはまだ早いです(笑)。 でも、それくらいの覚悟です!
前田 アイドルとしての私たちの成長を見ていただく企画なので、見ている方もこんなのやって欲しいという意見をどんどん寄せて欲しいです。“ムチャぶり上等だぜ!”っていう広い気持ちで待ってます!
–最後にあらためて今後への意気込みをお願いできますか。
前田 作品の中でゴクドルズの3人は無茶ぶりに振り回されたりもするんですけど、私もマリちゃんと一緒に、そして日野さんと一緒に、自分の中の修羅の道、仁義の心を通して、精一杯頑張っていきたいと思います。これから皆さんと盃を交わす勢いで仲よくなれたらと思ってますので、どうぞよろしくお願いします!
貫井 原作を知っている人はもちろん、原作を知らない方もぜひこの機会に原作と照らし合わせながら見て欲しいです。本当に原作から飛び出してきたみたいな作品が出来上がっているので、ぜひぜひ楽しみにしていてください。私もいろんなことが初めての経験なので、それを通して成長していけたらなと思います。
チカちゃん役の赤尾ひかるちゃんが今日はお休みなのですが、やっぱり3人組なので寂しいです。早く集まってラブラブピョンピョンしたいです。
前田 ぴかりんがいないと締りがなくて寂しい!兄貴たちもとても心配していたので、はやく元気になって欲しいです!!
TVアニメ「Back Street Girls -ゴクドルズ-」
2018 年7 月3 日(火)より BS11、TOKYO MX、MBS ほか TV 放送開始!!
キャスト:山本健太郎/小野大輔、立花リョウ/日野 聡、杉原和彦/興津和幸
アイリ/貫井柚佳、マリ/前田佳織里、チカ/赤尾ひかる
犬金組長/藤原啓治
原作:ジャスミン・ギュ(講談社「ヤングマガジン」連載)
©ジャスミン・ギュ・講談社/犬金企画
公式HP http://backstreetgirls-anime.toeiad.co.jp/
公式Facebook https://www.facebook.com/animebsg/
公式Twitter @inuganekikaku
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