『幼な子われらに生まれ』で注目された南沙良、映画初主演 来年7月公開『志乃ちゃんは自分の名前が言えない』

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映画『志乃ちゃんは自分の名前が言えない』
映画『志乃ちゃんは自分の名前が言えない』

8月公開の映画『幼な子われらに生まれ』で女優デビューを果たし、ファッション誌「nicola」専属モデルでも活躍中の南沙良さんが、来年7月公開の映画『志乃ちゃんは自分の名前が言えない』で、映画初主演を務めることが発表された。共演者の蒔田彩珠さんとともに主演を務める。

本作は、漫画家・押見修造の同名漫画が原作。思春期を迎えた少年少女たちが抱える葛藤や苦悩を描きながら、誰しもが持っているコンプレックスとの向き合い方、自分のあるべき姿について描く。

南さんは、上手く言葉が話せないことに引け目を感じ、周囲と馴染めずにいる高校一年生・大島志乃役を演じる。次第に変化していく内面を繊細に表現し、言葉が上手く話せないという難役に挑む。同時に、劇中では歌声も初披露。蒔田さん演じる、音楽好きだが音痴な同級生・岡崎加代との掛け合いで歌うという。

南さんは「小学生の頃から押見先生の作品が大好きだったので、お話をいただいた日は嬉しさのあまり興奮してなかなか寝付けない反面、作品の世界観を崩してしまわないかと少し不安な気持ちになりました」とコメントしつつも、映画初主演ということもあり、「こんなに早く主演をやらせていただけるとは思っていなかったので、とても嬉しかったです」と喜びを表した。

また、「他の人と違う部分やコンプレックス、劣等感、自分の嫌いなところなど、誰もが持っているような〈悩み〉や〈苦しみ〉。志乃と加代、菊地それぞれが、その悩みを乗り越えようとする様子を見た時に感じられるものが必ずあると思うので、是非たくさんの方に観ていただきたいです」とアピールした。

脚本は、『百円の恋』第39回日本アカデミー賞最優秀脚本賞ほか、数々の賞に輝いた足立紳、乃木坂46のMVなどを手掛け、本作が長編商業映画デビューとなる湯浅弘章氏が監督を務める。

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