本村碧唯「みなさんとの時間はキラキラした素敵な思い出ばっかり」HKT48最後の1期生ラストコンサート

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アイドルグループ・HKT48が17日、福岡サンパレス ホテル&ホールにて「本村碧唯卒業コンサート ~唯一碧く輝く宝石~」を開催。14歳でHKT48の1期生として加入し、約12年間活動、HKT48所属の最後の1期生のラストコンサートに、卒業メンバーも続々と駆け付けた。

オープニングはステージ上に一人登場した本村さんのダンスパフォーマンスからスタートした。AKB48グループのダンス選抜メンバーでもあり、HKT48でもダンスユニット・Lit charm(リットチャーム)を結成した本村さんが構成したセットリストは、冒頭から自身が振りをつけたダンスナンバーが続き、圧巻のパフォーマンスを披露。ついに卒業コンサートを迎えた本村さんは「(卒業発表から)人生で一番短い8ケ月だったなって思ったんですけど、でもやりたいことはやりつくした8カ月でした。悔いはないので、今日は本当に楽しむだけだなと思っています」と笑顔で心境を話していた。

ユニットパートでは、各チームや期ごとに分かれてのパフォーマンス。そしてユニットパート終盤に、チームKIVキャプテンを引き継いだ初代キャプテンの多田愛佳が登場すると会場から大きな歓声が上がった。続けて卒業生で同じ1期生の今田美奈・植木南央・熊沢世莉奈・下野由貴・田中菜津美・深川舞子・松岡菜摘・村重杏奈・森保まどか、そしてAKB48へ移籍した中西智代梨がサプライズ登場し、本村さんとともに思い出の楽曲『手をつなぎながら』をパフォーマンス。会場の熱気をさらに引き上げた。1期生が集合したMCでは、大勢が一斉に話し出し、収集がつかなくなる一幕も。同期ならではの賑やかなMCに大きな笑いが起こっていた。

本編最後のMCでは初代チームKIVキャプテンの多田さんから「碧唯ちゃんにキャプテンを任せてよかったなと思いますし、12年間、本当にお疲れ様でした」と言葉が贈られ、本村さんも涙を流していた。最後は出演者全員がステージに集合し、『君と虹と太陽と』を披露し迎えたアンコール。2011年7月のオーディション映像からスタートした本村さんの12年間の活動を振り返る軌跡映像が流れ、ドレス姿になって再登場した本村さんはスタッフやメンバー、家族、そして応援してくれたファンへの感謝の気持ちを、涙を堪えながらしっかりと伝え、『あなたがいてくれたから』を歌い上げた。

最後に同じチームKIVで活動した地頭江音々が、同期が卒業して一人で残る覚悟の難しさに触れ、「今日までたくさんのことを伝えて、一人で残ってでも私達のことをたくさん愛してくれありがとうございました」と感謝を伝えた。そしてチームKIVキャプテンを引き継いだ松岡はなは「強い気持ちを持って後輩みんなもしっかりついていくって思ってもらえるよう頑張るから、ずっと見守ってください」と涙。そしてダブルアンコールが起きたクライマックスでは、再びダンスナンバー『野蛮な求愛』を出演メンバー全員で披露。本村さんもドレスからスポーティーな衣装に着替え、最後は本村さんらしくお祭りのようなダンスステージで幕を閉じた。

【本村碧唯 卒業スピーチ(抜粋)】

HKTに入って約12年。そして卒業発表してから8ヶ月。私にもこのスピーチをするときがやってきました。ちょっと長くなるかもしれませんが聞いてくださると嬉しいです。

まずはHKTのマネージャーのみなさんスタッフのみなさん、12年間本当にお世話になりました。私のやりたいことをたくさん実現してくれてありがとうございました。入ってきた頃は子供で、敬語もまともに喋れずヒヤヒヤすることも迷惑をかけたことも多かったと思います。たくさん困らせて怒らせてしまってごめんなさい。でも皆さんのその愛情があったからこそ、私たちは学んで成長することが出来ました。ありがとうございました。

そしてコンサートを作り上げてくれたスタッフのみなさん。HKTといえばコンサートと言われるようになったのは、みなさんに出会ってからだと思います。私はもともとステージが大好きだったんですけど、みなさんがたくさんのことを教えてくれたから、もっともっと楽しんでステージに立つことが出来ました。今まで最高のステージに立たせてくださってありがとうございました。

次にメイクさんと衣装さん。いつも可愛いアイドルにしてくれてありがとうございました。みなさんがいるから私はアイドルとしてステージに立つことが出来ていました。今回のコンサートの衣装も全て私のために。とっても可愛くてこの一回じゃほんとうにもったいないぐらい素敵な衣装を作ってくれたし、髪型もメイクもたくさん一緒に考えて綺麗にしてくれました。今回のドレスはオサレさんにお願いしたんですけど、私の「プリンセスになりたいです。」というお願いを叶えてくださいました。感謝の気持ちでいっぱいです。たくさんの魔法をかけてくれてありがとうございました。

続いて、秋元さん。初期の頃にいただいた言葉を胸に今まで頑張ってきました。その言葉のおかげで素敵なグループに成長することが出来ました。ありがとうございます。そして、この前発売させていただいた「未来の手前」のタイトルと帯コメントもありがとうございました。本当に今の私がそのまま表現されていてとっても嬉しかったです。

そして、家族のみんな、親戚のみんな。ずっと近くで応援してくれて支えてくれてありがとう。この12年間何があっても送り迎えしてくれて、迷った時、困った時はいつでも助けてくれました。劇場もコンサートもよく来てくれて、生誕祭なんてほぼみんな皆勤賞だし私より仲良いんじゃないかってぐらいファンの方とお話ししてて、メンバーにいじられて喜ぶぐらい明るくて楽しい家族です。
そんな家族の力があったから私はこの12年間頑張ってこれたんだと思います。ありがとう。

そしてメンバーのみんな。正直みんなと離れるのが一番寂しいです。たくさん私の力になってくれてありがとう。私はそんなにしっかりしていなくて、ダメなところもたくさんあります。でもみんなが
たくさん一緒に頑張ってくれたから、私はキャプテンとして胸を張ってステージに立つことが出来ました。みんなと過ごしている時間が大好きで、みんなの成長を実感する時が一番幸せでした。全員の成長を見てきて、もう1期生がいなくてもみんなだけでこれからのHKTを作っていけると私は思いました。不安もきっとあると思います。でも自分たちを信じてください。今までのように楽しく、だけど新しい魅力の詰まったHKTとして大きくなっていってください。頼んだよ、みんな!

そして、最後にファンの皆さん。12年間沢山の愛をありがとうございました。この12年の間反抗期もあったし、辛いこともあって、ずっと楽しいオタ活をさせてあげられなかったかもしれないけど、それでも私のことが大好きだってずっと側にいてくれて、とっても心強かったです。どんなに辛いときでも力になってくれたみなさんがずっと大好きでした。これからもずっと大好きです。ただの子供で泣いてばっかりだった私をここまで成長させてくれて、キャプテンになってからは、私が泣かなくなったから心配して優しい言葉をかけてくれて、私がやりたい!と決めたことには全力で力になってくれて、何よりも私といる時は心から楽しんでくれてありがとうございました。

卒業発表してから、みなさんと思い出を作りたくてしっかり準備した8ヶ月でした。長いと思っていたけど、今までで一番早い8ヶ月で、あっという間でした。でもやりたいことをたくさん出来て、出来る限りの方とお話も出来てとっても充実していたし、幸せでした。みなさんとの時間はキラキラした素敵な思い出ばっかりです。
12年間ほんとうにありがとうございました。

(c)Mercury

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