【elfin’ インタビュー】注目の“美声女ユニット”が5thシングルをリリース「回転したときにふわっとなる衣装にも注目して」

ニュース 声優

「全日本美声女コンテスト」出身者を中心に結成された4人組ガールズユニット・elfin’(エルフィン)が5thシングル『ユレル、クレル、ハゼル/ふにゃにゃんヒーロー』をリリースした。今回4人体制となってGirls Newsに初登場。ニューシングルの聴きどころについて、またグループの個性について探った。

--まずelfin’ってどんなグループか、リーダーから改めて紹介していただけますか。

辻美優「私たちは“美声女ユニット”として、グループとしてのアーティスト活動とともに、それぞれ女優、声優、タレント、モデル、ゲーマー、漫画家と、ハイブリッドな活動をしているユニットです」

--elfin’は2015年に3人組でスタートし、その後二人組になり、そして昨年から4人体制で活動しています。初期メンバーの辻さんと花房さんは新メンバーの二人が加入して変化を感じたことはありますか?

「賑やかになりましたね。今までのelfin‘になかった個性の二人が来てくれたことで、それが楽しくて、観てくださる方も楽しいんじゃないかなと思います」

--今までになかった個性ということですが、まず厚地彩花さんは?

「メンバーの中で一番のお姉さん。落ち着いていて、みんなを客観的に見てくれています。そういう点でも頼りにしちゃっています」

花房里枝「新メンバーといっても、声優としてはすでに活動していますから、しっかりしています」

--もう一人の新メンバー・小倉舞子さんも声優経験はあるんですか?

小倉舞子「私は声優活動はelfin’加入後で、以前はモデル活動をしていました」

--そんな小倉さんのキャラは?

「天然なんですよ。最年少で、特に5thのリリースイベントが始まってから、天然ボケを発揮するようになりました。すごく面白くて、いい個性だなと」

--ちなみに二人組時代の役割分担ってあったんですか?

花房「よく『お笑いコンビみたいだね』と言われていました(笑)」

「そうだね(笑)」

--どっちかがボケでどっちかがツッコミ?

「うーん、私がスベリ芸担当で、その収集をつけてくれるのが花房という感じでした」

--小倉さんが入ってきて、そのスベリ芸を上回るボケが(笑)?

「そうなんですよ!ちょっと危機感も感じています(笑)」

--そして厚地さんは、そんなやりとりを温かく見守るような……。

厚地彩花「いや、まだまだそんな余裕はないんですけど」

--さて今回そんな4人体制となった elfin’の第2弾となるニューシングルが発売になりました。

花房「表題曲の『ユレル、クレル、ハゼル』はelfin’のコンセプトのエレガントさを残しつつ、だけどサウンドはすごくパンチが効いていて、ライブでみんなで盛り上がれる曲になっています。もう一曲の表題曲『ふにゃにゃんヒーロー』はNHK Eテレのアニメ『ねこねこ日本史』の第4シリーズのオープニングテーマになっているとても可愛い曲。さらに、もう一曲の『発光』はちょっとEDM調で、楽曲のジャンルが幅広く、ファンの方からは“トリプルA面”と言っていただけます」

「全部がメイン曲といえるくらい、一曲一曲が自信をもって歌っている曲になっています!」

--新メンバーの二人は今回が2枚目のシングルということで、レコーディングでもパフォーマンスでも成長できたと思えることはありますか?

厚地「前作と比べてもそうですし、elfin’の楽曲を全部聴いている中で、曲のバリエーションがとってもとっても豊富なので、曲に引っ張られるように成長を重ねていけたらいいなと思います。楽曲があって、メンバーの支えがあって、前に進めているのかなと思います」

小倉「4thのときは楽曲が爽やかで青春というイメージがあったんですけど、今回は大人っぽくクールな雰囲気。いろんな曲を歌えたり、いろんな表情ができるというのは嬉しいことだなと思います。歌っていて楽しいです」

--衣装も個性的でインパクトがあります。

「タイトルに“ユレル”という言葉が出てくるので、ロングスカートの衣装を揺らしながら、回転したときにふわっとなるのが特徴になっていてそこに注目していただきたいです」

--一方『ふにゃにゃんヒーロー』の衣装は、かなりポップでカラフルなものになっています。

「そうですね、まさに歌のお姉さんという感じで。楽曲もとっても楽しい感じになっています」

--最近はファン層も広がってきたのかも?

「前作に続き『ねこねこ日本史』の主題歌を歌わせていただいているので、リリースイベントでもファミリーのお客さんも増えてきて、『あの小さな女の子、この前も来てくれてたな』とステージでほっこりした気持ちになったり。そういうのを見れるのはライブならではで幸せだなと思います」

--リリースイベントにも慣れてきましたか?

厚地「4thのときはイベントに慣れるのに必死でした。場所によってステージの広さも雰囲気も違うので。今回ももちろん緊張することもあるんですけど、どこか安心してステージに立てました」

小倉「4thのときは一つ一つのことをこなすのに精一杯でしたけど、今は、前回を経験した分、自分なりに『次はこうやってみよう』などと考えられるようになったので、そこは成長できたのかなと思います。また『表情がよくなったね』と言ってもらえることが増えました」

厚地「自信のなさというのはダンスに出るんだなと痛感していて、常に、より大きく、ということを心がけています。また自分から聞く前に、具体的にアドバイスをしていただけるのもありがたいです」

--心強い先輩ですね。

「elfin’の中で花房がダンスリーダーでやってくれていて、的確にダンスのアドバイスをしてくれています」

花房「私自身まだまだなんですけど、そういうふうに言ってもらえるのはすごく嬉しいですし、『ここのところ聞きたいんだよね』と聞いてきてくれるのも嬉しい。メンバー同士で確認しながら、パフォーマンスの質を高めていけたらと思います」

--ところで、メンバーの入れ替わりがある女性グループの場合、先輩後輩の関係性が厳しいグループと、全員フラットでタメ口で会話するグループもありますが、elfin’の場合は?

厚地「この世界に入ったときから先輩の存在は絶対と教わってきたので、最初は敬語で話していたのですが、二人のやさしさもあり、今では『はいよ』みたいな感じです(笑)」

小倉「私もタメ口でツッコんだり(笑)」

「この前もステージで『なんでやねん』って言われました(笑)」

--MCでも楽しい感じが伝わってきます。

「今後ももっと楽しくなっていくと思います」

--二人のときは「お笑いコンビみたい」と言われていたということですが、今度はコントユニットみたいになったり(笑)?

「それくらいの、楽しいMCをこれからもできたらなと思います」

--これで終わるとお笑いグループみたいなので(笑)、最後に改めてelfin’の音楽についてメッセージをいただけますか。

「elfin’はストーリー性が強くメッセージ性が強い楽曲がたくさんあるので、ぜひライブに来ていただいて、私たちの表現力を観ていただきたいです。さらにCDで歌詞を見て曲の世界観を実感しながら聴いていただければ嬉しいなと思っています!」

<プロフィール>
辻美優
1996年7月6日生まれ。『全日本美声女コンテスト』グランプリ。elfin’リーダー。声優としては映画『君の名は。』やテレビアニメ『けものフレンズ』などに出演。今秋公開予定の実写映画『セカイイチオイシイ水〜マロンパティの涙〜』では女優として主演する。

花房里枝
1996年4月28日生まれ。『全日本美声女コンテスト』準グランプリ。elfin’ダンスリーダー。ゲーム原作の舞台「百花百狼 ~ 戦国忍法帖~」 ではヒロインとして迫力の殺陣やアクションにも挑戦し女優としての注目を集めている。

厚地彩花
1994年2月2日生まれ。声優としてCM、ゲームCV、AbemaTV『Abema Prime』ナレーションなどで活躍。

小倉舞子
1998年6月3日生まれ。趣味は屋上めぐり、メイク、ネイル・・・etc特技はメイクアップ。最年少メンバーとして日々奮闘中。