夏の興奮を一足早く渋谷で！ 「TOKYO IDOL FESTIVAL九十二前夜祭」に7組のアイドルが登場

東京アイドルフェスティバル2014 九十二前夜祭より

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5月2日、TOKYO IDOL FESTIVAL2014のプレイベント「TOKYO IDOL FESTIVAL2014 九十二前夜祭」が渋谷・TSUTAYA O-EASTにて行われ、アイドリング!!!・アイドリングNEO・X21・風男塾・Doll☆Elements・Dorothy Little Happy・アップアップガールズ(仮)の7組がライブを行った。

今年も8月2日・3日に、お台場・青海エリアで開催されるTOKYO IDOL FESTIVAL2014(以下TIF)。昨年は111組のアイドルが出演し3万人以上を動員した、国内最大のアイドルフェスだ。今回の「九十二前夜祭」は、本番のTIFにも出演が決まっている7組がライブを行うプレイベント。一足先にビッグイベントの雰囲気を楽しもうと会場のTSUTAYA O-EASTには出演各グループのファンが集結し、本番にも負けない盛り上がりを見せた。

トップバッターとして登場したのはアイドリングNEO。昨年のTIFで加入が発表されたアイドリングNEO期の5人に4期生の伊藤祐奈さん・後藤郁さんを加え、アイドリング!!!とは一味違うダンス＆ボーカルを前面に押し出した姉妹ユニットだ。今回のステージでも、その勢いは途切れない。関谷真由さんのバク転でド肝を抜いた「プリきゅんサバイバル」、ソウルフルな歌声とインパクトあるフリの「突進少女」、そして最新曲「Sakuraホライズン」の3曲で、さまざまなTシャツを纏うファンを盛り上げた。「加入からほぼ1年で迎える本番の大舞台、「成長した姿を見せられるように頑張る」(関谷真由さん)とやる気は十分。この日フレッシュさを武器に務め上げた切込み役の経験を糧に、夏は更なる活躍を見せてくれそうだ。

2番目はこちらもデビューから1年を迎えた、X21のステージ。グループ名通り21人のメンバーを抱えるが、この日は12人でのライブとなった。セットリストは全4曲。どこか懐かしさを感じさせる正統派アイドルソング「チャイム鳴ったら」、自己紹介代わりのパーティーチューン「GO!GO!X21～ドキドキ初登校～」、デビュー曲「明日への卒業」など、1曲ごとにグループの魅力を存分にアピール、会場に集うアイドルファンを唸らせた。国民的美少女コンテストの枕詞が先行しがちな彼女たちだが、凛としたステージでの立ち姿や透き通った歌声といったパフォーマンスも大きな武器。正統派アイドルのど真ん中を行く彼女たち。まだ見ていないあなたはぜひTIFで彼女たちをチェックしてほしい。「会場で会いましょう！約束ですよ！」(吉本実憂さん)

続いてステージに上がったのは風男塾。幾多のアイドルがしのぎを削る昨今、男性のみならず女性からの支持も広く集めるユニットだ。コンセプトもさることながら、”彼ら”の人気を支えているのは一流のパフォーマンス。「EYE OF THE TYPHOON」などで見せた音域を自由自在に操る歌唱力は、本当に男性なのではないかと思ってしまうほどの声量も兼ね備える。ダンスもキレの中にどこか繊細さを併せ持ち、見るものを虜にする25分間をノンストップで繰り広げた。「今日ほどアウェイ感を味わうイベントはない」と武器屋桃太郎さんが述べはしたが、会場の多くの占めた観客は風男塾の男気にメロメロ。「チェンメン天国」では甘い言葉で野太い歓声を引き出し、『男にモテたい』というグループの目標に向かって、大きな足掛かりとなったステージだった。

男気あふれるパフォーマンスの後は、一転してキュートなパフォーマンスを届けるDoll☆Elementsが登場した。多種多様なアイドルが集まる中でも、彼女たちのポップな世界観は出色。7月発売予定の4thシングル「君のネガイ叶えたい」などを交えた全3曲のセットリストの中に、可愛さを存分に詰め込んだステージを見せてくれた。彼女たちの息の合ったパフォーマンスに応えるように、「どるえれ」ファンも大きな歓声でしっかりと存在感をアピール。4度目の出演となるTIFでも、その魅力を存分に振りまいてくれそうだ。

昨年のTIFのハイライトの一つが、野外ステージで行われたDorothy Little Happyのライブだった。色とりどりのサイリウムとTシャツを纏ったファンがともにコールを送る光景は、TIFの醍醐味をそのまま切り取ったシーンだった。そんなDorothy Little Happyの九十二前夜祭のステージ、1曲目は昨年の名場面を思い出させる「デモサヨナラ」。これには会場のファンも大興奮、おなじみの「オレモー」コールで会場を熱気の渦へと変えた。もちろん、しっとり聞かせてくれるのも5人の大きな魅力。2月にリリースしたアルバムのタイトル曲「STARTING OVER」では美しい歌声と繊細さを感じさせる凛としたダンスで、会場のファンの心をがっちりとつかんだ。4度目の出演となるTIF本番、昨年以上の名シーンを作ってくれるか注目だ。

ライブは終盤へ向かう。6組目の登場はアップアップガールズ(仮)(以下アプガ)。攻撃的アイドルを自称するアプガだけに、さまざまなアイドルが集うこの日のステージでのパフォーマンスは6月に控える中野サンプラザライブに向けて重要な一戦となる。ライブは佐藤綾乃さんの「TIF前夜祭、飛ばしていくぞ！」のシャウトとともに
「UPPER ROCK」でスタート。パワフルな歌声と群を抜く運動量で、1曲目から爆発的な盛り上がりを産み、続く「チョッパー☆チョッパー」でもその勢いは衰えない。最新シングルから「ジャンパー」「Party！Party！」の2曲もパフォーマンスし、現時点の実力を遺憾なくアピールしたアプガ。「今年の夏はお台場を(仮)でハイジャックする」(佐藤綾乃さん)と宣言した本番での暴れっぷりも楽しみだ。

2時間半を超えるライブ、もちろんトリは今年もホスト役を務めるアイドリング!!!が務めた。まずは彼女たちの新たな看板曲「Shine On」からライブをスタート。「MAMORE!!!」「サマーライオン」「やらかいはぁと」など、過去のTIFを彩った名曲を続けるセットリストで、夏への期待感を膨らませるライブを見せた。TIFでは八面六臂の活躍が毎年恒例のアイドリング!!!、今年はコラボ10連発がすでに予告済みだ。「(遠藤)舞ちゃんが抜けて2人で初めてのTIF」(横山ルリカさん)「もともとエリカ＆ルリカっていうのをやっていたので、今年はカッコいいのやりたいと思います」(外岡えりかさん)と張り切る、1期生2人の活躍にも注目が集まる。

最後は出演アイドルが再び登場し、イベントへの意気込みと抱負を述べて締めくくられたTIF九十二前夜祭。今回は7組のアイドルが出演したが、本番にはすでに71組のアイドルの出演が決定している。出演を目標とするアイドルも多い、アイドル界最大の祭典・TIF。アイドルとファンの夢の時間が来るのが、今から楽しみでならない。

●セットリスト

アイドリングNEO
M1 プリきゅんサバイバル
M2 突進少女
M3 Sakuraホライズン

X21
M1 チャイム鳴ったら
M2 GO！GO！X21～ドキドキ初登校～
M3 エイエン×セツナ
M4 明日への卒業

風男塾
M1 EYE OF THE TYPHOON！
M2 Galileo～プロキオンを越えて～
M3 チェンメン天国
M4 太陽みたいな君が好き

Doll☆Elements
M1 君のトナリで踊りたい！
M2 君のネガイ叶えたい！
M3 キラキラ☆シャイニー

Dorothy Little Happy
M1 デモサヨナラ
M2 ストーリー
M3 恋は走り出した
M4 STARTING OVER

アップアップガールズ(仮)
M1 UPPER ROCK
M2 チョッパー☆チョッパー
M3 ジャンパー
M4 Party！Party！

アイドリング!!!
M1 Shine On
M2 MAMORE!!!
M3 シャウト!!!
M4 サマーライオン
M5 やらかいはぁと