全国35館で上映中の劇場アニメ『宇宙戦艦ヤマト2202 愛の戦士たち』第6章「回生篇」の上映記念舞台挨拶が3日、新宿ピカデリーで開催され、声優の山寺宏一、細谷佳正、黒沢ともよ、中村繪里子、小宮有紗らが登壇した。
今回からヤマトに参加した日下部うらら役の小宮さんは、周囲のベテランに囲まれて「すごく歴史のある作品で光栄なのですが、こんなに素晴らしいキャストの方々ばかりの作品になぜ私が?」と落ち着かない様子だったが、羽原信義監督はスーパー戦隊シリーズの『特命戦隊ゴーバスターズ』に出演していた小宮さんを見て知っていたそうで、「発声が素晴らしいと思っていた。以前ちらっとお会いしたときに声優の仕事に興味があるという話をうかがっていたので、そういえば!と思ってオファーさせていただきました」と説明した。小宮さんは「やりたい!と言っていたことがかなった。やっぱり口に出したほうが夢は叶うんだなと、いま実感しました」と喜んだ。
デスラー役の山寺宏一さんは、今章のエンディング主題歌『大いなる和』も担当しており、この日初めて大勢の観客の前で生歌を披露した。今回歌手として起用されたことについて山寺さんは、「なぜ私が?とビックリしました。デスラーのキャラソングじゃないのかと思いました」と意外だったそうだが、羽原監督は彼の歌声に惚れ込んでオファーしたことを明かした。伸びやかな歌声で客席を包み込むように魅了した山寺さんは歌い終えると「数十年やってきてこんなに緊張したことはなかった」と胸をなで下ろした。
司会を務めた桐生御影役の中村さんから「作品のテーマである“愛”について感じたことは?」という質問を投げられた市瀬美奈役の黒沢さんが、「初めてレギュラーでアテレコをしたときに緊張でいっぱいだったのを、先輩の細谷さんが“大丈夫!”って、何度も励ましてくれて、愛を感じました」と答えると、山寺さんは「なんで、いま歌う前に僕に言ってくれなかったの?」と加藤三郎役の細谷さんに言い寄って客席を笑わせた。
最後にあいさつを求められた山寺さんは、8月に6章の収録半ばで亡くなられた土方竜役の石塚運昇さんに触れ、「運昇さんの、土方としての最後のセリフは『頼む』でした。我々に“これからも頑張れよ”と、“これからのヤマトを任せたぞ”と言っているように感じました。その運昇さんに報いるためにも、僕たちは頑張ろうと思いました」と想いを明かした。土方竜役は石塚さんに代わり、楠見尚己さんがあとを継いで演じている。
本作は1978年に公開された『さらば宇宙戦艦ヤマト 愛の戦士たち』をベースに2017年2月より7章に渡って順次公開されている。今年10月からはあとを追いかける形でテレビシリーズの放映も開始されている。最終章『新星篇』は19年3月1日に公開予定。
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