WHITE SCORPION、冠番組収録でクロちゃんと共演　3年目へ向けた「本物のアイドル像」とワンマンライブ「連撃」への熱き誓い

秋元康氏プロデュースのアイドルグループ・WHITE SCORPION（ホワイトスコーピオン）の冠番組『WHITE SCORPIONのSCORPISM（スコーピズム）』の収録時取材会が2日、江東区のスカパー東京メディアセンターで行われ、WHITE SCORPIONのメンバー11名とタレントのクロちゃんが登場した。

番組『WHITE SCORPIONのSCORPISM』は、デビュー2年目に入ったWHITE SCORPIONがトップアイドルへの階段を駆け上るため、先輩アイドルからさまざまなことを学んでいくというコンセプトで、スカパー! エンタメ～テレ☆シネドラバラエティ（CS301）にてレギュラー放送されている。

番組収録後の取材会では、クロちゃんがメンバーとのやり取りを通じて、彼女たちの個性やグループとしての可能性に深く切り込んだ。クロちゃんは「クロちゃんがWHITE SCORPIONのプロデューサーだったらどうしますか？」という質問に対し「革命を起こす」と宣言し、その発言にメンバーが驚きや期待の表情を見せる場面もあった。

WHITE SCORPIONのメンバーは、クロちゃんとの対談から得た学びや今後の活動への意気込みを語った。MOMOは、クロちゃんが「意外と」真剣に、そして優しくMCに関するアドバイスをくれたことに感謝。「めちゃくちゃ勉強になった」と話し、9月23日に控えるワンマンライブで早速実践したいと目を輝かせた。

ACEは、クロちゃんからの質問に対する自身の回答が「思った100倍くらい良い」ものだったと感激。プロデューサー目線とアイドルファン目線の両方から得られた意見を、今後の活動に活かしていきたいと語った。しかし、クロちゃんからは「もともと僕のイベントに来て写真を撮って、僕のこと推してますからね」と過去のエピソードを暴露される場面も。さらに、番組収録の際には「悲しいこと」があったと明かし、クロちゃんとのユーモラスなやり取りが笑いを誘った。

CHOCOは、クロちゃんがアイドルオーディション番組などで見せる「熱狂的なファン」を引きつける力に注目。「みんなでクロちゃんを奪い合う」という斬新な企画アイデアを提案した。これに対しクロちゃんは、「1人のファンすら好きにさせられないやつが、みんなに好かれるアイドルになれるはずがない」と厳しい持論を展開し、本物のアイドルに必要な覚悟と熱意の重要性をメンバーに伝えた。CHOCOはまた、MC中や曲前にファンとじゃんけんをするなど、ファン参加型のライブ企画を提案し、ファンと一緒にステージを作り上げたいという強い意欲を語った。

HANNAは、クロちゃんが自身のために新しい自己紹介ギャグを作ってくれたことに感謝しつつも、ギャグを披露する際には一部フレーズを忘れてしまい、クロちゃんから「ただの記憶喪失だね」「（ギャグのセリフは）なんてこった、だったでしょ？」と温かいツッコミが入る一幕も。また、HANNAがもともと「小さい子に関わる福祉系の仕事」を目指していた過去を語ると、クロちゃんは「親近感が湧いた」と語り、メンバーとの距離が縮まった瞬間を明かした。

クロちゃんはこれらのエピソードから、アイドルが「喜怒哀楽をすべて出し尽くす」ことの重要性を説き、見せかけだけではない「心を裸にする」パフォーマンスこそがファンを惹きつけるとアドバイスしたが、メンバーは（裸になるの？）と警戒の眼差しでクロちゃんを見つめ返した。

WHITE SCORPIONは、9月23日（火・祝）に品川インターシティホールにて、グループ史上3度目となるワンマンライブ『連撃』が開催する。このライブは、昼公演「静」と夜公演「動」という対照的な二部構成で実施され、メンバーの新たな一面を引き出す演出や、これまでにないステージ構成が予定されている。そして、このライブでは、グループの新たな挑戦が発表される予定だ。

ACEは「もうすぐ3年目になる私たちですが、伸び悩んでいる現状があります」と正直な気持ちを語り、ワンマンライブを「大きなステージへのステップ」とするためにも、両部完売を目指し「スコピスト（ファンの呼称）」と一緒に空間を分かち合いたいと力強く宣言した。

この強い思いに対し、クロちゃんは「もっと自分たちを出すべきだ」とエールを送り、妹分グループ「Rain Tree」に「負けない」という気持ちを前面に出すよう助言した。「お姉さんとして輝きながら、全てをさらけ出して、本当の姿を見せることで新しいファンがつくはず」と、ライブでの奮闘を期待する言葉を贈った。