恒例 ハロプロ「ひなフェス」が開幕　最後の出演、上國料萌衣（アンジュルム）は『LOVE涙色』を熱唱「歌っていて泣きそうになった」

ハロー！プロジェクトのメンバー総出演による毎年恒例の春のコンサート「ひなフェス」が、3月29日（土）と30日（日）の2日間にわたり、幕張メッセ国際展示場で開催されている。初日となる29日には2公演が行われ、1回目公演「Juice=Juice＆つばきファクトリー プレミアム」は、全国から集まった熱狂的なファンが会場を埋め尽くして大いに盛り上がった。

今年の『Hello! Project ひなフェス2025』には、3月19日にデビューシングルを発売した新グループ・ロージークロニクルを含むハロー！プロジェクトの7グループおよびハロプロ研修生から、総勢73名（不参加メンバーを除く）が出演した。参加グループは、モーニング娘。’25、アンジュルム、Juice=Juice、つばきファクトリー、BEYOOOOONDS、OCHA NORMA、ロージークロニクルで、不参加メンバーとして岡村ほまれと井上春華（モーニング娘。’25）、入江里咲（Juice=Juice）が事前に発表されていた。

1回目公演は、「レディース アンド ジェントルマン ミニモニ。ひな フェスティバル いっちゃえ〜」というセリフとともに、25周年を迎えたミニモニ。の『ミニモニ。ひなまつり!』を全員で歌い、賑やかに幕を開けた。

続いて、つばきファクトリーが登場。桜の木のセットをバックに『春恋歌』や初披露となった『My Days for You』など6曲を披露し、会場を春らしい雰囲気に包んだ。特に、4月30日に武道館で開催される結成10周年記念公演で卒業を控える八木栞は、「ぜひたくさんの方に観に来ていただけたら嬉しい」と笑顔で呼びかけた。

ハロプロ研修生も先輩たちに負けじとフレッシュなパフォーマンスを披露。『あるべきキミであれ』では力強い歌声で観客を引きつけ、未来のスターとしての可能性を感じさせた。一方、ひなフェス初登場となったロージークロニクルは、デビューシングルから『へいらっしゃい! ニッポンで会いましょう』と『未来ハジマリ』を披露し、新たな風を吹き込んだ。

ユニットコーナーでは、事前抽選で選ばれたメンバーによるソロやシャッフルユニットが登場。上國料萌衣（アンジュルム）は松浦亜弥の『LOVE涙色』を熱唱。最初のひなフェスでソロ、最後のひなフェスでもソロを引き当てた彼女は、自分の過去の映像を見ながら練習したと明かし、「歌っていて泣きそうになった」と興奮気味に振り返った。さらに「みなさんの声がすごく届いてきて、本当にあったかい空間でした」と観客に感謝を伝えた。

ほかにも、土居楓奏（つばきファクトリー）、中山夏月姫（OCHA NORMA）、相馬優芽（ロージークロニクル）によるトリオや、江端妃咪（Juice=Juice）、秋山眞緒（つばきファクトリー）、島倉りか（BEYOOOOONDS）、窪田七海（OCHA NORMA）のカルテットが、多彩なパフォーマンスでファンを楽しませた。

ハイライトは、グループ結成25周年を記念して期間限定で再結成したメロン記念日の登場だった。メロン記念日は2000年2月にデビューし2010年に解散したが、2025年1月1日に再結成を発表。ハロー！プロジェクトの公演への出演は2018年以来約7年ぶりで、斉藤瞳、村田めぐみ、柴田あゆみの3名がステージに立った。

『香水』『お願い魅惑のターゲット』『This is 運命』の3曲を披露し、会場はメロン色のペンライトで一色に染まった。MCでは斉藤が「私たちメロン記念日、再結成してまーす！」と元気に盛り上げたが、感極まった柴田が涙ぐむと、村田から「大丈夫？」と気遣われる一幕も。ファンにとっては懐かしさと感動が交錯する瞬間となった。

もう一組のメインアクト、Juice=Juiceは『「ひとりで生きられそう」ってそれってねえ、褒めているの?』や『プライド・ブライト』など5曲を披露し、力強いパフォーマンスで会場を圧倒した。最後は全ユニットが再登場し、『Wonderful World』を歌い上げ、ファンとの一体感を最高潮に盛り上げて1回目公演を締めくくった。

なお、翌30日は、「BEYOOOOONDS＆OCHA NORMA プレミアム」と「モーニング娘。’25 プレミアム」の2公演が行われ、CSテレ朝チャンネル1のスカパー！番組配信にて生中継も行われる。