【わーすたインタビュー 後編】4人体制2年目「“アイドルの世界だけに留まっているのはもったいない”って思われるグループに!」

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4人組アイドルグループ・わーすたが、先月22日にニューシングル『すまん、犬。』をリリース。今回はこのシングルのカップリング曲について、そして新体制2年目、コロナ禍が落ち着きを見せ、音楽を取り巻く状況も少しずつ自由になっていく中でやりたいことをメンバーに語ってもらった。

■『すまん、犬。』について語っているインタビュー前半

--今回のシングル、カップリングの『Tokimeki*Sing A Song』は表題曲とは一転、とってもエモーショナルな一曲です。わーすたをなんとなくしか知らない人にとっては、表題曲のイメージは強いと思いますが、こういう感じの曲も歌っているという面もぜひアピールしていってもらいたいですね。

廣川奈々聖「私たちがまじめに歌っているのを見て、びっくりされることもあります。私たちはこういう曲を結構歌ってきているつもりだったんですけど、やっぱり面白ソングを歌っているイメージが強いので、こっちの路線も押し出していきたいです」

三品瑠香「爽やかで、歌っていても楽しくて、結構難しくはあるんですけど、でもこれはこれで楽しいです」

小玉梨々華「『すまん、犬。』とのギャップがあって、この2曲で一つの作品になっているのが、すごく魅力があっていいなと思っています。この曲の儚い感じが、ライブで世界観を作り込んでやったら、すごくきれいに見えるだろうなと思います。ライブでも早くやりたいです」

松田美里「すごくきれいで、だからこそ難しくて、勢いやノリに任せられない。もともと歌というものにはすごく苦戦して毎回課題がある。この曲だと広く伸びやかに歌うのが難しかったり、エモーショナルできれいな曲だけど迫力があるように、引き込まれるような、心がふわっと軽くなる感じの曲になるといいなと。表現する方法も自分なりに解釈して頑張っています」

--これからリリースイベントで披露するのかな?

三品「可能性はかなり薄いですね」

3人笑

--ワンマンライブまで取っておく?

三品「多分」

廣川「歌いたい気持ちはもちろんあるんですけど、せっかくならここ一番のところで披露したいなと思います」

--2023年が始まったばかりではありますが、今年のわーすたはどんな展開に? 4人になって以降、原点回帰ということで最近は面白ソングのイメージがまた強いですが、今後はいろんなタイプの楽曲やっていくのでしょうか?

廣川「気持ち的にはいろんなジャンルの曲に挑戦していきたいですし、一つのイメージにとらわれず全部においてわーすたらしさを出せるように……」

--廣川さんが特に好きなタイプの曲は?

廣川「私はちょっとジャズ寄りな感じの曲が好きです。声量で攻める曲よりはじっくり聴かせる、ちょっと聴き入っちゃうようなタイプの曲。あんまり披露しないタイプだからこそというのはあるんですけど、そういう面もわーすた魅力だなと」

--味わいで魅せるというか……。

廣川「ニュアンスで聴かせるというタイプの曲が好きです」

松田「私はエモーショナルな曲が好きで、情景を思い浮かべながら歌うような。せつないけどハッピーなバラードとか、背中を押すような曲とか」

--今回のカップリング曲などピッタリなのかも。

松田「そうですね、好きですね、好みに合っていて。だからこそ実力が追いつかないことがもどかしくて……。頑張ります! 大好きな曲をうまく歌えるように」

--対バンライブにも積極的に参加しているわーすたですが、最近のアイドルシーンを見ていて思うことってありますか?

廣川「コロナ禍に入って、今の形が当たり前のようになっていて、昔の映像を見てびっくりするようなことが最近は多いですね。最近では対バンの共演者で、コロナ禍以前を知らないグループも増えてきて。私たちみたいに、声出し応援を知っているグループのほうが少なくなったのかもしれない」

--一方で長いグループでは10年以上続いているところも多かったり。

廣川「そう思うとまだまだ中堅だなと思います(笑)」

三品「まさに中堅という感じですね」

--そんな中でも、さっきも言ってたけど、わーすたは唯一無二の存在感があります。これからもそれは大事にしてもらいたいものですね。アラサーになってもこの路線で。

廣川「いや、宣言はしないです(笑)。わかんないです、いろんな音楽をやっていきたいとだけは言いたいですが」

--ここで言っちゃうと、猫耳路線を継続しなければならない?

廣川「そうですね。ビジュアルにはとらわれず、いろんな音楽をやっていきたいです、ということで(笑)」

--2023年にやってみたいことは?

小玉「グループとしては海外に行きたいですね、今年は。以前は年に何回も行かせてもらうのが当たり前だったので、それが行けなくなり、海外でずっと待っていてくださる方もいらっしゃるし、日本のファンの方にも一緒に海外に行きたいという方も多いので。あと個人的には、SNSをもっと積極的に更新したいですね」

廣川(爆笑)

--SNS発信はそもそものデビューのときからのグループのテーマの一つですからね。

小玉「改めて力を入れていきたいと思います(笑)」

松田「全国にいるファンの方に会いに行きたい! やっぱりどうしても東京、関東でのライブが多く、それ以外の地域の方でも関東まで観に来てくださる方も多いですし、オンラインもあるんですけど、4人になったわーすたで改めていろんな地方に行きたいです。改めて今のわーすたが作るライブをしっかり、一つの作品として持っていきたいなと思います」

--個人的に挑戦してみたいことなどありますか?

松田「昨年自分の趣味をわりと大事にできて、それがさらにお仕事につながるようにしていけたら。私メンバーの中で一番ゲームが好きで、今、eスポーツもめちゃめちゃ世界で盛り上がっているんですよ。だからお仕事につながっていくようにと思いながら、ゲームの技術を日々鍛錬しています。ゲーム関連で番組に出られる機会ももらえていたので、今年はそれがもっと増えたらいいなと思うので、そっちでも積極的に動きたいですね」

三品「グループとしては、4人体制にも慣れてきたところで、でも変わらず、初心に戻れた一年だと思ったので、腰は低く志は高く、まだまだ欲をむき出しにしてガツガツ行きたいなと思います」

--力強い。

三品「大胆不敵にやりたいなと思います。個人としては、やりたいと思うことがめちゃくちゃたくさんあって、いろんな好奇心が芽生えているので、自分のために時間を使いながら、インプットできる一年にしたいです」

--それは大好きなアニメ関連のことも?

三品「アニメは娯楽です」

--それを生かして仕事にしようとは?

三品「させていただいていたときもあって、それはありがたいんですけど、あくまでも娯楽ということで、そのためにめちゃめちゃ頑張ろうという意識はないです。程よく触れ合いたいなと思います」

--昨年はWindowsのCMソングも話題になりましたが、ソロプロジェクトのようなことも期待されます。

三品「一人でも音楽を楽しくやりたいなと思います」

廣川「グループでは運動会みたいなことをずっとやりたいと思っていて、あと、これは毎年思うことなんですけど、わーすたって本当にいい音楽をやらせていただいてるなと思うので、もっともっと自分たちのパフォーマンス力を上げて、アイドルフェスだけじゃなくいろんなフェスイベントにも呼んでもらえるような、そんなチャンスを作れるように頑張りたいなと思います。“アイドルの世界だけに留まっているのはもったいないな”って思われるグループになっていきたいです」

--ロックフェスに出ているアイドルグループもありますよね。

廣川「はい。めっちゃ羨ましくて! かっこいいなと思います」

--そういう場だと、ロック色が強いミニアルバム『What’s “standard”!?』(2020年)の曲とかやるとウケそうですね。

廣川「そのときはああいう曲たちで挑みます!」

三品「本当にいい曲を歌わせていただいているので、もっと幅広い場所で発揮できたら」

廣川「個人的にやってみたいのは、今多趣味になっているので、もっと絞って、堂々と言えるくらいの趣味にして。あとは話す仕事が楽しいなと思うので、そういう仕事ができたら、それを地元・福岡でやれたらなおいいなと思います」

わーすた(The World Standard)

世界に照準を合わせて活動しているデジタルネイティブ世代アイ­ドルで、SNSとリアルアイドル活動を通じて世界にKAWAIIジャパンアイドルカルチャーを­発信していくグループとして2015年に結成。2016年、1stアルバム『The World Standard』でメジャーデビュー。2022年から4人での新体制に。同年4thフルアルバム『我々はネコである。』をリリース。8周年ライブ「The World Standard ~8周年の愛をどうぞ!~」は3月26日(日)、東京・Zepp Haneda(TOKYO)で開催。

廣川奈々聖(ひろかわ ななせ)1999年5月12日生まれ、福岡県出身

松田美里(まつだ みり)1999年8月2日生まれ、広島県出身

小玉梨々華(こだま りりか)2000年10月1日生まれ、北海道出身

三品瑠香(みしな るか)2001年3月17日生まれ、愛知県出身

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