【FES☆TIVEインタビュー 】ニューシングル『新・奇天烈物語』は“らしさ”全開のポジティブソング

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南茉莉花 八木ひなた
南茉莉花 八木ひなた

“お祭り系アイドル”という唯一無二のスタンスで人気上昇中のアイドルグループ・FES☆TIVE。現在は全国ツアーの真っ最中、そして24日にはニューシングル『新・奇天烈物語』をリリースする。今回メンバーの南茉莉花さん、八木ひなたさんの二人が登場。ニューシングルについて、またライブでのこだわりについて、たっぷり語ってくれた。

--今月から全国ツアーが始まりましたが、どんな内容のライブになっていますか?

八木ひなた「今回のシングルの表題曲『新・奇天烈物語』はとっても盛り上がる曲なんですけど、カップリングでは結構魅せる系の曲だったり、普段あまり見せていないメンバーの表情や歌詞の世界観を見せたりして楽曲の幅が広がっていますが、今回のツアーでも以前と比べると見どころが多彩なライブになっています。コロナ禍で、お客さんが声援したり、客席スペースをみんなで横移動したり、そういう盛り上がりはできなくなりましたが、パフォーマンスや歌詞をじっくりと届けて、魅せる面も盛り込んで、“FES☆TIVEは盛り上がるだけのグループじゃないんだぞ”ということを、このツアーを通して示していけたらいいなと思います」

南茉莉花「今回は、前回のツアーではなかった各メンバーの“レコメンド公演”があります。この公演では各メンバーが考えた、オススメの内容でお届けしています」

--全国13公演の中でそれぞれのメンバーがフィーチャーされた公演があるんですね。

八木「はい。私は大阪公演(28日)担当です。特に出身地とかは関係なくて」

「みんながやりたい場所を希望して決めています。レコメンド公演では自分が好きだけどこれまでやったことない曲を入れたり、登場SEを普段とは違うものを使ったり、メンバーがサイリウムやタオルを持ちながら踊ったりとか、そういうのも全部メンバー自身で決められるので、どの公演にいってもそれぞれ別の楽しみがあるようになっています」

八木「メンバーによっては盛り上がる曲が好きとか、しっとり系の曲が好きとか、それぞれの好みがよく出ます。メンバーの個性が豊かなので、それぞれ全然違うライブになるんじゃないかなと思います」

--普通ツアーだと、基本のセットリストがあって、アンコール曲などで若干変わる感じだと思いますが、各地それぞれの内容を楽しめそうですね。ライブ全体として、南さんのオススメポイントは?

「1年半ぶりくらいにパフォーマンスする曲があったり、八木ひなたや髙木ゆりあが加入してから、曲がぐっと増えて前回のツアーよりいろんな曲ができるようになり、新しめの曲から懐かしめの曲、多彩なセットリストになっています。今回は会場が多く、コロナが落ち着いて久しぶりに全国各地に遠征する人もいると思うので、楽しんでもらえるように頑張っています!」

八木「各地のラーメンを食べれるのも楽しみだね」

「えっ、みんな一緒に行ってくれるの?」

--南さんは大のラーメン好きとして知られていて、SHOWROOMでラーメン店のイメージガールを選ぶイベントで1位になったりもしてるんですよね。さて現在は新曲『新・奇天烈物語』のリリースイベントの真っ最中でもあります。

「今回初めて2ヶ月間にわたるリリースイベントの最中です」

八木「今回はツアー先で、昼はリリイベ、夜はライブという形でやるところもあるので、各地の人にリリイベに参加していただけます」

--新曲『新・奇天烈物語』をもらったとき感想は?

八木「初めて曲を聴かせていただいたとき、“ザ FES☆TIVEだな”というのが第一印象で、メンバーの声が入ると、より迫力だったり、FES☆TIVEらしさが出ていて、“ファンの方が絶対好きになってくれる曲だな”と思って! この曲をアイドルフェスでいっぱいやっていきたいなと思いました」

「私が好きなタイプの曲で、曲調が目まぐるしく変わるのも楽しいんですけど、ラップの部分があって、その部分を作るにあたり、事前にメンバーがそれぞれ“FES☆TIVEへの思いを教えて”と聞かれて、私は“笑顔も涙もみんなメンバーと分かち合っていきたいです”ということを話したんですよ。それをもとにプロデューサーの玉屋2060%さんがかっこいい言葉にしてくれて! メンバーそれぞれの思いがこもったラップ詞にも注目していただきたいと思います」

--衣装やビジュアル、MVもインパクトありますね。

「派手ですね(笑)。今作から5人になったんですけど、メンバーが減ってもさらにインパクトがすごくて!」

八木「ステージでもインパクトを出させてもらってます!」

「衣装には“祭”以外にメンバーを表す漢字が一文字ずつ入っています。青葉ひなりちゃんだと“跳”とか。私、ラーメンが好きとずっと言ってたら“麺”という文字が入って(笑)」

八木(笑)

--可愛いかどうかちょっと微妙な感じが……(笑)。

「可愛いか可愛くないかで言ったら可愛くないです。でも気に入ってはいます(笑)」

八木「私は“正義”の“義”で、八木の“木”ですけど、“義理堅い”“義理人情がある”という意味を込めていただきました」

「アイドルらしからぬ衣装で、衣装を通じていじられてるなと(笑)。でもFES☆TIVEしか着れないような衣装でいいなと思います」

八木「茉莉ちゃんが青担当ですが、メンバーが卒業していって寒色系が茉莉ちゃんだけになってしまったので、今回の衣装にはメンバーそれぞれに青や緑が入っています」

「今までの衣装って自分のカラーのみという感じだったけど、今回カラフルな衣装なので、なんか自分の色だけど、カラチェンした気になります」

--そしてカップリングは3タイプそれぞれに、新曲と、既存曲の現メンバーでの再録が収録されているんですね。

「再録は嬉しいです。TYPE-A収録の『ドンドコ祭リズム-燃え上がれタイコちゃん-』は私がFES☆TIVEを知ったきっかけの曲で、特に思い入れがあります」

八木「えっ、私も! FES☆TIVEのステージを初めて対バンで見たとき、“タイコちゃん”をやってたんですよ」

「私は“タイコちゃん”が加入につながった曲です」(※詳細は近日公開のインタビュー後半にて)

--こんなに縁がある人がいるということは、それだけ代表曲ということかな?

「代表曲かといわれればそうでもないかもしれないけど(笑)、海外のファンの人がこの曲を好きなイメージもあります。インパクトがあるし……」

八木「中毒性がめちゃめちゃありますよね。振り付けも、“えっ!? なにやってるんだろう”というようなバタバタした振り付けで、“絶対私にはできないな”と思ったんですけど、加入したらできました(笑)」

--二人の声が入って音源化されるのは初めて?

「初めてです! 嬉しくて! ラジオに出演した時に昔の曲を流していただける際に、自分の声じゃなかった曲だけど、こんなふうに自分たちの声が入った曲が増えてくるのは嬉しいです」

八木「今回の再録曲はどれもファンの方からの人気が高い曲です」

「TYPE-Cの『ゴートゥーフェス☆』も人気の曲で、踊っていてすごく楽しいです。TYPE-B収録の『大江戸爆裂花火娘』は魅せる系の曲かな。オリジナルよりもちょっとアレンジが変わっていて」

八木「再録の3曲の中で一番変わりましたよね」

「超かっこいい! ライブでやるとみんな好きになりそうな。鳥肌立ちました」

--一方、カップリング新曲について。

八木「TYPE-A収録の『カンフーミラクル~愛~』は、デモ音源を聴いたときに、チャイナっぽい感じで海外の方にもウケそうだし、夏フェスでも盛り上がりそうだなと思いました。実際にレコーディングすると、メンバーの個性がめちゃめちゃ溢れ出る曲で、メンバーの声が入った音源を聴いたときに、超~いい!と思いました。“ほわちゃあああ!”だったり“あちょおおお!”だったり、ちょっとふざけ合った部分もあったり。振り付けについても“これはファンの方が大好きだろうな”と思いました」

「FES☆TIVEといえば客席で“横移動”というイメージですけど、この曲は“キョンシー”のイメージで、ファンの方と一緒にキョンシーのポーズで縦移動するところがあるんですよ」

--それはコロナ禍で横移動ができない中での楽しみ方かも。

「はい! そういうところも注目していただければと。あと今回の衣装に一番合いそうな曲だなと思います。中国のファンの方が『この曲好き』って言ってくれて。“イーアルサンスー”とか中国語の歌詞も入っているので、『それが嬉しい』と」

--そしてTYPE-B収録の『YURARI』。

「私『YURARI』すごく好きなんです! なんかデモ音源を聴いたときから、“あ、この曲は来るぞ!”って」

八木「わかる!」

「今までのFES☆TIVEって、一緒に盛り上がって一緒に楽しむっていう曲が多かったのですが、『YURARI』は魅せる系の曲だと思うので、今まであまり見せていない形の歌の魅力を見せられていると思うし、サビの振り付けもキレイ。これまでの曲は歌割が細かかったんですけど、この曲では一人ずつそれぞれの歌をじっくり聴いてもらえます。また今回初めて表題曲以外でもMVが作られて、MVからも今までとはちょっと違うオトナのFES☆TIVEが表現されていると思います。真っ黒の衣装で、アーティスティックな面を見せられていると思います。メンバーの中で一番人気が高いです」

八木「TYPE-C収録の『トライアングル』は女の子の三角関係を描いた曲なんですけど、歌詞を見ると“本当に可愛いな”と思って、『好きなんだけど、ねぇ……』『だいじょうぶそ?』とか問いかけ口調で、友達同士の会話の口調だったり、そういうのも新しいなと思いました。FES☆TIVEでは新しいタイプの曲です」

--FES☆TIVEって、恋愛とか女の子の日常的なやりとりを描いた曲は結構珍しいですね。

八木「個人的に『だいじょうぶそ?』というのが私の口癖なんですよ。メンバーと一緒にいるときにも言ってて、歌割りの前に歌詞だけ見たときに、メンバーから『ここ絶対八木だろ』と言われてたら、案の定私でした(笑)。『だいじょうぶそ?』は一発でOKになりました。普段言ってる『“だいじょうぶそ?”でお願い』と言われて」

--最後に改めてメッセージを。

八木「今回初めて全国ツアーとリリースイベントを並行してやっていく形なので、私たちにとって5人になってパワーアップする時間にもなると思います。またFES☆TIVEって地方にもたくさんファンの方がいて、最近緊急事態宣言が解除されて東京に観に来てくださることも増えたので、逆に私たちが各地のファンの方のもとにライブで行けることが楽しみです。今回初めて行く場所もあって、FES☆TIVEのライブの楽しさをいっぱい伝えていきたいなと思います」

「今回のリリースイベントでFES☆TIVEを初めて見たという方も多いので、そういう方にツアー公演も観ていただけたらすごく嬉しいし、ずっと応援してくれるファンの方には新曲をたくさん聴いて好きになってもらえると、私たちのモチベーションアップにもつながります! リリイベでも全国ツアーでも盛り上がってもらって、新しく好きになってくれる方も増えるようになればと思います。今回は週間ランキング5位以内に入ることを目指しています! 全国ツアーで初めて観てくれた人にも“FES☆TIVEってパフォーマンスすごいな”と思わせられるような魅せる曲も増えているので、そういうのを通じて好きになってもらえればと思います」

インタビュー後半は今回初登場、南茉莉花さんのソロインタビュー。近日公開!

FES☆TIVE(フェス・ティブ)

2013年に“お祭り系”アイドルグループとして結成。以降メンバーチェンジを繰り返しながら進化を続けている。2015年、『お祭りヒーロー』でメジャーデビュー。国内でのライブはもちろん、アジア各国をはじめ海外公演も積極的に行ってきた。今回のシングルから5人体制となり、新たなスタートを切った。

南茉莉花(みなみ まりか)1997年5月2日生まれ、神奈川県出身。元バスガイドの経歴を持つ。2018年FES☆TIVEに加入。

八木ひなた(やぎ ひなた) 2000年11月10日生まれ、東京都出身。これまで2つのグループでのアイドル活動経験を経て、2020年FES☆TIVEに加入。

13thシングル『新・奇天烈物語』は徳間ジャパンより11月24日発売。

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