【新井ひとみ インタビュー 2】新曲、DJ、プライベート…大いに語る「ソロでは自分がやりたいと思ったジャンルをどんどんやっていきたい」

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新井ひとみ
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東京女子流の新井ひとみさんが8日に、ソロ初のオリジナル楽曲『恋のミラージュ』をリリース。今作は”CITY POP”を題材としたレコードのイベント「CITY POP on VINYL 2020」を通じての発売となっている。楽曲は、韓国を拠点に活躍するプロデューサー「Night Tempo」がRemixを担当しているのが話題に。インタビュー後半では、その新曲をはじめ、DJプレイ、さらにプライベートの近況も聞いた。

■7月の東京女子流とのジョイントライブについても語った【インタビュー 1】

--『恋のミラージュ』は夏の夜に聴くとステキなBGMになりそうな感じですね。

「夏にぴったりの曲なので、みなさんのヘビーローテションにしていただきたいなと思います」

--今回はイベントありきのリリースということで、アナログレコード盤での発売となります。

「今回のレコードはカラーヴァイナル(色付きの透明のアナログ盤)になっていて、昨日実際にレコード盤を手にさせてもらったんですけど、盤が透けているんですよ! カラーが水色なので、涼しげな感じになっています。またTREE 13さんに手掛けてもらったアートワークの私の絵もすごくカッコよくて、飾っていてもデザイン的にオシャレな感じになるなと想像しながら舞い上がっていました(笑)」

--アナログ盤の魅力はジャケットが大きく、ファンにとってはコレクション的なありがたみもあります。

「今回は12インチで大きいんです。(ソロ2作目の)『少女A』でもアナログ盤を出しましたが、それは7インチで、それよりも大きくてびっくりもしましたし、私のソロの楽曲で、12インチのレコードを発売できるということがすごくうれしくて、だから早くみなさんの手元に届いてほしいなと思います。また今回グッズもすごく充実していて、Tシャツもすごく可愛いんです」

--『恋のミラージュ』はオンラインのDJイベント「「OMOTENASHI MATSURI- 2020 July -」で初披露され、先月末に行われた東京女子流と新井ひとみのジョイントライブの“DJひっと”(新井さんのDJ名義)のコーナーでフル公開されましたが、最近はDJプレイを披露する機会が増えていますね。

「昨年私が脚を怪我して、ダンスをできない期間のステージを補うためにDJプレイを始めたのがきっかけだったんですけど、せっかく機会をいただけて、より私のできる幅を広げたいなと思っていたので、今回のイベントはありがたかったです」

--ひとみさんのDJを見ていると、そのプレイに進化を感じさせられます。

「DJのイベントに出演させていただいたときに、まだまだ音楽のジャンルはいろいろあって、私が知らないものもたくさんあるということを気づかされる機会があったので、これからいろんな楽曲を聴いていかないとだめだなと思いました」

--DJでもやってみたいことがいろいろありそう。

「たとえばアニメの戦闘シーンで流れている曲とか、誰もがどこかで聴いてるんだろうけどあまり意識していない曲を持ってきて、『ここで流れてるんだよね』と紹介する感じで、みんなを驚かせたり(笑)、まだまだ私の知らないことがあったりするので、もっともっとDJの腕を磨いて進化していきたいなと思います」

--今はライブも完全な形ではできない状態ですが、逆に、自分を磨くためにはいい機会なのかもしれません。

「はい。最近は仕事絡みのこと以外でもやりたいことが増えてきて……。3月〜5月の自粛期間のときにはもともと好きだった料理を作ったりしていたんですけど、趣味とか特技を増やしていきたいなと思って、今何ができるかなと考えたときに、最近気になっているのが刺繍です」

--おお、それはまたどういうきっかけで?

「本屋さんでたまたま刺繍の本のコーナーを通りかかって、刺繍セットを目にして、今後どこかでプレゼントしたり、いろいろなことができるかなと思って。また『何ができますか』『刺繍ができるんです』というところから話が広がることもあるかなと」

--ハンカチにちっちゃな模様を作ったり?

「最初は白のシンプルなハンカチを買ってワンポイントで何か刺繍をして、そこからクオリティを上げていきたいです。最近シンプルなお洋服を着る機会が多いので、そこにワンポイントで刺繍を入れたり……。あと最近ワッペンもいいなと思っていて、お気に入りのワッペンを買って自分なりにアレンジするのもいいなと思ったりもしています」

--さて、話は新曲についてに戻りますが、前回までのインタビューで、ソロ「新井ひとみ」の目標として「オリジナル曲が欲しい」と語っていましたが、今回イベントきっかけとはいえそれが実現できました。

「すごく嬉しかったです! 昭和テイストの音楽をやっている私がいたことによって、今回Night Tempoさんと一緒にお仕事することができました。HMVとかでリリースイベントをやっているときに、Night Tempoさんのグッズなどを見ていて、一緒にお仕事をしたいと思って憧れて思っていたので、ステキな機会をいただけて、一緒にお仕事できて嬉しいです」

--今後ソロ「新井ひとみ」としてやってみたいことは?

「また新たにみんなをドキッとさせるようなことを考えていきたいなと思っています! 実は今そういうことを話し合ったりしているので、次の展開を待っていてほしいなと思います!」

--これまで昭和歌謡曲、80年代、90年代的シティポップといった、そういう時代のジャンルではまとめられていると思うんですけど、ソロとしてそれ以外のジャンルへの挑戦も?

「徐々に変化をかけていって、自分がやりたいと思った楽曲とか、これがいいかなと思うジャンルも広げていきたいです。やりたい楽曲じゃないと気持ちが伝わらないと思うので。まだやりたくて、みんながびっくりするような楽曲をやっていけたらいいなと」

--80年代しばり、90年代しばりに限らず?

「そうですね」

--ところで話はガラッと変わり、ひとみさんは朝起きるのが異常に早いというウワサがあります(笑)。朝4時とか。

「早いというか、寝てなくて、その時間にTweetしたりするんです。最近だと大学のテストの準備や課題が多くて、早く起きちゃったり、眠れなかったりしちゃうんです。あとはライブの日だとアドレナリンが出て眠れないこともあります。でも私はちょっと寝るだけで体力が回復するタイプなので」

--ただ、今の時期はたっぷり睡眠をとったほうがいいかもしれません。

「あ、免疫力が!」

--そうそう、できるだけ寝たほうが。

「その分食にはとても気をつかっています。野菜とかたくさん摂るようにしたいます。この間カレーを作ったんですけど、家にある野菜をバーっと入れたり」

--さて8月にまた東京女子流の配信ライブが予定されています。ここでも「新井ひとみ」のステージを見られるチャンスも?

「今の時点ではまだ決まっていないんですけど(取材は7月下旬)、あったらいいな、お楽しみに!というところで(笑)。みんなに楽しんでもらえることができたらいいなと思っています!」

(インタビュー・終)

新井ひとみ『恋のミラージュ』はCITY POPを題材としたレコードのイベント「CITY POP on VINYL 2020」で発売
https://onvinyl.jp/

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