【東京パフォーマンスドール インタビュー】6人体制がいよいよ本格始動 メンバーたちの今の思いは… 6/3に5周年ライブ

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東京パフォーマンスドール 2018年6月 6人体制初インタビュー
東京パフォーマンスドール 2018年6月 6人体制初インタビュー

東京パフォーマンスドールから、4月に行われたライブをもって3人のメンバーが卒業。6人体制で再スタートを切った。新たな一歩を歩き始めたメンバーたちに、6月6日に発売される新体制第一弾シングルについて、そしてこれからへの思いを聞いた。

5周年記念ライブ「The 5th Anniversary ダンスサミット」の模様

--6人体制になって1ヶ月以上が経過した今の思いはいかがですか?

高嶋菜七(リーダー)「寂しさはもちろんありますけど、寂しさというのは時が解決してくれるのかなと思いますし、もともとグループ全体としての動きのほかにユニットや少人数で動いていた部分もあったので、東京パフォーマンスドールとして6人というのは寂しいけど、でも前向きな気持ちではいます」

浜崎香帆(サブリーダー)「6人になりたての時には『少ないなぁ!これで人数合っている?』という感じだったんですけど、少しずつ慣れてきました」

--TPDといえば美しいフォーメーションも持ち味の一つですが、これから大きく変わることになりそう?

浜崎「3人減った分、全曲フォーメーションのチェンジをしなければならなくなり、それを先生にやっていただく曲もあるんですけど、今は自分たちでやることも多く、その話し合いをしてきました」

高嶋「今までも誰かが仕事や体調不良で欠けて、その子の分をカバーしなければいけないこともあったんですけど、今回に関しては新体制ということで、しっかりとしたフォーメーションを決めていかなければならない。『これが今の完成形です』というのを見せるためには一からじゃないとだめなので」

浜崎「新曲を一から作っていく感じです」

--高嶋さんは少し前『誰か一人でも抜ける時はグループが終わる時』というような話をされていましたが 、やはり驚きが大きかった?

高嶋「最初はもう『えっ⁉』という気持ちでした。結成した時からずっと一緒にやってきて、ほんとに誰かがやめる時はこのグループがなくなる時かなと思っていました」

上西星来「私も卒業という言葉はTPDにはないんだろうなと思っていました」

--卒業を聞いた時には、新たな夢を応援したいという気持ちだった? それとも「えっ!? それはないでしょう」というような思いも?

橘二葉「個人的には『それはないでしょう』って思っていました。卒業しちゃうメンバーに電話したりとかして…。でもやっぱり応援してあげなくてはと思って」

--意志が強さを感じたということですね。さて、そんな中、6月6日に6人体制初となるニューシングル『Shapeless』が発売されます。

高嶋「この曲はTVアニメ『BEATLESS』のエンディングテーマになっていて、アニメでは人間とAI(人間の姿をした人工知能)の恋愛や関わり方も描かれているのですが、その世界観に寄り添いながらも自分たちにも通ずる “信じることの大切さ”ということを表現しています。EDMベースなのですが、柔らかい雰囲気から始まり後半に行くにつれ徐々に上げていく展開で、私たちにとっては新しい感じの曲調でもありますし、よりシンクロした振りになり、新体制一発目としても新たな一面を見せられる意味でぴったりな曲なんじゃないかなと思います」

--カップリングには、ライブではすでに人気の曲が収録されています。なかでも『SHYNY LADY』はTPDの原点を思わせるような曲で、特に初披露時から人気が高いですよね。上西さんと櫻井さんが出演されているNHK Eテレ『俳句さく咲く!』でも起用されています。

櫻井紗季「私自身すごく響いた歌詞があって『変えたいのはきっと 景色じゃなくて自分で』というところなんですけど、全体的に歌詞にメッセージ性があると思うし、新たなステージに登っていきたいというTPDの気持ちを伝えることができます。ステージで初めてやった時から、ファンのみなさんも一緒に手を振ってくださって、TPDのセットリストの中で重要な曲になるんだなとすごく感じました」

--続いて『One Day One Life』について。

上西「将来に向けての自分たちの応援ソングというか、今やっていて足りないものをどうやってみつけて、どうやったら補っていけるかを言葉にしてくれていると思える曲。東京パフォーマンスドールが6人になって新しいスタートを切るターニングポイントを表すような歌詞です。結成当時、想像していたよりハードで戸惑った時のリアルな思いも蘇って、初心を取り戻させてもらえる内容で、自分たちを後押ししてくれる曲でもあります。自分たちが力強く届けて、リスナーの皆さんにもエールを送りたいです」

--今回のシングルはやはり全体的に再スタートにぴったりの曲が多い印象ですね。『Shapeless』のように直接それを表していない歌詞の曲でも、そういう空気感があって。そんな中、全く毛色が違うのが、浜崎さんと橘さんの二人による『BURN ME OUT』です。

浜崎「これまでのTPDには無かったタイプの曲です。二葉と二人でパフォーマンスをするのが初めてで、バリバリにダンスを踊る一曲。パフォーマンス命でやっていきたいです!」

「めっちゃ踊っています! 前のシングルの『TRICK U』を思わせるセクシーな感じにワイルドさが加わったので、皆さんをあっと驚かせられると思います」

浜崎「大人な部分を見せていきたいです!」

--“大人な部分”ということですが、橘さんは大丈夫?

「踊ったら大丈夫です! オトナのスイッチに入れ替えます(笑)」

--もう一曲『Kiss x Bang Bang!』については。

脇あかり「この曲はめっちゃかわいい! 両思いのラブラブ感があって、女の子が聴いてもかわいいなと思ってもらえるんじゃないかなと思います。映画みたいなストーリーになっています」

--そして今回のシングルには、上西さんと脇さんによるユニット「赤の流星」の『あなたに逢いましょう』も収録されています。この曲は配信シングルとしてリリース済みで、ライブでも歌われているので、ファンにはおなじみの曲ですね。

「ファーストワンマンライブのタイトルにもなっていて、『逢いに来てくれてありがとう』『私たちをみつけてくれてありがとう』という思いを込めています。『チャンスはどこにでもある、自分からつかみにいこう』という、メッセージも込めています」

--全6曲が収録、TPDの原点のような曲から、新しい面を見せる曲、ユニット曲まで多彩な内容で、ミニアルバムが作れるようなボリュームですね。フルアルバムも発売から1年以上たつので、一部アルバム用に取っておいてもいいのかなとも思いますが。

高嶋「いや、新体制一発目なので惜しみなくいきます!」

--シングルのリリースイベントはすでに始まっているんですよね。土日はずっとイベント?

高嶋「そうですね。あとは対バンライブと」

--そうなるとメンバーが減った感傷に浸っている時間もないような…。

一同「ないですね!」

--個人の活動もあるし。浜崎さんは4月から『ZIP!』(日本テレビ系)でも活躍中です。

浜崎「最近やっと雰囲気に慣れてきました」

--これまで食レポの経験などはなかったですよね?

浜崎「全然なかったです。やっぱり難しいですね。テレビ越しだと匂いも味も伝わらないし、3分半くらいの尺で伝えるのがなかなか難しいんです。日本テレビの水卜(麻美)アナウンサーの食レポの録画を見たりしながら研究しています。食レポ以外の時も頑張っています」

--今はどのくらいのペースで出演しているのですか?

浜崎「毎週1、2回です。スタジオ出演の日はみなさんが寝るような時間に起きています。朝の10時くらいが、みなさんにとっての夕方くらいのテンションです」

--ZIP!終わりでメンバーに会ったらびっくりされるかも?

浜崎「先日ZIP!の生放送終わりで、あかりと遊びました(笑)」

「その日はとにかくテンション高かったです。まだ午前11時くらいだったのに(笑)」

--赤の流星は今後も6月29日と7月27日に定期ライブが予定されるなど期待です。

上西「前回4月に行ったライブでは、二人だけのライブになることで、体力的なキツさや、やることの多さを思い知ったので、それを克服しつつ、パフォーマンスの面でダンスのシンクロや歌もレベルアップして臨みたいなと思います」

「本当に緊張して、第一部なんてほとんど何をしたか覚えてなかったくらい。今後は落ち着いて客席を見てパフォーマンスできたらと思います」

--最後にリーダーから、6人として活動するTPDとしての抱負を。

高嶋「6人になってすぐにシングルを出させてもらって、6人体制をみなさんに見せる機会に恵まれたので、私たちが今やるべきことを6人で一つ一つクリアしていけたらと思います。今まで応援してくださっているファンの方が『応援していてよかったな』と思ってくださるように、これからも頑張っていきたいなと思います。今はまず目の前のことに一生懸命に取り組んで、そして、その先にはずっと目標にしている日比谷野音でのライブも実現させたい。頑張ります!」

東京パフォーマンスドール●1996年に活動を休止した東京パフォーマンスドールが17年の時を経て、2013年、全国8800人の中から選び抜かれた新メンバーで復活。2013年8月より、演劇と映像、歌とダンスが融合した新感覚エンターテイメント「PLAY×LIVE『1×0』」を約1年にわたり開催。2014年6月、シングル『BRAND NEW STORY』でCDデビュー。2017年3月に中野サンプラザ ワンマンライブを実現。2018年4月にはメンバーの飯田桜子、小林晏夕、神宮沙紀が卒業、6人体制となった。

6月3日(日)、「The 5th Anniversary ダンスサミット」が、東京・日本橋三井ホールで開催。16時30分 開場 / 17時30分開演

高嶋菜七(たかしま・なな)1996年12月31日生まれ、兵庫県出身。https://twitter.com/nana_t_tpd_

上西星来(じょうにし・せいら)1996年8月14日生まれ、愛知県出身。https://twitter.com/seira_j_tpd_ https://www.instagram.com/seira_jonishi_tpd/ 

櫻井紗季(さくらい・さき)1997年3月8日生まれ、山口県出身。 https://twitter.com/isaki_s_tpd_

浜崎香帆(はまさき・かほ)1997年5月2日生まれ、福岡県出身。https://twitter.com/kaho_h_tpd https://www.instagram.com/kaho_hamasaki_tpd/

脇あかり(わき・あかり)1998年1月24日生まれ、大分県出身。https://twitter.com/akari_w_tpd

橘二葉(たちばな・ふたば)1999年3月5日生まれ、和歌山県出身。https://twitter.com/futaba_tachibana_tpd

■リリース情報
7thシングル『Shapeless』(作詞・作曲・編曲:kz)6月6日発売
TVアニメ『BEATLESS』2クール目エンディングテーマ
先行ダウンロード&ストリーミング:https://erj.lnk.to/RacXRWN 

<商品内容>
・初回生産限定盤A(CD+DVD)ESCL-5063~4/2,778円+tax
・初回生産限定盤B(CD)ESCL-5065/1,000円+tax
・初回生産限定盤C(CD)ESCL-5066/1,000円+tax
・通常盤(CD)ESCL-5067/1,000円+tax ※初回仕様あり
・アニメ盤(CD+DVD)ESCL-5068~9/1,528円+tax
・期間生産限定盤(CD)ESCL-5077/463円+tax

■「Shapeless (Special Ver.」ミュージックビデオ

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