モーニング娘。メジャーデビュー20周年記念日に初期メンバー5人が“ハロコン”に集結  安倍なつみ「感謝の気持ちでいっぱい!本当に奇跡」

アイドルユニット/グループ ニュース ハロプロ
モーニング娘。初期メンバーと現役'18メンバーたち。
モーニング娘。初期メンバーと現役'18メンバーたち。

ハロー!プロジェクトによるメンバー総出演での新春コンサートツアー『Hello!Project 20th Anniversary!! Hello!Project 2018 WINTER ~FULL SCORE~』の名古屋公演が28日、愛知県芸術劇場にて開催され、第一回目の公演にモーニング娘。の1期メンバー5名(中澤裕子、飯田圭織、安倍なつみ、石黒彩、福田明日香)がサプライズ出演した。

モーニング娘。は2017年9月に結成20年を迎え、卒業と加入を繰り返し現在までに総勢41名が在籍、最新メンバーは14期目に突入している。名古屋公演開催日となった1月28日はモーニング娘。にとってメジャーデビューシングル『モーニングコーヒー』のリリース記念日でもあった。

この日のコンサートは記念すべき楽曲『モーニングコーヒー(20th Anniversary Ver.)』からスタート。オープニングでステージに5人のシルエットが浮かび上がり、オリジナルメンバー5人が勢揃いで現れると会場は驚きで一気に湧き上がった。

昨年リリースされたデジタルシングル『愛の種(20th Anniversary Ver.)』で5人が再集結して以来、初のハロー!プロジェクトコンサートでの共演だ。2コーラス目からはモーニング娘。’18の現役メンバー13名がそこに合流し、楽曲の最後にはこの日参加したグループ全員がステージに登場。モーニング娘。から全てが始まったハロー!プロジェクトにとって、20年の歴史が一つになる形での『モーニングコーヒー』の合唱に会場からは大きな歓声が降り注いだ。

名古屋は5人がインディーズシングル『愛の種』を5万枚手売りで売り切った場所でもあり、トーク後にはもう一つの思い出の楽曲である『愛の種』がオリジナルメンバー5人のみで披露した。

■パフォーマンス後の5人のコメント

安倍なつみ
「ステージに出る前にすっごい緊張して、皆で震えながら『がんばっていきまっしょい!』って久々に5人で気合い入れをしてステージに上がったんですけども、ファンの皆さんがあったかくて。私のソロパートでなっちコールが聞こえてきてシビれた!感動しました。ここまでにいろんなことを振り返っていて、出会いとか別れとかもあったりしながら今日こうやって20周年を迎えられているってことに感謝の気持ちでいっぱいですし、本当に奇跡だなって思っています。この気持ちを忘れずにこの先も歩んでいきたいと思います」

飯田圭織
「本当にどうなるんだろう?て思ってて、この20年いろんなステージに立たせていただいた中でも、一番緊張したんじゃないかっていうぐらい緊張しましたね。ただステージに立ってファンの皆さんの声援を聞いたら感覚がパッと戻ってきて、全身で楽しんで歌えました」

石黒彩
「『愛の種』の振り付けでみんなの方を向く時にファン目線になってしまって、“うわかおりんだ!”、“めっちゃ安倍なつみだ”って思いで見てて、私たち普通に話もするんですけど、スイッチが入った時の輝き方がすごい素敵だなと思って、改めてこの振り付けでよかったと思ってます。」

福田明日香
「お久しぶりでした。やったぜ。5人揃ってやったぜ!みたいな感じですね。こんなに素晴らしい企画に呼んでもらえるとは流石に思っていなかったんですけど、誰かの卒業コンサートには見に行ったりして繋がりはずっとあったので。改めて本当にモーニング娘。がいろんな世代の方に愛されてて、私たちの頃から始まって今の現役の子たちやその後も頑張ってくれるメンバーがいて、すべての要素が揃っての今日を迎えられたことに本当に感謝です」

中澤裕子
「明日香との共演は去年の『愛の種』20周年の時に18年ぶりで、まさか5人でステージをやれるとは思っていませんでした。私たちも突然話を聞かされて、“えっ、明日香も出るの? 行きます”って感じで。歌の時はすごい緊張感のなかでやらせて頂いたんですけど、トークになると自分で煽っておきながら“懐かしい”って気持ちになっちゃって。お客さんも乗っかってくれて、私たちが活動してきた時期を知らない世代もいるはずなんですけど、ちゃんと“来たね!”って雰囲気を作ってもらえたことも含めて、全てにおいて凄く嬉しかったですね」

現在でも1期メンバーのみのLINEグループで交流を続けているという5人。グループ結成時には全員がソロ志望のオーディションから集められたため、安倍さんいわく「常にお互いライバル意識があった」そうだ。中澤さんは「今が一番仲がいいよね」と語り、他の4人もうなずいていた。

また、中澤さんによるとこの公演のリハーサル時に現役のモーニング娘。’18メンバーからサプライズのケーキが贈られ、その場にいた後輩たち全員からデビュー20周年へのお祝いの言葉もあったという。今後のアニバーサリーについてはモーニング娘。が続いていくことを全員で願いつつ、「“いつか齢いってから絶対『LOVEマシーン』踊らされるから体力はキープしておこうね”って話はしてるので、身近な目標として10年後を皆で目指します」と石黒さんがコメント。「次に皆が揃う時にはメンバー全員が揃えるぐらい、今のメンバーには頑張ってほしいなと思います。」と中澤さんが締めくくった。

中澤さんは加えてつんく♂さんに対し「つんく♂さん、どうもありがとうございます。私たち無事二十歳になりましたので、また、5人に曲を書いてください(笑)。よろしくお願いいたします」とメッセージを残した。

また、同日2回目の公演ではモーニング娘。誕生20周年記念ミニアルバム『二十歳のモーニング娘。』の収録曲詳細も明らかになった。収録の中で1期メンバーとも共演したモーニング娘。’18リーダーの譜久村聖さんは「この20周年を通して多くの先輩方とコラボして、今のモーニング娘。’18って頑張らなきゃいけないことがたくさんあるなと思いました。ステージでご一緒した今は、向上心が一杯あります」とコメント。最新メンバーである14期の森戸知沙希さんはステージを振り返り「1期の皆さんが揃った時に圧倒されて、現実なのかわかんないぐらい迫力があって本当にかっこいいなって思いました。輝きすぎて、眩しくて見えないくらいでした」と20周年を通して先輩の姿を目に焼き付けた様子を語っている。

■つんく♂コメント

モーニング娘。デビュー20周年 おめでとうございます。
そもそもASAYANという番組の中でオーディションしてたあの頃、いえ、「モーニング娘。」と命名したあの時に、誰が20年も続くと思っていたでしょうか。

それがなんということでしょう。
おかげさまで今日に至るまでに本当にたくさんのヒット曲に恵まれる事が出来ました。
これもひとえに、ご家族はもちろん、お友達や業界関係の方々、そして何よりもたくさんのファンの皆さんの日々の応援のおかげだと感謝の心でいっぱいです。

ひとつのグループの作品としても、これほどたくさんの作品を作ることが出来たこともそうですし、それだけでなく、たくさんのメンバーとの出会いによって、グループも僕の頭の中もいつもフレッシュでいることが出来ました。

単なるでこぼこという意味だけではなかった初期メンバーの強運さも感じるし、そのあとをここまで引っ張ってきた歴々のメンバーの「モーニング娘。愛」にも何度も驚かされてきました。

何もかもが揃っていたって、続けられなくなることの方が多いのが世の常。
それがこうやって今日を迎えることが出来たというのは、折り重なったこのプロジェクトに関わる運と愛だと思って感謝しております。

これからも欲をかく事なく、たくさんの作品と出会えると信じ、日々を楽しみにしていきたいと思います。

モーニング娘。の全ての時代の全メンバー、本当におめでとう。
そしてありがとう。
いつまでも愛ある歌を歌ってください!
ファンの皆さま、これからもどうぞよろしくお願いいたします!

■モーニング娘。誕生20周年記念ミニアルバム
『二十歳のモーニング娘。』収録内容
1.モーニングコーヒー(20th Anniversary Ver.) モーニング娘。 20th

2.WE ARE LEADERS! ~リーダーってのもつらいもの~ モーニング娘。リーダーズ(中澤裕子、飯田圭織、矢口真里、吉澤ひとみ、藤本美貴、高橋愛、新垣里沙、道重さゆみ、譜久村聖)

3.花が咲く 太陽浴びて モーニング娘。’18

4.ENDLESS HOME 安倍なつみ feat.譜久村聖・小田さくら

5.お天気の日のお祭り モーニング娘。’18

6.タネはツバサ(Wings of the Seed) 中澤裕子、石黒彩、飯田圭織、安倍なつみ、福田明日香

7.五線譜のたすき モーニング娘。’17

8.愛の種(20th Anniversary Ver.)
唄 モーニング娘。 20th

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