ももクロの初舞台「幕が上がる」 有安杏果“客席がドームより広く感じる”
4月30日、ももいろクローバーZが主演する舞台「幕が上がる」の初日開幕直前会見&公開ゲネプロが、Zeep ブルーシアター六本木で行われた。
「幕が上がる」は平田オリザ氏が高校演劇を題材にした同タイトルの小説を原作とし、ももいろクローバーZの主演の映画がこの春に公開されたばかり。今回は、映画メガホンを執った本業克行氏が演出をし、舞台版ならではでの瑞々しい青春群像劇として再び“幕が上がる”こととなった。
キャストは、映画と同じ役柄にももいろクローバーZの5人が扮する他、演劇部員として、伊藤沙莉、芳根京子、金井美樹、井上みなみ、多賀麻美、藤松祥子、坂倉花奈のフレッシュな顔ぶれが揃う。映画で日本中を感動させたももいろクローバーZが、初めての本格的な演劇の舞台への挑戦で、どれほどの演技を見せてくれるのか期待が高まっている。
前日のゲネプロ公演の前に行われた会見で、演出の本業克行氏は、「普段は映像の演出なので、舞台は慣れてないのですが、こんなに大きな劇場なので、みんなと気合を入れて頑張ります。」と少し固くなっているようだった。
演劇部の部長役の百田夏菜子さんは、「前の方は生き生きと声が届けられると思いますが、客席の半分ぐらいのところに壁を感じます。本番では後ろのお客さんまで届けられるように頑張ります。」と意気込んだ。
玉井詩織さんは、「映画も舞台も稽古の時から慣れないことばかりで、ドキドキしていました。私たちのやっている普段のライブとは会場の雰囲気が違うと思うので緊張しています。スタッフの皆さんと一緒に頑張ってきたので、成功させたい。」
高城れにさんは、「舞台では何があるかわからないですが、映画の中で吉岡先生が言っていた“答えは全て稽古場の中にある”という言葉を思い出しながら頑張ります。」と、いつになく真面目なコメントに逆に周囲からクスリとか笑いがもれると、「これからゲネプロを見ていただいて振り幅を確認して。」と言い訳をしてさらに場を和ませていた。
有安杏果さんは、「普段のライブではドームもありますが、この会場がとてつもなく広く感じます。後ろの人まで、ちゃんと届けられたらいいな。」
佐々木彩夏さんは、「私は普段から“声がデカイ”と怒られるので、声が大きくても怒られない現場で嬉しいです。今回も最後に“走れ”を歌わされるんじゃないかと不安でしたが、芝居に集中させていただいて歌わない方向で最後まで行けそうです。」とそれぞれコメントした。
すでに全ての公演が完売となっているが、千秋楽公演のライブビューイングでの上映が全国39館の映画館で行われることが決定した。こちらのチケットは、5月14日(木)よりイープラスとファミリーマート(店内Famiポート)で発売される。
舞台「幕が上がる」
5月1日(金)~5月24日(日) ※休演日あり。全27公演
会場:Zeep ブルーシアター六本木
公演案内:http://www.parco-play.com
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