AKB48グループじゃんけん大会 勝者はみるきー! こじ坂46を引き連れた小嶋陽菜惜しくも敗れる!川本紗矢、岩立沙穂など若手も健闘

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第5回AKB48じゃんけん大会より (C)AKS
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9月17日、日本武道館にて「AKB48グループじゃんけん大会~1/300ソロデビュー争奪戦~」が開催された。

これは予選をくぐり抜けたAKBグループ研究生及び姉妹グループ、そしてそれにAKB48メンバーを併せた総勢112名による決勝大会となる。優勝者に与えられるソロデビューの権利を賭けてそれぞれが熱い気持ちで火花を散らせた。

進行はA~Hブロックまで分けられたグループ毎に、まず一気にベスト16を選出。各メンバーとも地元アピールや特技披露など様々な衣装やパフォーマンスで会場を盛り上げた。

最初にAブロックに登場したのは今大会ダークホースとも言える川本紗矢。先日就任した『じゃがい問題研究所』助手のメガネ&白衣&じゃがいも姿の可愛らしさに会場はため息。対戦相手のハチ公のコスプレをした渋谷凪咲に勝利するとそのまま順当に勝ち進んでゆく。小林香菜のスクール水着や茂木忍の短ラン姿などの中、天井吊りのモニターにはドラマの予告が映され出演の柏木由紀が登場。共演している佐々木希も応援に駆けつけ会場は驚きの声に包まれた。

Aブロック注目の高橋みなみVS山本彩はお互い東京タワー、通天閣のコスプレをして登場。胸には「東京」「大阪」駅の看板が。あいこが続き一旦後ろに下がろうとした高橋みなみは段差に気付かず転倒。運が離れたのかそのまま次の勝負に敗北。「いやな予感がしたんですよねー。」と言いながら胸の「東京」の看板を山本彩に託す。山本彩は3回戦で柏木由紀に破れベスト16にも残れず、思わずステージに上ってきた高橋みなみは「なんでやねん。」と大阪弁でつっこみ。

Aブロックからは川本紗矢、柏木由紀がベスト16に進出となった。

Bブロックは川栄李奈VS木﨑ゆりあのおバカ頂上決戦とも呼ばれる対戦といずれAKB48を背負って立つと言われる大和田南那の動向に注目が集まる。最初に登場したのはその川栄李奈。ラッキィ池田に伝授されたとの事で「おへそ好きー」と謎のダンスで登場。理解に苦しむ会場であったが延々と続く「おへそ好きー」の音楽になんとかコールを合わせる。結果、おバカ対決は木﨑ゆりあに軍配。空しくステージを降りる川栄李奈の姿。大和田南那の対決では前田亜美のグーからチョキに変化する後出し、というハプニングが。前田亜美自身も力みすぎておかしくなったと驚きの表情だが、レフリーイジリー岡田の冷静なジャッジにより大和田南那勝利。

そのまま順当に勝ち進みベスト16には大和田南那、東由樹が進出。

Cブロックでは乃木坂46兼任の生駒里奈が小嶋陽菜と対決。生駒里奈が緊張の面持ちでステージに立つと、突然乃木坂46『ガールズルール』がかかり小嶋陽菜が乃木坂46のメンバーを引き連れ登場。川後陽菜、永島聖羅、斉藤優里、中田花奈の4人が“こじ坂46”のタオルを手に踊る姿に生駒里奈唖然。対戦中も4人を引き連れる小嶋陽菜はこの勝負に勝ったら生駒里奈にもこじ坂46を兼任して欲しいと要求。生駒里奈も勝利の際にはお胸を触らせて欲しいと条件を提示し対決。勢いに負けたのか勝負は小嶋陽菜が勝ち、生駒里奈はその軍門に降った。胸に関してはこじ坂46に入ったおかげで「徐々に触らせていきたい。」と許しを得た。

Cブロックはそんな勢いに乗る小嶋陽菜と荒井優希がベスト16に。

Dブロック注目はセーラーマーズコスで登場の入山杏奈、クリィミーマミコスで登場の島崎遥香など。初戦の朝長美桜、松岡菜摘のHKT48対決も注目されたが、現在勢いに乗る朝長美桜が勝利。朝長美桜はそのまま入山杏奈にも勝利し順当に駒を進める。一方の島崎遥香は同チーム後輩の武藤十夢に勝利するも困ったような表情。続く朝長美桜との対戦では敗退し「ホッとした。」と言い会場も盛り上がる。誰に優勝して欲しいか?の質問には「誰でもいい。」と、これには会場爆笑。

ベスト16にはそのまま勝ち進んだ朝長美桜と初戦敗退の常連だった宮崎美穂が自身も驚きを隠せないまま進出となった。

EブロックはAKB48の若手達がしのぎを削るブロックとなった。ステージ脇で同僚達が心配そうに見守る中、岡田奈々、大島涼花、岩立沙穂が駒を進める。3回戦では拳を振り上げ岡田奈々が高城亜樹に勝利、成長著しい宮脇咲良を岩立沙穂が降す等、若手純AKB48として底力を見せ、ベスト16へと勝ち進んだ。

Fブロックは峯岸みなみ、渡辺麻友が登場。峯岸みなみは村山彩希に勝利するもやはり先輩としての気持ちからか複雑な表情。続く佐藤妃星には敗退し、悔しがりつつも勝者にエールを送る。渡辺麻友は“チョキ出します”と書いた心のプラカードを持ってステージへ。そのままチョキを出し、敗退。「素直過ぎた。」と真顔で答え総選挙との二冠はならず。大先輩と総選挙1位に勝利した佐藤妃星と永尾まりやがそのままベスト16入りとなった。

Gブロックは前回優勝者の松井珠理奈が横山結衣と1回戦で対決。前回全てをパーで勝った松井珠理奈の手を読み横山結衣がチョキを出すも松井珠理奈はグー。策士策に溺れる形で悔し涙を飲んだ横山結衣であった。大声援で迎えられた若手ホープの向井地美音も敗退し、ベスト16にはちわわの着ぐるみで登場した小谷里歩とHKT48からAKB48に移籍した中西智代梨が進出。共にベスト16入りしたHKT48朝長美桜が中西智代梨にステージ脇に駆け寄り抱き合う場面も見られた。

最終組Hブロックでは初代チャンピオン内田眞由美が岩と肉のコスプレで自身が焼肉店を始めた事にかけてアピール。やはりじゃんけんが強いのかそのままベスト16入りを決めた。チーム8からは太田奈緒が駒を進め、最後に残ったチーム8として敗戦したメンバーの祈るような応援を背に受けて挑んだがラスト、渡辺美優紀に敗北。粘り強さを感じさせた内田眞由美、渡辺美優紀がベスト16に駒を進めた。

そして、

川本紗矢、柏木由紀、大和田南那、東由樹、小嶋陽菜、荒井優希、朝長美桜、宮崎美穂、岡田奈々、岩立沙穂、佐藤妃星、永尾まりや、小谷里歩、中西智代梨、内田眞由美、渡辺美優紀、

と出揃った16名。さらにソロデビューに向けての戦いが繰り広げられる。

川本紗矢VS柏木由紀は川本紗矢の勝利。敗退した柏木由紀は「この辺で負けるだろうと思って帰っちゃった。」と佐々木希がすでに会場にいない事を告げ会場からは笑い。続く対戦では大和田南那、小嶋陽菜、宮崎美穂、岩立沙穂、永尾まりや、小谷里歩、渡辺美優紀らが勝利。岡田奈々VS岩立沙穂は同じチーム4の若手同士という事でAKB48メンバー総立ちで見守る中、岩立沙穂が勝利。硬い握手を交わし次へと駒を進める。

準々決勝は川本紗矢、小嶋陽菜、岩立沙穂、渡辺美優紀が勝利し、ベスト4へと進出。

準決勝まずはデビューして1年も経っていないドラフト生川本紗矢と初期メンバーである小嶋陽菜の対決。川本紗矢にはドラフト生が手を組み祈りをささげ、小嶋陽菜には生駒里奈を含めたこじ坂46がバックに付く。「はじめてのじゃんけん大会でここまで来れて緊張しています。」と話す川本紗矢に対して、「ここまでへらへらしてきたんですけど、初めて勝ちたいと思ってます。」と小嶋陽菜。勝利は貫禄の小嶋陽菜に傾き、決勝進出へ。

準決勝第2試合は岩立沙穂VS渡辺美優紀。ファンとしてじゃんけん大会を見に来ていた事もある岩立沙穂は信じられないと今の状況を話す。ステージ下では髙島祐利奈、大島涼花など同期メンバーや込山榛香など若手メンバーが身を乗り出して必死に応援する。それを迎え撃つのは渡辺美優紀。NMB48の山本彩や兼任しているSKE48の須田亜香里などの応援にも熱が入る。対決は2回のあいこの末、渡辺美優紀の勝利。決勝は小嶋陽菜VS渡辺美優紀のベテラン対決となった。

そのまま間を置かずに決勝の時間となり、上り詰めた二人の対決が始まる。小嶋陽菜の後ろにはやはりこじ坂46が付き「9年間でやっと本気を見せる。」と会場を沸かせると、ラムちゃん風衣装の渡辺美優紀が「明後日21歳の誕生日を迎える。」と運気の強まりを見せ立ちふさがる。300人の頂点に立ち、どちらがソロデビューとなるか、緊張に包まれる会場。イジリー岡田レフリーのじゃんけんぽんの声が響くとまずはお互いグーを出しあいこ。息をのむ会場にもう一度“じゃん けん ぽん!!”の声が響く。

小嶋陽菜がチョキ、渡辺美優紀が再びグー。勝利の女神は渡辺美優紀に微笑んだ。

会場からは「みるきー」コールが沸き起こり涙を浮かべる渡辺美優紀。「(ソロで)みなさんに恩返しが出来るんじゃないかと思います。」と応える。小谷里歩、山本彩とコメントがあり、最後に総監督高橋みなみから一言、という所で突如会場が暗転。ここでサプライズでAKB48新シングル選抜メンバーの発表が行われる。

次回シングルはWセンター。渡辺麻友、そして宮脇咲良。

突然の発表にどよめく会場と震えが止まらない宮脇咲良。Wセンターとして渡辺麻友がかけより優しく抱きかかえる。続けて松井珠理奈、島崎遥香と続々と名前が呼ばれる。選抜常連メンバーの中、白間美瑠や川本紗矢、森保まどかなどの意外な名前も呼ばれ驚きの会場。

そんな中、周りにいたメンバーが名前を呼ばれ一人になり、肩を落とし落ち込むようにうつむく田野優花。次々に後輩の名前も呼ばれていく中、さらに深く肩を落としていく。しかし次の瞬間「AKB48チームK、田野優花」の声がかかり、はっと驚いたように顔を上げる。そのまま泣き崩れ、動けなくなった所に北原里英がそばに寄り添う。そこに同じく選抜となった横山結衣が駆けつけ田野優花を抱きかかえる。しばらく抱き合ったまま落ち着くのを待ちステージへ向かう二人。ステージでは高橋朱里と抱き合いようやく田野優花は笑顔を見せる。サプライズは続き、最後はチーム8からも中野郁海が選抜入りとなった。

騒然とする会場の中、途中となっていた高橋みなみが再び締めの言葉を話す。「9年間の本気を出すと言っていたけど本気を出せずだったね。」と小嶋陽菜に一言言い会場を笑わせた後は渡辺美優紀に激励の言葉。そして「ありがとうございました!」と総監督としてきちんと締め、イベントは終了。メンバーがステージを去っていく中、ステージセンターに設置されていた王座に渡辺美優紀が座ると、再び「みるきー」コールが起こる。記念の一場面と彼女の勝利の微笑みで有終の美を飾った。

オフィシャル写真提供:(C)AKS

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