【鈴木愛理インタビュー】「ほかのメンバーの声が聞こえる曲、℃-ute 解散を思い出しちゃう曲…思い出の中で感情の起伏のある曲全部入っています」
ソロシンガーの鈴木愛理が5日、全国ツアー「鈴木愛理 LIVE PARTY No Live,No Life??」の初日公演を東京・Zepp Haneda にて開催。ここでは、その公演直前に行ったというオフィシャルインタビューを紹介する。
--2022年6月30日で芸能生活20周年を迎えたことについて、現在の心境をお聞かせください。
「“20周年”と言葉ではたくさんいただきますし自分でも言ってはいるんですけども、実際はそんなにすごく感じる機会が今までなくて。ファンの皆さんが20年間の歴史をまとめてくださっているのを動画やSNS で見て『あぁ、私小さい頃からやってたんだな』と感じてはいたんですけど。やっぱり、唯一20年間ずっとやり続けてきたのが音楽だったので、“音楽で20周年を振り返ってないから皆さんも20周年を体感する機会がなかったんじゃないかな”ということで今回のライブは私の希望もあって20周年を感じるセトリにしました。なので、やっとこのツアーのステージでちゃんと感じられるかなっていう感じです」
--公演セットリスト、メドレーを含めると一公演で50曲という大ボリュームですね。
「これでも結構曲数を絞りました。悩んで悩んで、これだけ入れても全然足りなくて。楽曲は2002年のものから選んでいって全部の年をさらえるように組んでいます。ちょうど今の音楽プロデューサーが℃-ute マネージャーも経験している方で、私とその方だけが今唯一チームAiriの中で私の歴史も今の歴史も知っている人。だから二人であたまを抱えながら『いやこれは!』『入れたいけど!こっちと比べたらこっちかな?!』って考えながら入れました。すごい大変で時間かかったんですけど、でも制作段階からとても愛を感じながら作っていたので、伝わるといいなと思ってます。今回はこだわりがあって、20周年の活動の中でライブをしてきた記憶が一番多かったので、そういう時に一番最初にライブって考えた時の記憶ってファンのみなさんの声援だったんです。それでもコロナ禍で聞こえない状況なので、あえて Buono!のラストライブと、℃-ute の解散ライブからファンのみなさんの声援を抜き取って今回入れてるので、みなさんは声を出せないんですけど『声が聞こえてくるように作りたい!』ってリハの最後のほうで無理やりお願いして入れてもらいました。なので、声が聞こえるていでパフォーマンスするところがいくつかあります。20周年中15年はハロプロのメンバーとして活動していたので、どう考えてもその環境がなかったら今の私はないなっていうのを改めて感じますね。一つ一つの出会いや繋がりもそうですし、曲も全部そうなんですけどハロプロ時代の自分があってこそという気がしますし、Buono!に関しては、アニメに携わってきていたっていう部分では昔からだったんだなと思ったりするところもありつつ、ソロになってからはあえて歌ってなかった曲が多かったんですよ。ほかのメンバーの声が聞こえてくるような曲とか、どう考えても℃-ute 解散を思い出しちゃう曲とか。そういうのはソロになってから歌うのを避けてきていたんです。今回は転機になる曲は全部入れたので、結構そういう思い出の中で感情の起伏のある曲とかも全部入っているので、一気に振り返ってもらえるかなって思います。(ちなみに、℃-ute メンバーについては)SNS に頻繁にあげてはいないですけど、普段からたまに会ったりとか連絡とったりはしてるので、みんなの愛する℃-ute は健在です(笑)」
--大ボリュームの曲数になりましたが、いざメドレーを組んで振り入れしてみて、いかがでしたか?
「ソロ曲は新曲なのでそちらは確認したんですけど、メドレーの曲たちは身に染み込んでいたので、メドレーとして歌いだしを確認しただけで歌詞もダンスも確認はしなかったんですよ。自分でもちゃんと入っているもんだなって思って嬉しかったです」
--20周年イヤーの目標、そして今後の目標があればお聞かせください。
「20 周年イヤーも今年が終わったらあと半年とあっという間なんですけど、このツアーが始まるまでには、ドラマに出演したりとか写真集の発売があったり、自分のコスメブランドで動きがあったり立て続けにおこってきた2022年だったんですが、ここで音楽を通して歴史を振り返ってもらって繋がりをもう一回感じてもらうことができると思います。来年の半年間も予想のつかない驚きの多い、まだまだ 20 周年が終わりじゃなくて通過点だっていうふうに、未来を見てもらえるような活動をしたいって思います」
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