中山咲月、トランスジェンダーであることを告白 初のフォトエッセイ『無性愛』で思い明かす

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中山咲月
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モデルで俳優の中山咲月さんが、初のフォトエッセイ『無性愛』(ワニブックス)を9月17日に発売。トランスジェンダーであることを告白、そして恋愛感情を持つ事が出来ない無性愛者であることを語っている。

中山さんは現在22歳。これまで雑誌『ピチレモン』専属モデルやテレビ番組『すイエんサー』(NHK Eテレ)のすイエんサーガールズなどで活躍した。そして俳優として初出演した『中学聖日記』(TBS系)のジェンダーレスな役が話題に。2020年には『仮面ライダー ゼロワン』亡役に抜擢。2021年、日本の結婚観に一石を投じたオンライン演劇『スーパーフラットライフ』に出演し話題に。

「中山咲月は、トランスジェンダーです。今まで女性役を演じたこともありますが、女性として認識されることは辛く、性別という枠を越えて俳優業をやらせていただきたいと心に決めました」と宣言する中山さん。「トランスジェンダーというと、『じゃあ女性が好きなの?』と聞かれることがありますが、自分はこれにプラスして無性愛者(asexual)の特性も持っています。自分ですら扱いにくい性別ですが、無性愛者のセカイを、人に伝え、知ってもらいたい。そんなふうに思い、このフォトエッセイを出版させていただく運びになりました。性別の枠を越え、人間・中山咲月としてご覧いただけたら、こんな幸せなことはありません」とコメントしている。

【中山咲月メッセージ】
共感してほしい、理解してほしいのではなく、知ってほしい。

周りに伝えていくことが「自分の理想」を押し付けてしまうようで、ずっと怖かったんだと思います。
でも、自分の気持ちにフタをせず、自分らしく生きてみようと、やっと踏ん切りがつきました。

また本書の発売を記念して【オンライン/対面】個別トーク会開催決定。 オンラインは9月17日(金)HMV&BOOKS online、対面イベントは大阪9月18日(土)HMV&BOOKS SHINSAIBASHI、東京9月19日(日) HMV&BOOKS SHIBUYAにて開催。